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アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2014春」。ボードゲーム界の“今”が垣間見える会場の模様を,写真と共にお届け
ちなみにゲームマーケットとは,アジアでも最大級のアナログゲーム即売会だ。出展者は国内アナログゲームの主要メーカーから,ゲームデザイナーグループ,輸入ショップや同人サークルにいたるまでさまざまで,まさにボードゲーム界の“今”が見えるイベントとなっている。
多数発売される新作を求めてアナログゲームファンが集まるだけでなく,多数の試遊卓も設置され,気になるゲームがあればその場でプレイできるなど,家族連れでも楽しめるイベントも用意されている。
本稿では昨年以上の賑わいを見せた会場の様子を,写真と共にお伝えしていこう。もはや1人でまわりきれる規模ではないため,かなり駆け足となってしまうが,できるだけ多くのタイトルを紹介すべく取材に臨んだので,その熱気の一端だけでも感じてもらえれば幸いだ。
ゲームマーケット公式サイト
コラボの輪が広がるアナログゲームの世界
今回のゲームマーケットでの話題作はいくつかあるが,中でもワンドローの「ロストレガシー」シリーズ3作目「ロストレガシー 貧乏探偵と陰謀の城」は,人気デザイナー同士のコラボレーションという意味で,とくに注目したいタイトルだ。
「ロストレガシー」自体,カナイセイジ氏の「ラブレター」をベースに,木皿儀隼人氏がアレンジを加えたコラボ作品ではあるのだが,今作ではさらなるゲストデザイナーとして,OKAZU brandの林 尚志氏が参加している。林氏は,2セットある今回の追加カードのうち,一方のデザインを手がけたとのこと。
またワンドローと縁が深いゲームデザイナーの中村 誠氏は,会場で「ロストレガシー」のオリジナルカードがもらえるスタンプラリーを企画。あくまで非公認のものというが,コラボの輪はさらに広がっているようだ。
ワンドローの新作「ロストレガシー 貧乏探偵と陰謀の城」 |
中村氏の非公認スタンプラリーの景品となったオリジナルカード。さまざまなサークルが参加し,個性豊かなカードが用意されていた |
またゲームデザイナー同士のコラボでは,オインクゲームズが発売した「マスクメン」も見逃せない。オインクゲームズの佐々木 隼氏とサークル倦怠期の新澤大樹氏が共同でデザインしたという同作は,「覆面プロレスラーの序列決め」をテーマにしたカードゲームだ。
大富豪のルールをベースとしながらも,ゲーム内での重要な要素――本作で言えばカードの強さが未確定なままゲームが進行していくという,いわゆる「量子将棋」「量子人狼」(関連記事)の要素を取り入れたタイトルになっていて,かなり混沌としたプレイフィールが楽しめる。言ってみれば「量子大富豪」というわけだが,その混沌さがプロレスという題材ともマッチしいるのが面白い。
新澤氏によれば,「シンプルなもので楽しませる」というコンセプトの元,佐々木氏とのコラボを進めていったとのこと。複雑な計算が必要なため,気軽には遊びにくい量子将棋や量子人狼をシンプルなカードゲームに落とし込んだという意味でも,注目すべきタイトルと言えるだろう。
ゲーム中にカードの強さが決まっていく「マスクメン」。ちなみに,パスする際には「ギブアップ!」と叫ぶのだとか |
「マスクメン」の制作者の一人である新澤大樹氏(サークル倦怠期)。そのほか「卑怯なコウモリ」といったタイトルで知られる |
オインクゲームズでは,そのほか「エセ芸術家,ニューヨークへ行く」を小型化した新装版を発売。ラインナップされたタイトルが手のひらサイズに統一され,価格も全て2000円と分かりやすい |
新澤氏が倦怠期で発売した「dois」。トリックテイキングゲームの色と数字を分離し,よりディープな競り要素を加えたタイトルとなっている。ルールは単純ながら,プレイではかなり頭を使うタイトルだ |
“コラボ”という意味では,デザイナー同士ではなく,漫画やアニメといった原作とのコラボ――いわゆる原作モノのタイトルが多く見られたのも今回の特徴だ。
