「真かまいたちの夜　11人目の訪問者」，サイドシナリオ「犯人当て ―鎌鼬の夜編―」では“プレイヤー自らが難解ミステリーに挑戦する”ことに

　チュンソフトは，同社が明日（2011年12月17日）発売を予定しているサウンドノベル「真かまいたちの夜　11人目の訪問者（サスペクト）」（PlayStation 3 / PlayStation Vita）のサイドシナリオ「犯人当て ―鎌鼬の夜編―」の情報を，本日（12月16日）公開した。


　本作のメインシナリオは，怪事件の真相究明のために奮闘する主人公の姿を描いた物語を読み進めていくという形式だが，今回紹介するサイドシナリオ「犯人当て ―鎌鼬の夜編―」は，プレイヤー自身が難解なミステリーに挑戦するという内容になっている。

　サイドシナリオは「問題編」と「解決編」に分けられているが，12月17日の段階で本作に収録されているのは問題編だけ。解決編は発売後約一週間経ってから，PlayStation Storeまたは公式サイトで配信される予定だ。そして，この二つの編をとおして正しい推理ができたプレイヤーだけが，物語の真相へとたどり着けるのだという。

鎌鼬の夜編　プロローグ

　ペンション“ブラウニー”に到着した坂巻快人は、フロントで《鼬火》と書かれた写真に目を留めた。

　オーナーの烏飼曰く、鼬火とは、かまいたちの悪事を抑えるために百年以上前から焚かれ続けている松明で、この火が消えると、よくないことが起こると噂されているとのこと。このペンションからも、西の方向を見やると、遠くの山に鼬火を眺めることができるらしい。

　また烏飼は、かまいたちの存在を証明するかのように、ラウンジに飾られた鎌の刃先を見せてくれた。それは、烏飼がかまいたちの落としものと信じているもので、古びているが、行きとどいた手入れのおかげで充分に鋭かった。

　しかし、その刃先が何者かの手により奪われ、紛失してしまう。
そして次に発見された時には、殺人事件の凶器として死体に刺さっていたのだ。

　お風呂場で起きた、猟奇的な殺人事件。その真相とは……。

「真かまいたちの夜　11人目の訪問者（サスペクト）」公式サイト