東京ゲームショウ2014初日の2014年9月18日,会場である千葉・幕張メッセでコンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する
「日本ゲーム大賞 2014」(JGA:Japan Game Awards 2014)の発表授賞式が執り行われ,「年間作品部門」各賞,「ゲームデザイナーズ大賞」,「経済産業大臣賞」の受賞作が発表された。
最も栄誉ある年間作品部門の
大賞に輝いたのは,カプコンのニンテンドー3DS用ハンティングアクション「
モンスターハンター4」と,レベルファイブのニンテンドー3DS用RPG「
妖怪ウォッチ」。今回は,両作による“ダブル大賞”だ。
モンスターハンター4 |
妖怪ウォッチ |
そのほか目立つところでは,ポケモンのニンテンドー3DS用RPG「
ポケットモンスター X・
Y」が,「優秀賞」「ベストセールス賞」「グローバル賞 日本作品部門」を
トリプル受賞しているほか,ロックスター・ゲームスの
「グランド・セフト・オートV」(
PlayStation 3 /
Xbox 360)が,「優秀賞」「グローバル賞 海外作品部門」を
ダブル受賞している。
なお,プロの視点で評価・選考が行われる
ゲームデザイナーズ大賞に輝いたのは,スパイクチュンソフトのPlayStation 3用アクションアドベンチャーゲーム「
ブラザーズ 2人の息子の物語」。日本の家庭用ゲーム産業の成長・発展への寄与,多大な貢献をした人物や団体を称える
経済産業大臣賞は,「レイトン教授」シリーズや「イナズマイレブン」シリーズなどで知られるレベルファイブの代表取締役社長
日野晃博氏が受賞している。
「年間作品部門」の各賞が決定!今年度はダブル大賞!
『モンスターハンター4』(株式会社カプコン)
『妖怪ウォッチ』(株式会社レベルファイブ)
『ポケットモンスターX・Y』はトリプル受賞!
『グランド・セフト・オートV』はダブル受賞!
「日本ゲーム大賞 2014(Japan Game Awards 2014)」(主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、略称:CESA、会長:鵜之澤 伸)では、本日「日本ゲーム大賞 年間作品部門」の受賞各賞を発表し、『モンスターハンター 4』(株式会社カプコン)ならびに『妖怪ウォッチ』(株式会社レベルファイブ)の2作品が共に、最も栄誉ある「大賞」に選ばれました。
また、「優秀賞」、「特別賞」、「ベストセールス賞」、「グローバル賞 日本作品部門・海外作品部門」の各受賞も本日決定しました。
「日本ゲーム大賞 2014 年間作品部門」各賞一覧(大賞/優秀賞:カナ 50 音順)
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■『モンスターハンター4』『妖怪ウォッチ』の2作品がダブル大賞!
大賞 2 作品は、一般投票者からも多くの支持に加え、日本ゲーム大賞選考委員により、2013 年度を象徴するにふさわしい作品として、大賞に選ばれました。
今や遊びの枠を超え、新たなコミュニケーションを生み出した「モンスターハンター4」はシリーズを重ねるごとに新しいシステムを導入。従来のファンのみならず、本作を初めてプレイした新規ユーザーからも次回作への期待の声が高いなど、幅広い層から支持された点が評価されての大賞受賞となりました。
妖怪という日本古来のキャラクターを再生させ、子ども目線にとことんこだわって、幼年層向けの新しいムーブメントを起こした「妖怪ウォッチ」は、ゲーム業界の枠を超えて、親子で楽しめるエンターテインメントの新しい形を提示した点が高い評価を受け、大賞を受賞しました。
■熱狂的なファンから幅広い層まで、圧倒的支持の高い作品が今年度も続々と優秀賞を獲得!
- 『艦隊これくしょん 〜艦これ〜』:歴史に基づいたゲーム設計で、史跡などを含めた周辺コンテンツが話題になるなど、ゲームユーザーのみならず歴史ファンまで、多様な層から支持がありました。
- 『スーパーマリオ 3D ワールド』:初登場の「ネコマリオ」や、分身が増えていくダブルチェリー、かぶり物など、豊富な新アクションの数々。特徴の異なる4人のキャラクターを操作して、3D の奥行あるステージをクリアする楽しさに、「家族で、友達と一緒に楽しめた」と多くの声をいただきました。
- 『DARK SOULS II』:ソロプレイから、オンラインでの共闘プレイでの攻略性の高さにシリーズファンからの圧倒的な支持を受けました。
- 『パズドラZ』:その発売を待ち望んでいた多くの子どもたちから「自分の DS で遊べてうれしい!」との歓喜の声が。
また、パズルと RPG との融合や定期配信される「スペシャルダンジョン」は、ユーザーを飽きさせず、簡単な操作で楽しめ、「面白い!」との声が多く寄せられました。
- 『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』:シリーズならではの美麗なグラフィックとキャラクター、そして豊富なシナリオ設定でファンからの高い支持を獲得。「日本最高峰の MMOPRG!」との声も!
- 『METAL GEAR SOLID V:GROUND ZEROS』:自由度の高い、臨場感あふれるミッションに多くのユーザーから賞賛の声、更には本編への大きな期待を寄せられました。
- 『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』:リアルなグラフィックとサウンドによる圧倒的な臨場感と、サバイバルの緊張感。ストーリー展開がもたらす、主人公への感情移入と、ゲームへの没入感など、「PS3 の性能を究極まで引き出した作品」として熱狂的な支持がありました。
■『ポケットモンスター X・Y』が、「優秀賞」・「ベストセールス賞」・「グローバル賞 日本作品部門」のトリプル受賞!