麻宮騎亜氏のコミック「彼女のカレラRS」を元にした「彼女のカレラRS トリックテイキングゲーム」(Product Arts)や,人気アニメ「ガールズ&パンツァー」をベースとしたストラテジーゲーム「ぱんつぁー・ふぉー!」(国際通信社),さらに海外メーカーからは映画にもなったアメコミ「ジャッジ・ドレッド」が原作の「JUDGE DREDD MINIATURE GAME」(ウォーロードゲームズ)なども見逃せない。
ゲームデザイナー藤浪智之氏とイラストレーター佐々木 亮氏のコンビによる迷宮まーちゃんと☆うぃっち」。ファンタジー世界での街づくりをテーマにしたタイトルだ |
アナログゲーム界の長老,鈴木銀一郎氏も会場に姿を見せた。最新ゲームを次々と試遊されていたようで,ご健勝の様子 |
海外からの出展と注目度がさらにアップ
4Gamerでも何度か紹介しているカナイセイジ氏(カナイ製作所)の「ラブレター」や,木皿儀隼人氏(ワンドロー)の「グリモリア」など,日本のデザイナーが世界で注目されるようになり,ゲームマーケットへ向けた海外からの目は,さらに熱を帯びてきている。
今回のゲームマーケットでは,台湾,韓国,アメリカ,フランスからの出展に加え,ドイツのQueen Games,アメリカのAEGなど多くの海外メーカーからの訪問者があった。少し前までは,国産ゲームを欧米へ売り込むために日本から海外にでかけたものだが,近年はこうして,海外からゲームを探しにやってきてくれる。
会場で見かけたたQueen Gamesの社長,Rajive Gupta(ラジヴ・グプタ)氏に話を聞いてみたところ,今回のゲームマーケットでは,賽苑の「マングローブ」と「バババババーガー」が印象に残っているという。
前者は台座から棒を引き抜いていく一種のバランスゲームで,量産が難しいことから商業的には売りにくいものだが,インテリアとしても非常に美しいゲームだ。後者はカードを使ってさまざまなハンバーガーを組み立てていくゲームだが,プレイの対象がファミリー層からコアゲーマーまでと幅広いのが魅力的だという。パッケージがハンバーガーそっくりなのも面白く,今後はぜひ世界に向けて売り出したいと語っていた。
またアメリカのゲームメーカー,Tasty Minstrel Games(以下,TMG)は,日本向けのブランド“コイ・ゲームズ”を立ち上げて,日本市場に向けたタイトルを制作している。残念ながら今回のゲームマーケットには間に合わなかったそうだが,スープの煮込みをテーマにしたカードゲーム「バーグー」のほか,「この町は2〜4人のボクらにも狭すぎる」「陰謀の聖堂騎士」「コイン・エイジ」といったタイトルを目下制作中だそうだ。初夏頃には日本国内で発売される予定なので,楽しみにしておこう。
また,フランスの企業・Ankamaのブースでは,ファンタジー風のフィギュアゲーム「Krosmaster Arena」も出展されていた。海外で170万体以上のフィギュアが販売され,来年春には世界大会も予定されているという同作。日本上陸を目指しているとのことで,高さ10センチほどのフィギュア達で,行き交う人の注目を集めていた。
このように,国際的なマーケットとして徐々に評価され始めた日本のボードゲーム市場だが,それを表したもう一つの事例として,テンデイズゲームズによる「プラエトル」の発売を紹介しておこう。
テンデイズゲームズは,もともと店長の目利きで集めた世界のボードゲームを日本語化することに定評があるショップ兼パブリッシャーで,「K2」「テレストレーション」といったタイトルでよく知られている。しかし今回発売した都市建設ゲーム「プラエトル」は,なんと日本が世界で最初の発売なのだそうだ。ルーマニアのNSKNの手による本作だが,これは同社が今作で世界に打って出るにあたり,日本を最も重要な市場と認めたためなのだという。おお,すごい。
「プラエトル」は古代ローマにおける役人の人生をテーマにしたワーカープレイスメントゲーム。ワーカーにあたる労働者のコマには成長要素があり,育てれば強化できるが,育てすぎると引退してしまうというジレンマがある |
欧米圏だけでなく,もちろんアジアからの出展も少なくない。台湾ボードゲームデザイン(MBD)は,台湾のゲームデザイナーたちが持ち寄ったさまざまな作品を展示 |
