「Divinity: Dragon Commander」の最新トレイラー公開。エルフからアンデッドまで，登場勢力に属する王女達との「政略結婚」要素も実装

　PCゲーマーに人気の高い，Larian Studiosの「Divinity」シリーズ。その外伝として制作されている，ストラテジーとRPGのハイブリット作品「Divinity: Dragon Commander」の最新トレイラーが公開された。


　本作は，プレイヤーがドラゴンに変身する能力を持つ「ドラゴンナイト」となり，自由国家Rivellonを成立させるために，カルト宗教による勢力拡大を企てる女王Auroraと戦うという作品。ドラゴンナイトは，拠点となる空中要塞で，自らが率いるユニットの研究開発を行うなどしながらミッションを進めていく。Auroraとの戦いにおいては，大陸の中立勢力である6種族（ヒューマン/エルフ/ドワーフ/アンデッド/インプ/リザード）の力を借りる必要があるわけだが，そのためには自らの背に「カウンセラー」「将軍」を顧問として搭乗させなければならない。今回のトレイラーは，リザード女性の顧問が「Dragon Commander」としての心得をプレイヤーに説く，といった内容になっている。


　本作において，戦略フェイズはターン制で，戦闘はリアルタイムで，それぞれ進行する。戦闘では，空中と地上に展開するさまざまなユニットを操作しつつ，自らも強力なドラゴンとなって高速で空を舞い，ファイアブレスやかぎ爪で敵を粉砕していく。「特定のユニットを戦闘に派遣してもらう」といった具合に各種族の協力を最大限に引き出すためには，特定種族の王女との「政略結婚」までを駆使する必要が出てくる。八方美人ではなく，どの勢力に力を借りるかを巧みに計算しながらプレイしなければならないのだ。


　Divinity: Dragon Commanderは，コンシューマ機でのリリースを想定し，ゲームパッドでの操作も念頭に置いて開発されているが，まずはPC向けに発売されるとのこと。ただし，2013年前半リリース予定ながら，現時点ではプレオーダー開始などのアナウンスはない。続報に期待しよう。

「Divinity: Dragon Commander」公式サイト