「ポケットモンスター」シリーズ初のニンテンドー3DS 対応作品。7言語に対応し、2013 年 10 月 12 日の世界同時発売以来、今年 3 月末までの世界累計販売本数は 1,226 万本を記録。
また、新たな追加機能に「面白かった」とのファンの声に加え、海外市場でもユーザーからの圧倒的な支持を集め、今年度の「優秀賞」、「ベストセールス賞」、「グローバル賞 日本作品部門」のトリプル受賞を獲得しました。
■『グランド・セフト・オート』は、「優秀賞」・「グローバル賞 海外作品部門」のダブル受賞!
圧倒的なスケール感と、細部まで作り込まれたリアルなグラフィックで描かれた世界観で熱狂的なファンからは、「シリーズ最高傑作」との声も。また、全世界でも 3,250 万本以上の爆発的な売り上げを誇り、今年度の「優秀賞」、「グローバル賞 海外作品部門」のダブル受賞を獲得しました。
■ダウンロード専売タイトル『ソリティ馬』が特別賞!
トランプの定番ゲーム「ソリティア」をプレイすることでパワーをため、そのパワーでウマを走らせる競馬ゲーム。
ニンテンドー3DS 対応、ダウンロード専売新作タイトルとして多くのユーザーを獲得、一般投票においても人気投票を集め、今年度の「特別賞」を受賞しました。
ゲームデザイナーズ大賞
『ブラザーズ 2 人の息子の物語』
開発元:Starbreeze Studios
日本国内での発売・販売元:株式会社スパイク・チュンソフト
プラットフォーム:PlayStation 3 オンライン配信専用
「日本ゲーム大賞 2014(Japan Game Awards 2014)」(主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、略称:CESA、会長:鵜之澤 伸)では、今年度の「ゲームデザイナーズ大賞」に『ブラザーズ 2人の息子の物語』(開発元:Starbreeze Studios / 日本国内での発売・販売元:株式会社スパイク・チュンソフト/ プラットフォーム:PlayStation 3 オンライン配信専用)に決定しました。
本日、発表授賞式のプレゼンターを務めた、ゲームデザイナーズ大賞の桜井 政博 審査員長(有限会社ソラ代表)は、受賞理由について以下の通り述べています:
「2人の兄弟を右スティック、左スティックで同時に動かして進める感覚は、新鮮でインディーズらしさを感じさせながら、ストーリーとしての必然性、ゲームシステムとしての親和性も高い内容でした。加えて世界の雰囲気の作り込みなども含めて、他のタイトルと僅差ながら上回り、受賞とさせていただきました。」
「ゲームデザイナーズ大賞」審査員(2014年) (敬称略、五十音順)
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プロの視点で評価・選考する「ゲームデザイナーズ大賞」は、日本ゲーム大賞のもう一つの大賞として、今後のゲーム産業の発展における一つの指標として、創造性豊かな作品を選出していきます。
今後の「ゲームデザイナーズ大賞に是非ご期待ください。
経済産業大臣賞
日野 晃博氏
株式会社レベルファイブ 代表取締役社長/CEO
「日本ゲーム大賞 2014(Japan Game Awards 2014)」(主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、略称:CESA、会長:鵜之澤 伸)では、日野 晃博氏(株式会社レベルファイブ 代表取締役社長/CEO)を「日本ゲーム大賞 2014 経済産業大臣賞」に決定しました。
本日、東京ゲームショウ 2014(会場:幕張メッセ)内にて発表授賞式を執り行い、日野 晃博 氏へ賞状が授与されました。
【受賞理由】
「レイトン教授」シリーズ、「イナズマイレブン」シリーズ、「ダンボール戦機」シリーズやスタジオジブリがアニメーションを担当した「二ノ国」シリーズなど、数々のヒット作品を手がけられ、更には昨年発売され社会的な一大ムーブメントとなった「妖怪ウォッチ」では、ゲームを起点に TV アニメ、漫画、玩具など、多くの派生コンテンツを提供。
新たな試みに満ちた数々の作品を通じて、ゲームのコンテンツとしての優位性とその可能性を示し、ゲーム産業の発展に多大なる貢献をされた点が評価されました。
「日本ゲーム大賞 経済産業大臣賞」は、近年に制作・発表された作品の実績から日本の家庭用ゲーム産業の成長・発展に寄与し、多大なる貢献をされた人物や団体を称える唯一の賞として、経済産業省後援のもと、2008年に設立されました。選考は、日本ゲーム大賞選考委員による厳選なる審査を行い、決定します。
【経済産業大臣賞 歴代受賞者】
2013年:パズル&ドラゴンズ開発チーム(ガンホー・オンライン・エンターテインメント株式会社)
2012年:ニンテンドー3DS 開発チーム(任天堂株式会社)
2011年:石原 恒和 氏 (株式会社ポケモン 代表取締役社長)
2010年:堀井 雄二 氏(ゲームデザイナー )
2009年:モンスターハンター開発チーム(株式会社カプコン)
2008年:宮本 茂 氏(任天堂株式会社)