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[G-Star 2011]新作MMORPG「ARCHLORD II」は,ヒューマンとオークの戦いがテーマに。武器の変更でクラスが変わる“フリークラス”システムを採用
そんな最新作を見るべく,さっそくブースの試遊台でプレイしつつ,同社のPublishing Team Assistant ManagerのDaniel Jeon氏に話を聞いてきた。本作は2011年11月1日に制作が発表されたばかりなので,まだ話せることは多くないそうだが,概要的なものは聞けたのでここで紹介しよう。
まずは,前作ARCHLORD PARTIIとの違いを聞いてみた。前作はギルド同士の戦いがテーマだったが,今回は「ヒューマン」と「オーク」の戦いがテーマになっている。プレイヤーはヒューマン側の“エイムハイ陣営”と,オーク側の“デモリッション陣営”に分かれて戦うPvPがメインだ。また,それ以外のPvPコンテンツもいろいろと追加されており,攻城戦は大きくスケールアップしているとのこと。詳しくは話してもらえなかったが,“占領戦”というコンテンツが大きなポイントになるという。
開発の現段階では,100人以上のプレイヤーが参加できるの対人戦を実現しているが,もちろんこれがMAXではなく,最終的には数百人vs.数百人で戦えるようになるというから,かなり期待できそうだ。
本作のもう一つ大きな特徴は,“フリークラス”の採用だ。これは,プレイヤーキャラクターではなく武器にクラスが設定されるというもので,武器系統(剣系や杖系,弓系など)ごとのレベルアップが可能になっている。そのため,キャラクターは武器を変更するだけで,いくつものクラスが体験できるわけだ。
武器の種類としては,ヒューマン,オーク共に現在4種類ずつ用意されているが,これも今後増えていくようだ。
実際に本作をプレイしていてまず気がついたのは,戦闘中でも武器の変更が可能であること。Daniel氏に聞いてみたところ,武器,つまりクラスをどんどん変えて戦うという戦略性が,本作の面白い部分であるとのことだった。
接近戦では剣士として戦いつつ,大きな一撃が欲しいときにはキャスターに変更し,ダメージが溜まってきてしまったらヒーラーになって回復,といった戦いが可能なのだ。
武器の切り替えはワンボタンで一瞬にして行える(同時にスキルバーもその武器に応じたものに変更される)のだが,試遊台でプレイしたところ,これはあらかじめセットした2種類の武器に限定されているようだった。また,ステータスやスキルはポイントを消費して上げていくので,最初はさまざまな武器を試しつつも,慣れてきたところでメインにしたいクラスを絞っていくという育成スタイルになりそうだ。
本作のゲームエンジンに関しても聞いてみたところ,本作は「The Elder Scrolls IV: Oblivion」をはじめ,多くの作品で使われている「Gamebryo」を使用しているとのこと。昔から使われているエンジンだが,それだけに,あまりスペックの高くないPCでも軽快なアクションが楽しめるだろう。
最後に今後のスケジュールについて聞いてみたところ,開発はまだ始まったばかりだが,2012年の上半期に韓国でクローズドβテストを行いたいとのことだった。海外展開などはまだ先の話になるようだが,前作のファンを含めて本作が気になる人は,今後の動きに注目しよう。
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ARCHLORD II
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