インタビュー
来年にはPS4版も。神の武器「レリック」でクラスにとらわれないスキルセットを構築できるMMORPG「Weapons of Mythology」開発インタビュー
ちなみに,当初このゲームの開発元はXPEC Entertainmentとされていたのだが,そこから開発部隊が独立してGamemagが設立されており,本作の開発も引き継がれている。
自由自在な「セカンドクラス」を構成できるレリックシステムとは?
4Gamer:
※CBTはすでに終了しています
Chou氏:
このゲームの最大の特徴はレリックシステムです。これはレリックというアイテムを使って無限大のセカンドクラスを提供できるシステムです。レリックとは「神の武器」に当たるものなのですが,これによって戦闘ではさまざまな変化を楽しめるようになります。
4Gamer:
具体的にいうとどんな感じなのでしょうか。
Chou氏:
プレイヤーは,まず自分のクラスのスキルが使えます。それに加えて,使用しているレリックにもスキルがあって,その組み合わせで通常のクラス分けとは違った多様性が出せるようになります。例えば,プレイヤーのクラスがヒーラー(プリースト)であっても,レリックを持たせることによってタンクのスキルを付けることができるといった感じです。
レリックにもレベルがあり,育成・強化ができます。ゲーム内には100種類以上のレリックが実装されており,クラスとスキルの組み合わせは膨大になります。例えば,インスタンスダンジョンで「今日はこのダンジョンでこのレリックを使う」「明日は別のダンジョンで別のレリックを使う」といった戦略的な運用ができます。
アサシン |
プリースト |
ウォーリア |
アーチャー |
メイジ |
4Gamer:
レリックの入手方法を教えてください。
Chou氏:
獲得方法は3つあります。まず,ゲーム進行とともにアイテムドロップとして入手できるものです。アイテムモールでは特殊な外見のレリックが販売されます。最後にイベントで配布されるレリックがあります。
4Gamer:
レリックは簡単に入手できるものなのですか。
Chou氏:
レリックにはベーシックなものとレアなものがあって,ベーシックなものはゲームを進めていれば自然と集まります。レアなものはイベントやダンジョンなどに潜って探さなければなりません。
日本に向けて開発したオリジナルなレリックもありますよ。現在,いろんなレリックを日本向けに調整しているところです。
4Gamer:
神の武器ということで,武器の形をしたレリックが多いのですが,クラスによって使用制限などはないのですか。
Chou氏:
もちろん,クラスごとに適したレリックというのはありますが,使用制限はありません。やろうと思えば,イベントなどで種類を制限をすることもできなくはありませんので,要望があれば検討します。
ペットは進化して人型に。日本独自ペットも登場
4Gamer:
Chou氏:
もう一つの特徴はペットシステムですね。ペットは,最初はゲーム内の動物の形をしていますが,成長するにしたがって人の形になってきます。成長の4段階めで人型になりますが,人型になるとペット用のアバターアイテムを使用できるようになります。インスタンスダンジョンでのレアドロップでしか入手できないペットアバターなどもありますので,ぜひ集めてみてください。
4Gamer:
ペットは戦闘時に利用できますか?
Chou氏:
はい。バトルでのアシストだけではなく,メールのやり取りやアイテム収集,回復アイテムの使用などさまざまなことをしてくれます。実際のペットを飼うような感じですので,よりよいゲーム生活が送れることでしょう。
4Gamer:
メール機能ですか?
Chou氏:
はい。自分が書いたメールを友達に送ることができます。届くと,ちょっとした報酬も付いてきたりします。
4Gamer:
騎乗はできないのですか。
Chou氏:
移動用には別途,専用の乗り物が用意されています。動物型のものもありますし,バイクとか剣,笛といった変わったものもたくさんあります。現在用意しているのは80種類以上です。相乗りができるので,ゲーム内でデートもできますよ(笑)。
MOBAのシステムを使ったサブコンテンツも
4Gamer:
ゲームシステム的な特徴はありますか。
Chou氏:
ゲーム内のイベントが豊富なのも特徴といえるでしょう。PvPやPvEのイベントが多くあります。
4Gamer:
具体的にはどんなものでしょうか。
Chou氏:
簡単に言うと,MOBAの概念を持つMMOイベントです。20分くらいで終了するもので,タワーディフェンスのようなシステムも用意されています。MOBAのアリーナのようなステージで,プレイヤーは自分のレリックを駆使して友達と競争したり,一緒にボスを倒したりといった楽しみ方ができます。そのほか,ギルド戦などもありますね。
4Gamer:
MOBAのシステムでPvPやPvEのイベントがあるわけですね。
ゲームシステムの基本的なところから確認したいのですが,このゲームでは初期クラスが5種類あることが発表されていますが,これは転職などで増えていくのでしょうか。
Chou氏:
いいえ,クラスを増やす予定はありません。代わりにレリックを増やして育成の幅を広げていきます。転職などで役割を制限していくのではなく,レリックを付け替えることで状況に合わせた最適なスキルセットのキャラクターにすることができるのです。台湾ではMOBAのサバイバル戦イベントで,防御型レリックを付けて戦うといった使い方がされていますね。
日本のプレイヤーは,キャラに愛着を持って同じキャラクターを使い続ける人が多いと聞いています。レリックシステムならずっと同じキャラクターのままでいろんなことが試せますので,日本のプレイヤーには向いているのではないでしょうか。
4Gamer:
どんな機能のレリックがあるか楽しみですね。
Chou氏:
現状でレリックとしては100種類以上,40種以上の機能がありますのでいろいろ試してみてください。今後もレリックはどんどん増えていきます。
PlayStation 4版も開発中。PCと同じサーバーでプレイ可能
4Gamer:
PlayStation 4でもサービス予定となっていますが。
Chou氏:
まず,開発の経緯からお話しします。今年日本や欧米でPS4がかなりの売れ行きで話題になっていました。そういったよいプラットフォームなのに,MMORPGのようなものはほとんどなく,ぜひPS4のプレイヤーに本作を遊んでほしいと思って開発に取り掛かりました。
4Gamer:
それにしても,ずいぶん開発が速いですね。
Chou氏:
はい。PS4の開発については,弊社ではかなりのリソースを注いでいます。来年には日本の皆さんお届けできるように頑張っています。弊社の母体となったXPEC(受託開発大手)は,コンシューマゲームの開発を含めて長い経験がありますし,台湾SCEとの関係も深く,かなり初期に開発機材を入手できたことが大きいですね。他社ですと,開発機材の入手でつまずいているところも多いようですので。
4Gamer:
PC版とPS4版は同じサーバーになるのですか?
Chou氏:
同じサーバーにする予定です。ただ,アカウントについては分かれてしまうかもしれません。以前はパブリッシャのIDを共用できたようですが,最近SCEの方針が変わって,そういうことができなくなっていますので。
4Gamer:
ゲームのアップデートがあるときには,PC版もPS4版も同時にアップデートされるわけですよね。
Chou氏:
はい。もちろんです。
4Gamer:
では,最後に日本のゲーマーに向けてメッセージをお願いします。
Chou氏:
Wepons of Mythologyの日本版にはかなり力を入れています。日本版だけのレリックやイベント,ペット,乗り物などの内容を用意していますので,ぜひ一度プレイしてみてください。
4Gamer:
本日はありがとうございました。
「Weapons of Mythology」公式サイト
- 関連タイトル:
Weapons of Mythology
- 関連タイトル:
Weapons of Mythology 〜NEW AGE〜
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Copyright (C) Gamemag Interactive INC. All rights reserved.
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