プレイレポート
[TGS 2011]「イース セルセタの樹海」プレイレポート。PS Vitaの特徴を活かした機能が,イースならではのアクションを一層引き立てる
本作では,PSP「イース7」のパーティ戦闘が再び採用されている。画面上には3人のキャラクターが表示されているが,プレイヤーの操作するキャラクターは,ボタン一つで簡単に切り替え可能だ。操作の基本的な部分はイース7に良く似ているので,プレイ経験のある人ならばすぐに慣れるだろう。
そしてもちろん,本作ならではの新アクションや,PS Vitaの特徴を利用した新たな機能も実装されている。
新アクションの一つは「フラッシュガード」。敵の攻撃を食らうタイミングに合わせてR+Lボタンを押すことで,攻撃をいなしつつ強力な反撃を繰り出せるのがこの技だ。
もう一つは「フラッシュムーブ」。こちらは,敵の攻撃を食らうタイミングに合わせて×ボタンを押すと発動できる。タイミングは結構シビアだが,うまく発動させられると,敵の動きが一定時間スローモーションになり,一方的に攻撃できるようになる。この二つの新アクションのおかげで,より派手な戦闘を楽しめるようになった。
また,PS Vitaの特徴を利用した機能として,背面タッチパッドを使った仲間への指示出しが可能になった。具体的には,タッチパッドを上方向にスライドすると,プレイヤーキャラクターが狙っている敵を残りのメンバーが集中攻撃する。同様に下スライドで分散攻撃,左スライドでアイテム回収,右スライドで逃亡,といった感じだ。
加えて,前面タッチパネルでフィールド上の敵にタッチすることで,集中攻撃が可能になっている。同じように,フィールドに落ちているアイテムをタッチすると仲間が拾いに行ってくれたりもするのだ。
戦闘のテンポやアクションの気持ちよさは,イース7のそれを踏襲しているため,これらの追加点がより際立ち,いいスパイスとなってる印象だ。まさに“これまでとは一味違うイース”といったところである。
イースならではの軽快なアクションはそのままに,新アクションとPS Vitaならではの“遊び”を手に入れた本作。ファンにとっては,サブタイトルの“セルセタの樹海”から,「イース4」との物語の関連性なども気になるところだろうが,これについては続報が入り次第お伝えしていくので,楽しみに待っていてほしい。
「イース セルセタの樹海」公式サイト
- 関連タイトル:
イース セルセタの樹海
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