イベント
「イース セルセタの樹海」の楽曲を初披露。過去最大規模となった「Falcom jdk BAND 2012 Super Live in NIHONBASHI MITSUI HALL」レポート
これは,ファルコムのゲームミュージックを専門に演奏するバンド“Falcom jdk BAND”によるライブ演奏会である。今回はファルコムの人気RPG,「那由多の軌跡」やPS Vitaで10月18日発売予定の「英雄伝説 零の軌跡 Evolution」の楽曲,そして,今回初披露となるイース生誕25周年記念作品となる「イース セルセタの樹海」の楽曲などが盛り込まれ,アンコールを含めて全22曲と同バンドとしては過去最大規模のライブとなった。さっそく,その模様をレポートしてみよう。
アンコールでは,「イース生誕25周年記念メドレー」「俺たちのレジェンド」と続き,ラストは「銀の意志 金の翼」で締め。メンバーがステージを降りる最後の瞬間まで歓声が鳴り止むことはなかった。
〜セットリスト〜
1,那由多の星の物語(那由多の軌跡)
2,RELESE OF THE FAR WEST OCEAN〜I'm here for you(イースVI ナピシュテムの匣)
3,MIGHTY OBSTACLE(イースVI ナピシュテムの匣)
4,鉱山町マインツ(英雄伝説 零の軌跡 Evolution)
5,Feena〜女神たちの囁き(イース)
6,那由多の想い(那由多の軌跡)
7,セルリアンブルーの恋(英雄伝説 零の軌跡 Evolution)
8,遙かなる時を超えて(ソーサリアン)
9,GO FIGHT!(スタートレーダー)
10,イースセルセタの樹海フィールド1(イース セルセタの樹海)
11,イースセルセタの樹海フィールド2(イース セルセタの樹海)
12,イースセルセタの樹海オープニングテーマ(イース セルセタの樹海)
13,TO MAKE THE END OF BATTLE(イースII)
14,TERMINATION(イースII)
15,ブルードラゴン(ソーサリアン)
16,Intense Chase(英雄伝説 零の軌跡 Evolution)
17,Inevitable Struggle(英雄伝説 零の軌跡 Evolution)
18,Maybe it was fated(英雄伝説 空の軌跡)
19,パンドラ(イースVI ナピシュテムの匣)
Encore
20,イース生誕25周年記念メドレー
(アドルのテーマ→翼を持った少年→セルセタの樹海→FIRST STEP TOWARDS WARS)
21,俺たちのレジェンド(イース VS 空の軌跡 オルタナティブ・サーガ)
22,銀の意志 金の翼(英雄伝説 空の軌跡)
「まあでもjdkなんで……(仮)the 3rd」と題したライブが2012年9月23日に開催される |
Falcom jdk BANDの次のライブ予定も発表。日時は2013年1月5日,場所は日本橋三井ホールとなる |
ライブ終了後には,メンバーによる合同取材が行われたので,本稿の締めとして掲載しておこう。
――お疲れさまでした。ライブが終わっての率直な感想をお聞かせください。
岡島俊治氏:
リハーサルをしていたときは,もっと長いライブになるかなと思っていたのですが,実際に始まってみると,あっという間に終わってしまいましたね。以前ニコファーレで2回公演もやりましたし,実はまだ余力が残っていたりします。……でも本当は疲れています(笑)。
寺前 甲氏:
今日は楽しかったです! どうもありがとうございました!
榎本 敦氏:
今日はありがとうございました。やはり,デカい会場は気持ちいいですね。今後もこういった会場でライブをしていきたいと思います。
小寺可南子氏:
ライブの前は距離感とかどうなんだろと思ってたんですけど,実際に始まってみると,お客さんとの距離を非常に近く感じましたね。今回も熱くて楽しいライブができました。ありがとうございました。
イカルス渡辺氏:
過去最大の曲数ということで,ライブ中は出たり入ったりしてました(笑)。でも,いざボーカル曲になったときの集中力は半端なくて,メイクさんが「全然汗が止まりませんね」って言ってました(笑)。
水谷美月氏:
今回は演奏以外で話すことがすごく多かったんですよね。次回も,演奏以外の部分も密にしていきたいです。
今回はステージが広かったので,ショルダーキーボードで端から端まで動けたのが新鮮でした。お客さんを近くに感じられたので,非常に嬉しかったです。
井上央一氏:
前からなんですけど,次からも僕らのはしゃぎっぷりを見てほしいなと思いますね。かなり遊んでいますので,その部分をぜひお楽しみに。
――本日のライブは過去最大の楽曲数ということに加え,三分の一が新曲でした。皆さんが演じる中で,とくに気持ちよかったと感じた楽曲をお聞かせください。
井上氏:
新曲を見たとき,「これ,どうするんやろ」っていう雰囲気にはなったんですけど,いざ演奏してみたら全部テンションが上がるような感じでした。これからも,お客さんが盛り上がる曲を選んで演奏していきます!