台湾勢の多彩な作品その1。積み木で作った城へ,不安定な木槌を倒して壊し合う原始的な楽しさの「キャッスル・クラッシュ」 |
台湾勢の多彩な作品その2,「棋幻争覇」。将棋とカードゲームを組み合わせたファンタジーゲームだ。写真はデザイナーのKyle Chang(カイル・チャン)氏 |
台湾勢の多彩な作品その3,「靴を飛ばせ」。政治家に靴を投げる事件が話題になっている台湾ならではの,政治風刺ネタのゲーム |
韓国メーカー,Magpieは新作の競馬レースゲーム「ダークホース」ほかを発売。デザイナーのJuhwa Lee(チューハー・リー)氏自身が「ダークホース」を宣伝 |
韓国のHappy Baobabは,10世紀の韓国をモデルにしたスチームパンクものの「高麗」と,クールなゴブリンの世界を舞台にした「ゴス」(写真)という新作2つを持ち込んだ |
台湾のMoaideas Game Designの新作「Slime Adventure」は,スライムになって弱肉強食の世界を生き抜くゲーム。冒険者の少女の服を溶かしたりもできるとのことでネット上で話題を呼んだという |
一方,日本のゲームを海外に紹介しているヤポンブランドの活動にも余念はない。会場に設けられた同ブースでは,エッセンへの出展や観光のアドバイスを求める参加者達で,一日賑わっていたようだ。ゲームマーケットの国際化は,こんなところでも着々と進んでいる。
そのヤポンブランドの活動を下地に,日本メーカーの海外進出が進んでいる。今回の新作の中でも,OKAZU brandの「漁火」のように,最初から日本ならではのゲームとして海外展開を視野に納めた作品も出てきた。またボードゲームとカードゲームを組み合わせたストラテジーゲームの「Arcatype」は,北米での発売に向け,夏のGenCon(北米最大のアナログゲームの祭典)への参戦を決定。会場で大々的にアピールが行われていた。
コスプレイヤーの売り子2人を擁する「Arcatype」のブース |
「Arcatype」はGenCon参戦やスマホアプリ化も進行中。写真は,自らイラストも描くゲームデザイナーの夜月ウルフさん |
「リアル謎解きゲームマーケット」が予想を上回る大人気
会場の拡大にあわせるように,今回のゲームマーケットではいくつかの催しが同時開催された。先に紹介した中村氏のスタンプラリーもその一つだが,中でも最も注目を集めたのは,よだかのレコード主催による「リアル謎解きゲームマーケット 失われた賢者のカード」だ。
「リアル謎解きゲーム」とは,与えられた手がかりを発端に,会場内を歩きまわってヒントを探し,謎を解いていくというオリエンテーリング風のゲームのこと。トレジャーハンターとなったプレイヤーが幻のカードを探すという設定になっていて,多くの参加者が会場を走り回っていた。1グループ500円で参加できる手軽さもあってか,参加希望者が殺到し,最終的には主催者予想の3倍にもおよぶ500組,1000人以上が参加。およそ7割の参加者が,閉会までに謎を解き明かしたとのことである。
渡されたマップを片手に会場を歩き回り,ヒントを集めて謎を解いていく。参加者の話では,今回の謎はなかなか歯ごたえのある本格的なものだったそうだ |
謎解きの1シーン。会場の外にいるターバンを巻いた協力者から情報を得る |
またそれ以外の企画では,「世界のボードゲームを広める会ゆうもあ」によるこどもゲームコーナーや,伝統ゲーム「チェッカー・ドラフツ」体験コーナー,女流棋士の北尾まどか氏ご自身が「どうぶつしょうぎ」を紹介する「どうぶつしょうぎとなかまたち」コーナーなども設けられた。
とくにチェッカー・ドラフツのコーナーは,初期のゲームマーケットで行われていた伝統ゲーム紹介企画を復活させたもので,将棋に似た駒を使って4人で遊ぶ石川県発祥のゲーム「ごいた」が広く知られるきっかけともなった由緒あるものといえる。ゲームマーケットの生みの親でもあるゲーム研究家,草場 純氏が直接指導にあたり,なかなかの盛況だったようだ。
こどもゲームコーナーでは家族連れ向けにさまざまなゲームの貸し出しとティーチングを行なっていた。写真は「チャオチャオ」に挑戦する親子 |
