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[CES 2015]Turtle Beach,DTS Headphone:X対応のXbox One専用ワイヤレスヘッドセット「Elite 800X」を2015年春に発売
DTS Headphone:Xとはなんぞや,という話は,東京ゲームショウ2014のタイミングで榎本 涼氏がしているので,ぜひそちらを参照してほしいが,Elite 800では,そんなDTS Headphone:Xにアクティブノイズキャンセリング機能を組み合わせることで,騒がしい環境であっても,その音を気にすることなく,ゲームのサラウンドサウンドに没頭できるというのがウリだ。
どういうわけか,ブースのデモで使われていたのは格闘ゲームの「Killer Instinct」だったため,サラウンド感はあまり分からなかったが,「イベント会場のブース」といった,大音量の音楽と雑踏により賑やかな環境下であっても,確かに騒音はほどんど気にならない。
Turtle Beachのハイエンドモデルというと,機能満載というのが定番だが,今回も,ゲームキャラクターの囁きや,相手が放った銃声などを強調することで,聞き取りづらい音を聞きやすくする「Superhuman Hearing」(スーパーヒューマンヒアリング)など,“らしい”要素が詰め込まれている。
もう1つ,マイクが本体に内蔵されているため,マイクブームが突き出ていないのもポイントだと,Turtle Beachはアピールしている。
いわく,断線などといったマイクブームがらみの故障を回避できるだけでなく,「Kinect」を用いたビデオチャットや配信時に,プレイヤーの顔がマイクで隠れないため,しっかりと顔を撮影できるとのことだ。“顔出し”でのゲームプレイに抵抗がない,北米市場ならではの考えといえるかもしれない。
なお,マイクには音量の変化をなだらかにするAGC(Auto Gain Control)機能が「Mic Monitoring」(マイクモニタリング)として実装されているため,勝利したときなどに思わず絶叫してしまったとしても,ビデオチャット相手や,配信ビデオ視聴者の気分を害することはないという。
Turtle Beachは,2011年に日本市場への参入を発表したものの,残念ながらうまくいったとはいえず,今や国内でも購入できるショップは限られる状況になってしまった。そういう状況だけに,今回紹介したElite 800シリーズが,日本の法令に準拠したうえで国内発売になるというのは望み薄なのだが,北米市場では堅調であるだけに,もう一度,日本市場へ本腰を入れてほしいと思ってやまない。
Turtle Beach公式Webサイト
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