上倉氏:
個人的には「ブルードラゴン」や「TERMINATION」など,自分がファンだった頃から好きだった曲を,こうやってライブで演奏できるのが凄く嬉しかったです。お客さんの反応もよかったですので,今後も昔の作品から新曲をやっていきたいなと思います。
水谷氏:
今回はアコギとバイオリンでやった曲(鉱山町マインツ)もあって,なんかjdkのライブじゃない感じがしましたね。でもそれが新鮮でしたので,やっててすごく楽しかったです。もう一曲はアレンジした「TERMINATION」ですね。前の「TERMINATION」よりもシリアスな感じなので,いつのまにか真顔になってました(笑)。
イカルス氏:
今日歌った「GO FIGHT!」はjdk初期のナンバーなんですけど,ボン・ジョヴィみたいな感じで,すごくカッコいいロックです。客席と一体になった感じがしてすごく楽しかったですね。
小寺氏:
新曲という意味では,新作「那由多の軌跡」の楽曲を歌うことができたのが嬉しかったですね。噛めば噛むほど美味しくなってくるスルメのような曲だと思うので,また歌える機会があったらいいですね。
あと,お客さんが掛け声をちゃんと返してくれたので嬉しかったです。そういうのもライブの醍醐味だと思うので,今後のライブで,それが定着していってくれればいいなと思います。
榎本氏:
僕は「セルセタ」からの三曲が印象深かったですね。作っていくうちにどんどん愛着が湧いてきて,やっててすごく楽しかったです。
寺前氏:
セルセタの楽曲もよかったんですけど,イースメドレーもよかったですよね。今日のライブは9月下旬に発売されるBlu-rayに収録されますので,ぜひ泣きのギターを聴いてください(笑)。
岡島氏:
僕は「GO FIGHT!」が演奏できたことがすごく嬉しかったですね。やはり,旧jdk BANDのCDを聴いていたので,この音楽を今のメンツでやったらどうなるんだろうという想いがありました。想像したらカッコよかったんですけど,演奏してみたらもっとカッコよくて。ですので,過去のjdkの楽曲を我々がリバイバルしたりとか,そういうことは今後もやっていきたいなと感じましたね。
――それでは最後に,読者へメッセージをお願いします。
井上氏:
テンションが上がりすぎて,やりすぎちゃうこともあるんですけど,ファンの方のために演奏しているという想いはメンバー全員一緒です。ぜひ僕らに付いてきてください!
岡島氏:
ここ1年くらい,順調にjdkの活動が充実してきてると思うんです。ですので,このままの勢いで,ライブだけじゃなくいろいろと楽しいことをやっていきたいですね。多くの人にたくさんの喜びを与えられたらいいなと思います。
上倉氏:
個人的には,このメンツでCDも出したいと思っています。まだ確約はできないんですけど,皆さんには楽しみにしていてほしいですね。
寺前氏:
もっと新しいことをやりたいなという想いはあるんですけど,何か曲を作るなりアレンジするなりして,それをライブで披露できたらいいですね。エンターテインメント的な,魅せる部分も考えてきたいと思っています。
水谷氏:
この1年で,ライブ以外の場でファンの方とお会いできる機会がすごく増えたと思うんです。ですので,ライブ以外のjdkにも期待していてほしいと思います。
榎本氏:
今年に入ってから活動の幅が広がってきた感があって嬉しいんですけど,まだまだやりたいことはたくさんありますので,活動の幅を今よりもっともっと広げて,皆さんが楽しめるものを作っていきたいです。
イカルス氏:
ファルコムさんと一緒に頑張って,これからもどんどん成長していきたいと思っています。また皆さんとお会いできることを楽しみにしています!
小寺氏:
なんや言うても,ゲームの発売が控えているっていうのがバンドにとって一番大事なことだと思いますし,ファルコムの人気シリーズに関われているjdk BANDが,作品と一緒に皆さんに愛されるのが理想ですね。ですので,皆さんにはぜひゲームを愛していただいて,その音楽を奏でているjdk BANDも愛していただければ嬉しいです! 今日はありがとうございました!
jdkバンド公式サイト
- 関連タイトル:
イース セルセタの樹海
- 関連タイトル:
那由多の軌跡
- 関連タイトル:
英雄伝説 零の軌跡 Evolution
- この記事のURL:
キーワード
(C)2012 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.
(C)2012 Nihon Falcom Corporation. All Rights Reserved.
(C)Nihon Falcom Corporation. / (C)2012 Chara-ani Corporation