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最強の称号は誰の手に? 新機体「カプル&コレンカプル」の姿も確認できた「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト」プレミアムドッグファイト2013 決勝大会レポート
イベント全体の司会進行役としてタレントの椿姫彩菜さんが登場し,歴代「ガンダム」シリーズに出演経験のある声優の岡本信彦さん,鈴村健一さん,神谷浩史さん,ガンダム芸人としてお馴染みの若井おさむさん,ぬまっちさんらもゲストとして登壇した。本稿では,そのイベントの様子をレポートしていこう。
「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト」公式サイト
司会進行役を務めた椿姫彩菜さんは,「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のヒロイン,ルナマリア・ホークのコスプレ姿で登場。ニーソックスとミニスカートの組み合わせが生む絶対領域まで完全再現 |
アムロのモノマネでお馴染みの若井おさむさんと,同じくシャアのモノマネで有名なぬまっちさん。こちらはアムロとシャアのボイスを完全再現(?) |
対戦台はすべてチームごとに区切られ,それぞれのチームが集中して戦えるような環境となっていた |
ステージでゲストと戦う「トークバトルライブ」開幕
アトラクションでは,本来決勝トーナメントまで勝ち進んだプレイヤーしか座れないステージ上の筐体を利用して,来場者やゲストがバトルを繰り広げる「トークバトルライブ」が行われた。
第1戦の対戦カードは,本大会において実況・解説を担当する黒日さん&店員Aさん対来場者チーム。ただし,背後では若井おさむさん&ぬまっちさんがアテレコをするため,使用機体はすべて「シャアかアムロが搭乗している機体」という“縛り”が課されることに。
しかし,ステージに上ったメンバーはそんな縛りをものともせず,両チームがゲージを削り合う一進一退の攻防を展開。アテレコのテンションもそれに合わせてヒートアップし,来場者チームが勝利した際には,ぬまっちさんが役を忘れて「いけ! よし! よくやった!」と叫んでいたほど。少佐殿も戦いの中で我(役)を忘れることがあるようだ。
続く第2戦,第3戦には,サプライズゲストとして声優の鈴村健一さん,神谷浩史さんが参戦。第2戦の椿姫さん&店員Aさんチームと岡本さん&黒日さんチームの対戦では,声優陣によるアテレコが行われたのだが,“本物”の演技によって,会場の盛り上がりが一気に加速した。
そしてステージ最後の対戦となる第4戦では,鈴村さん&椿姫さんチーム対岡本さん&神谷さんチームというバトルが繰り広げられた。使用機体はもちろん,各キャストが演じたキャラクターの搭乗機体で,椿姫さんは,コスプレ元のルナマリアが搭乗したガナーザクウォーリアで参戦することに。
スタート直後から先制攻撃をヒットさせ,試合のペースを握ったのは,岡本さん&神谷さんチーム。鈴村さん&椿姫さんチームも,神谷さん操るラファエルガンダムを撃破するなどして巻き返しを図ったが,勝勢を維持することはできず,最終的には岡本さん&神谷さんチームの勝利となった。「ガンダムVS.シリーズは初代作品からずっとプレイしてきている」と豪語する神谷さんの底力が活きた結果といえるだろう。
新機体「カプル&コレンカプル」が発表&最新PVが公開に
ステージアトラクションの終了後,シリーズ総合プロデューサーの馬場龍一郎氏によって,同作の今後の展開が発表された。5月28日のオンラインアップデートで追加される新機体「ガイアガンダム」と,6月末に追加予定の「カプル&コレンカプル」の特別PVが公開されたのだが,カプル&コレンカプルに関しては,これが初出の情報となる(ガイアガンダムに関しては「こちら」)。
なお,イベントの最後には,ガイアガンダムとカプル&コレンカプルが使用可能となっているフリープレイ筐体が開放され,来場者たちが熱心に機体性能を研究していた。カプル&コレンカプルに関する詳細は不明だが,アップデートは6月末に予定されているということなので,近いうちに公開されるだろう続報に期待したい。
優勝するのは前回王者かチャレンジャーか
ついに全国最強チームが決定する
続いては,最初に行われた決勝予選の雑感を交えつつ,ベスト8チームによる決勝トーナメントの模様をレポートしよう。
決勝予選は,声優の岡本信彦さんによる開会宣言とともに幕を開けた。ここでは,出場チームをA〜Hまでの8ブロックに分け,128のチームが8チームまで絞り込まれた。ルールは,時間制限240カウントの1本勝負だ。
全国ベスト8に残った8チーム16名のトッププレイヤーたち。この中から“全国No.1”のチームが選ばれることになる |
実況と解説を担当したのは,有名プレイヤーである黒日氏と店員A氏の2人。大会中は,制作プロデューサーの大久保人氏も解説に加わった |
今回の大会では,全体的に高コスト機体を軸として,それを中コスト機体が補助する編成が多く見られた。その中でも,現バージョンにおいて圧倒的な攻撃性能/機動性能を持つウイングガンダムゼロは,数多くのチームに組み込まれており,対抗プレイヤーにとっての大きな脅威となった。この強力な機体をいかにして攻略するかが,本大会における最大のポイントとなっていた印象だ。
だが,そこは全国予選を勝ち上がってきた猛者たち。強力な機体は,強ければ強いほど「対策が練られ尽くしている」ことが多い。1本勝負で勝敗が決定するこの戦いでは,番狂わせも十分に有り得るのだ。実際に,下馬評では不利とされていたユニコーンガンダムや∀ガンダムなどの機体も,惜しくもベスト8には残れなかったものの,かなりの健闘を見せていた。
ベスト8決定の時点では,一般的に“鉄板”の組み合わせとされるウイングガンダムゼロ&ガンダムMk-IIのタッグを使用するチームが目立っていたが,最終的には「フルブースト終わった」チーム(リボーンズガンダム&ジオング)と,「風雲再起ポニーちゃん」チーム「ウイングガンダムゼロ&ガンダムヘビーアームズ改(EW版)」という,やや珍しい組み合わせの2チームが最終決勝に駒を進めた。
単純に考えれば,「フルブースト終わった」側が厳しい戦いを強いられそうな感じもするが,同チームのリボーンズガンダムを操るメイプル氏は,前回大会の優勝者でもある。この大会ですでに,何度もウィングガンダムゼロとの対戦に勝利していることもあり,むしろ「風雲再起ポニーちゃん」が王座に挑むチャレンジャー側……という見方もできる。
決勝戦は,両チーム共に射撃をばら撒きつつ,中距離戦を展開する形でスタートした。大ダメージの射撃攻撃が飛び交う中,印象深い動きを見せたのは,ウィングガンダムゼロのローリングバスターライフルを的確にガードし,モードチェンジと多彩なキャンセル動作を駆使するリボーンズガンダムだ。
ウィングガンダムゼロ側も,射撃の誘導(追尾性能)を無視できるゼロシステムと覚醒を併用して反撃するが,ジオングの射撃に接近を妨害されてしまう。そして,そのまま最後まで試合の流れを握り続けた「フルブースト終わった」チームが2連勝し,全国最強の称号を2年連続で手にする形となった。
「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト」公式サイト
- 関連タイトル:
機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト
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