日本では知名度の低い「チェッカー・ドラフツ」を草場氏が直接指導。曰く「チェスは海のように広いが,チェッカーは井戸のように深い」とのことである |
女流棋士の北尾まどか(ねこまど)氏が,子供向けの将棋として自ら開発した「どうぶつしょうぎ」のコーナーも。漢字を読めない子供や,将棋初心者にも楽しめるゲームとして人気を博している |
「どうぶつしょうぎ」の生みの親である北尾まどか氏。前回のゲームマーケットでは,ブース出展も行い,「ジュウシマツ」「ナナホシ」というオリジナルの2人用ゲームも販売したそうだ |
次回「ゲームマーケット2014秋」は11月開催。15周年を迎え,新たなステージへ
2013年春から会場を東京ビッグサイトへと移し,さらに今回はリアル謎解きゲームなどのイベント企画を併催するなど,回を重ねるごとに規模を大きく拡大してきたゲームマーケット。冒頭でも書いたように,西4ホールでの開催となったことで,人の流れはだいぶスムーズになったと感じたが,来場者・出展者ともに増加していることに変わりはない。運営を担当するアークライトの山上新介氏,刈谷圭司氏に会場で話を聞いてみたところ,将来的にはより広い東館での開催も視野に入れているそうで,まだしばらくは拡大路線が続くことになりそうだ。
また全体の傾向については,高級志向タイトルの好調さが目立ったという。3000円や4000円と言った価格帯は同人ゲームとしては確かに高価で,少し前なら見向きもされなかったが,今やそれらが次々と昼を待たずに完売することも珍しくはなくなった。さらにサークルに対し,事前に取り置きをお願いする予約制度が普及してきたこともあって,在庫管理がしやすくなったことも,こういった変化を生む土壌となっているのではないか,とのことである。また日本人デザイナーの実力が向上し,それがプレイヤー達にも認められるようになったのも理由の1つでは,とも語っていた。
「惨劇RoopeR」で知られるBaka Fire Partyがゲームマーケット2014大阪で発売した「アリストメイズ」。投資戦略型ダンジョン攻略ゲームを謳い,4000円という価格ながら,あっという間に完売したという。当日はその再販のほか「惨劇RoopeR X」の拡張セット0「Midnight Zone」を新刊として発売 |
Manifest Destinyの「Ars Alchimia」(アルス アルキミア)。錬金術をテーマにしたワーカープレイスメントゲームで,数多くのトークンを用いた多彩な行動がウリとなっている。価格は3500円だったが,こちらも完売とのこと |
ゲームマーケットと共に,発展を続けるボードゲームの世界。そこから今後どんな作品で生まれてくるのか,今から楽しみだ。次回「ゲームマーケット2014秋」は,11月16日(日)に開催される。会場は今回と同じ東京ビッグサイト西館となる予定なので,このレポートで興味を持った人は,ぜひ会場まで足を運んでみてほしい。
ゲークリ+では“復活”の要素が加えられた「赤月の人狼」を販売。 |
ドージン五郎による「紅魔人狼」。東方Projectの二次創作だが,吸血鬼を交えた三つ巴の戦いが楽しめるという |
業界大手のアークライトブースでは,広いスペースを活用した新作デモが行われていた。中でもイチオシはカナイセイジ氏の新作「Gods' Gambit」。シンプルなルールながら,深い駆け引きが楽しめる。緒方剛志氏のイラストにも注目 |
同じくカナイセイジ氏の傑作「ラブレター」のインストは,「私設図書館カフェ・シャッツキステ」のメイドさんが担当 |
豊富なコンポーネントのクトゥルフ系ボードゲーム「エルドリッチ・ホラー」。邪神復活を防ぐため,世界を駆け巡る |
老舗のホビージャパンのブース。こちらはカラフルなイメージボードにコマを配置することで,思考を伝達するという「CONCEPT」というタイトル |
プレイヤー人数×8分という短時間で遊べる陣取りゲーム「八分帝国」。ストラテジーゲームの魅力が短い時間にギュッと凝縮されているという |
正体隠匿系ゲーム「斬」の拡張セット「ライジング・サン」。プロモーションカードとして,侍たちにお茶を振る舞うと有利になる「利休」のカードが配布されていた |
