プレイレポート
[TGS 2011]PS Vita版「LUMINES Electronic Symphony」(仮称)はタッチスクリーンでブロックのコントロールが可能
本作は,キューエンタテインメントが開発した人気パズルゲーム「LUMINES」シリーズの最新作となる。
基本的なルールは,明色と暗色の2色で構成されるブロックを組み合わせ,同じ色で2×2,もしくはそれ以上の組み合わせの四角形(正方形,もしくは長方形)を作っていけばいい。ただ,これだけではブロックは消せず,画面の左から右へ一定時間ごとに「タイムライン」と呼ばれるバーが通過するのだが,その際にブロックが形成されていれば消えていくという仕組みになっている。そして,一度に多くのブロックを消すほど,高得点を狙える。
また,条件次第でボーナスが発生し,得点レートが2倍,3倍になるようなこともある。これをうまく活用することで,大幅なスコアアップを狙えそうだ。
今回出展されたプレイアブルデモでは,ピンク色と灰色の2色で構成されたブロックを一定時間消しまくって,どれだけスコアを獲得できるかを競うスコアアタックモードをプレイできた。
操作に関しては左スティックでブロックを動かし,○/△/Rボタンでブロックを右回転,□/×/Lボタンで左回転というシンプルなものだ。つまり,基本的には左スティックとボタン2つという,合計3つのボタンだけでゲームが成り立っている。
今回のPS Vita版は,本体の機能を生かした要素として「正面のタッチスクリーンで,ブロックをコントロールできる」という点が挙げられる。例えばブロックをドラッグした場合はその方向に移動させられ,ブロックの上でタップすると回転させられるといった具合だ。
このほか,画面左端にはアバターアイコンが表示されており,こちらをタッチすることで,「アバターアビリティ」という能力を使用できる。アビリティはさまざまな効果があるようだが,背面のタッチパッドをタップすることでゲージがチャージされていき,アビリティを使用できるようになる。
PS Vitaのタッチスクリーンは感度が良く,ブロックをドラッグして自分が思ったところに持っていけるので,操作していてストレスを感じることはなかった。しかしブロックが溜まってくると,正直じっくり指でどこに持っていくかを操作できるほど余裕がないので,危なくなってきたら,スティックとボタンに切り替えてプレイするのもいいかもしれない。
「LUMINES」シリーズといえば,ゲーム内のBGMも大きな特徴の一つとして挙げられるが,今回は「第一作となる『LUMINES』からの正統進化」をコンセプトにしており,音楽も原点であるエレクトロニックミュージックに回帰している。
ゲーム全体でどのようなアーティストの楽曲が起用されているのかは不明だが,今回出展されたバージョンでは,イギリスのテクノユニット The Chemical Brothersの「Hey Boy Hey Girl」が使用されているのを確認できた。ただ,楽曲をフルレングスで使用するのではなく,曲の一定部分をループして流すという手法が取られているようだ。
LUMINESシリーズは過去にも,DJ/プロデューサー 大沢伸一のユニット「MONDO GROSSO」や,水口哲也氏がプロデュースした「元気ロケッツ」の楽曲を使用するなど,音楽面でも注目を集めてきたタイトルだ。本作ではどういった楽曲が収録されているのか,ゲームモードはどのようなものがあるのか,今後の情報にも注目していきたいタイトルだ。
- 関連タイトル:
ルミネス エレクトロニック シンフォニー
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