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DEAD OR ALIVE 5公式サイトへ
  • コーエーテクモゲームス
  • 発売日:2012/09/27
  • 価格:通常版:8190円(税込)
    コレクターズエディション:1万1340円(税込)
    対応スティック同梱版:2万4675円(税込)
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PS Vita版実機デモも初披露。「DEAD OR ALIVE 5」初の公式全国大会,「Official Tournament 2012」レポート
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印刷2012/12/11 18:09

イベント

PS Vita版実機デモも初披露。「DEAD OR ALIVE 5」初の公式全国大会,「Official Tournament 2012」レポート

 2012年12月9日,コーエーテクモゲームスの市ヶ谷事業所にて,「DEAD OR ALIVE 5」PS3 / Xbox 360,以下DOA5)の公式全国大会「DEAD OR ALIVE 5 Official Tournament 2012」が開催された。決勝ラウンドには,全国4都市で行われた予選の通過者と,韓国予選を勝ち抜いた2名,そして当日予選を勝ち上がってきたプレイヤー達+招待選手1名が参加。計22名の強豪によって,日本,そして韓国における最強の座が争われた。

早矢仕洋介プロデューサーは開催宣言で「大会を開催できるようなチューニングを目指してきたので,目標を達成できて夢のような気持ちです」とコメント
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会場には大勢のプレイヤーが詰めかけ,当日予選の参加者は60名に登ったとのこと
画像集#003のサムネイル/PS Vita版実機デモも初披露。「DEAD OR ALIVE 5」初の公式全国大会,「Official Tournament 2012」レポート

「DEAD OR ALIVE 5」公式サイト


 本大会のルールは,3ラウンド制の1試合先取で,準決勝以降は2試合先取のシングルエリミネーション方式。なお,コンシューマタイトルの大会ということで,各自コントローラの持ち込みが可能となっていたほか,PlayStation 3とXbox 360のどちらを使用するかは,“純正パッドを使用するプレイヤーに合わせる”という,特殊な方式が採用されていた。参加者とその使用キャラクター,および通過した予選会場は以下のとおりだ。

●東京予選:テクモピア向ヶ丘遊園店
  • 1位:輝Rock選手(レイファン)
  • 2位:活忍犬選手(ミラ)
  • 3位:闇マ選手(エリオット)
  • 4位:しのび選手(かすみ)


●福岡予選:ハイパーメッセ

  • 1位:AKA選手(リサ)
  • 2位:コニダッシュ選手(ジャン・リー)

●兵庫予選:テクモピア伊丹店
  • 1位:とほ選手(ティナ)
  • 2位:ゆかし選手(かすみ)
  • 3位:タク選手(レイファン)
  • 4位:ヴァイス選手(こころ)

●愛知予選:クラブセガ 名古屋伏見
  • 1位:ニキー選手(あやね)
  • 2位:FLACK選手(ハヤブサ)
  • 3位:想魔選手(こころ)
  • 4位:PONG選手(ティナ)

●韓国予選
  • 1位:TestTeam選手(こころ)
  • 2位:SRF選手(アキラ)

●当日予選

  • TON選手(ミラ)
  • ジャグラー選手(ジャン・リー)
  • くびなし選手(エレナ)
  • 遊選手(クリスティ)
  • NCR選手(バイマン)

●招待選手
  • 餅A選手(サラ)


画像集#004のサムネイル/PS Vita版実機デモも初披露。「DEAD OR ALIVE 5」初の公式全国大会,「Official Tournament 2012」レポート
大会中は本作のディレクターである新堀洋平氏(写真右)が解説を務めた
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トーナメントの組み合わせはくじ引きによって決定。10名がシードとして2回戦からのスタートに
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DOA5は展開が非常に早いためか,先に攻めを仕掛けた側が有利に試合を運ぶケースが多かった。なお,「クリティカルを誘発したあと,移動で壁との位置を平行にしてから追撃」するといった,細かいテクニックで魅せる選手も
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同じ韓国勢であるTestTeam選手とSRF選手は3回戦で激突。韓国予選の結果と同じく,TestTeam選手のこころが勝ち星をあげた
 
本大会には,12月11日に実装予定の「サンタコスチューム」が選択できるバージョンが使用されていた(関連記事)。サンタコスチュームを選ばなかったがために,観客からブーイングを受けるプレイヤーも……
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 激しい戦いを勝ち抜き,準決勝に進出したのは,遊選手(クリスティ),TestTeam選手(こころ),餅A選手(サラ),輝Rock選手(レイファン)の4名だ。
 準決勝第1試合は,発売前のエキシビションマッチを連覇しているという遊選手と,韓国予選からここまで勝ち上がってきたTestTeam選手という組み合わせ。クリスティの強みである手数の多さで攻め立てる遊選手に対し,TestTeam選手は冷静に守りを固めるという展開で,要所で2K+Gからの攻めを成功させたTestTeam選手が2試合を連取して勝利。

TestTeam選手(右の写真左)と,遊選手(右の写真右)
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 準決勝第2試合は,本作のチューニングを担当するほか,アメリカではDOA5の公認プレイヤーも務める餅A選手のサラと,激戦区である東京予選で優勝を収めた輝Rock選手のレイファンで争われた。この試合は餅A選手が立ちPと2Pを主体とした素速い攻めで輝Rock選手を圧倒。餅A選手が途中でトイレに立つというハプニング(?)があったものの,帰ってきた餅A選手はそのままの勢いで2試合目も連取。決勝戦へと駒を進めた。