グループSNE/cosaicのブースでは,「ゴーストハンター13 タイルゲーム」の拡張版「7つの大罪」がデモプレイされていた。もちろんインストは安田 均社長自らが担当 |
水平思考推理ゲームを謳う「ブラックストーリーズ:50の“黒い”物語」。第2弾の発売も決定したとのこと |
名古屋の輸入ゲーム専門店「ゲームストア・バネスト」ブース。今回の店長のおすすめは「ダイスラン」。ボードを必要とせず,ダイスのみで遊ぶレースゲームとのこと |
冒険企画局では,同社のソリティア風の1人用カードゲーム「シェフィ」の公式同人誌が販売されていた。このほか原発を扱った問題作「BRAVE50」のβ版も |
グランディングは,人気作「街コロ」の拡張版「街コロ#」を発売。13種類のカードを追加されている。また秋に向け,新たな切り口のゲームも計画中だとか |
ゲームフィールドは,「王と枢機卿」に加えて,貿易ゲーム「ハンザ」の拡張マップを販売。なんと基本セットの箱にぴったり収まる親切仕様 |
30分でドラゴンを倒す超高速RPG「DORASURE」が展示中だったジャイアントホビー。鋭意製作中で,発売はまもなくとのこと |
サンセットゲームズでは往年の名作シミュレーションゲーム「聯合艦隊」を復刻。シナリオが40種類に増え,ルールも明確になっているという |
さとーふぁみりあの新作「死神セクト」。ゲームマーケット2013大阪で「死神コイン」として展示されていたものに,大幅な手を加えたものだという。「カタン」へのオマージュが込められた,長谷川登鯉氏によるイラストが美しい |
大気圏内ゲームズの新作「シンデレラが多すぎる」。ガラスの靴をはいた足しか覚えていない王子様が,適当な女性(女性以外もいるが……)からシンデレラを見つけ出す,という内容 |
和のテイストが鮮やかな桜遊庵の新作「襲ノ色目」。十二単の衣を重ねて役を作っていくゲームとのこと |
酒のみゲーム「オトーリバース」のアルハラシステムズは,焼き肉屋でカロリーを競い合う新作「ビバニク」を販売。クーラーボックスから出てくる霜降り肉のパッケージが秀逸 |
十式ゲームワークスの「ロボダイス」は,5つのダイスを使ったソリティア風のダイスゲーム。ゲームボードがポストカードになっており,「おみやゲーム」としても悪くないかも |
遊び心満載のぼどばら!の新作は「漢コレ!」。漢字の部首を組み合わせて新しい漢字を作るというゲームだ。さて,この漢字の意味は…… |
非電源系遊戯あなげちゃんのカードゲーム「Into Darkness」は,クトゥルフ神話TRPGを簡易に体験できるというもの。クトゥルフ業界から熱い注目が注がれたためか,あっという間に完売となっていた。再版希望! |
独特のキャラクターが人気の「どうながねこぞく」。可愛いプレイマットにも注目 |
非電源開発の「ペンギンが流氷から落ちたら死ぬゲーム」。可愛らしいペンギン型のコマは,なんと一つ一つ手作りだという |
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かわいい女の子キャラが活躍するカードゲーム「ルインズエクスプローラー」「シュークリームは誰のもの?」を販売するチーム桜刻館ブース。新商品は夏を先取りしたサプライグッズ |
書を守る者の「いかさまダイス」。いかさまダイスの中から正しいダイスを見つけ出すという,ちょっと変わった推理ゲーム |
遊学芸の「スライド10」。数字トークン2つを紐にくっつけ,合計10になるようにするという,いかにもアナログゲームらしい知育系パズルゲーム |
北海道からの参戦というeggplantの「モモンガ・ジャンプ」。布製のモモンガを,丸太めがけて飛ばし,着地した高さがダイスの目になるすごろくゲーム |
3Dプリンタによるフィギュア製作の老舗,石膏粉末工房では,ゲームマーケットの新マスコットキャラクター3体をさっそく立体化。ちなみに中央の「コロ」が一番人気とのこと |
3Dプリンタによるフィギュアは「しろうと屋」でも販売されていた。こちらはテーブルトークRPG用のフィギュアとのこと |
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