輝Rock選手(右の写真左)と,1試合先取後にトイレタイムを取った餅A選手(右の写真右)
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 続いて,遊選手と輝Rock選手による三位決定戦がスタート。まずは遊選手が,得意の高速な攻めを武器に1試合目を先取するも,2試合目は中距離での差し合いを丁寧かつ大胆にこなした輝Rock選手が取り返す。続く最終試合では,3ラウンド目になんと相打ちが発生。そのままフルラウンドにもつれ込むというドラマティックな展開に,会場も大いにヒートアップ。最後は輝Rock選手が意地を見せ,三位の座を獲得した。

三位に輝いた瞬間,満面の笑みを浮かべる輝Rock選手(右の写真右)
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 決勝戦は,餅A選手とTestTeam選手による日韓戦となり,会場の盛り上がりも最高潮に。1試合目は多彩な連係を押し付けていくTestTeam選手に対し,餅A選手が“クリティカルバースト状態へのパワーブローを視認してからホールドする”といったハイレベルな技術を披露。フルラウンドにまでもつれ込むも,攻めのペースを崩さなかったTestTeam選手の勝利に終わる。しかし2試合目では,こころの1KKからの派生に対し,“サイドステップで回避〜投げで反撃”するなど,餅A選手が持ち前の防御スキルを発揮して3ラウンドを連取。1対1で迎えた最終試合は,餅A選手が終始的確な位置取りを見せ,TestTeam選手に壁を背負わせるという展開に。最後は餅A選手がデンジャーゾーンを活かした壁コンボで逆転を果たし,見事DOA5最強の栄冠を手にした。

優勝した餅A選手の使用キャラは,なんと「バーチャファイター」からのゲストキャラであるサラ。奇しくも,以前のインタビューで新堀ディレクターが触れたとおりになったわけだ
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優勝者の餅A選手には3万円分の商品券,準優勝のTestTeam選手には2万円分の商品券,3位の輝Rock選手には1万円分の商品券と,それぞれにトロフィーが進呈された
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 なお,決勝ラウンドのトーナメント表と結果は「こちら」。また,後日,大会公式サイトで試合動画のアップロードを予定しているとのことなので,対戦内容が気になっている読者はこまめにチェックしておこう。

 大会終了後には,2013年3月20日に発売が予定されているPlayStation Vita用ソフト「DEAD OR ALIVE 5 PLUS」のプレゼンが行われた。早矢仕Pは,「移動中にもDOA5を遊びたいという要望が多かったので,予定にはなかったが制作を決めた」と開発の経緯を明かしたほか,自らの手で実機によるデモプレイを披露。PlayStation Vita上で滑らかに動くDOA5に,観客からは感嘆の声が上がっていた。
 DOA5プレイヤーは,PlayStation Vita版の発売,そして以降も続くであろう,本作の新たな展開にも期待しておこう。

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「まだ開発途中ですが,ほぼ60フレームで動いています」とかすみをプレイしつつ語る早矢仕P。据え置き機に引けを取らない美麗グラフィックスでしっかり動作していたので,仕上がりにはかなり期待できそう
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「DEAD OR ALIVE 5」早矢仕プロデューサーからのコメント


コーエーテクモゲームス 早矢仕洋介氏
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4Gamer:
 初の公式全国大会,とても盛り上がりましたね。まずは今の感想をお聞かせください。

早矢仕P:
 ありがとうございます。コンシューマゲームを作っていると,プレイヤーの皆さんと直接コミュニケーションを取れる機会って,実はあまり多くはないんですが,公式大会を開催することで,その機会をたくさん得ることができました。作っているときにはぼんやりとしか分からなかったプレイヤーさん達の顔を直接見ることができて,それが何より,我々にとっての糧になりました。

4Gamer:
 インターネットを介したコミュニケーションと,実際に会って話すのとでは,やはり違うものですよね。

早矢仕P:
 ええ,お互いの熱が違いますね。これはとても幸せなことですし,だからこそ次に活かさなければとも思います。2013年1月に予定されているパッチや,PlayStation Vita版の制作決定には,この熱を絶やさず,コミュニティをもっと広げたいという想いがあるんです。

4Gamer:
 パッチの内容は,どういったものを予定されているのでしょうか。

早矢仕P:
 機能拡張とバグフィックス,それにバランス調整ですね。これを機に,また皆さんにオンライン対戦の世界で戦っていただければと。

4Gamer:
 分かりました。本作の今後の展開にも期待させていただきます。ではファンに向けたメッセージなどがあれば,お願いします。

早矢仕P:
 今回,ノウハウのない中で開催したこともあって,うまくいかずご迷惑をおかけしてしまった部分もありましたが,ファンの皆さんに暖かく迎えていただいて,すごく良い思い出になりました。また,参加してくれた皆さんにとっても,良い思い出になってくれればと思います。

※当日の決勝の模様は,ニコニコ生放送で配信が行われたが,機材トラブルに見舞われ,配信ができない時間ができてしまったとのこと

4Gamer:
 公式大会にけん引される形で,プレイヤーのコミュニティが盛り上がるところは少なからずあると思います。「良い思い出」にとどめずに,ぜひ次の大会などにつなげていただければと。

早矢仕P:
 ええ。DEAD OR ALIVE 5 PLUSが発売される頃に,またこういう機会が得られればと思っています。ファンの皆さん,これからも応援よろしくお願いします。

4Gamer:
 期待しています。本日はありがとうございました。

「DEAD OR ALIVE 5」公式サイト

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