New World Interactiveが，「CryENGINE 3」をライセンスしたFree-to-Playのタイトル「Lethal Enterprise」の制作を発表

　2010年に設立されたゲームメーカー，New World Interactiveが北米時間の2011年7月25日，「CryENGINE 3」をライセンスしたFree-to-Playタイプのアクション，「Lethal Enterprise」の制作を発表した。麻薬戦争をテーマに激しいアクションが繰り広げられること以外に詳細は分からないものの，PCとPlayStation 3，Xbox 360向けに開発が進められており，CryENGINE 3によるハイレベルなグラフィックスに期待できそうだ。

「New World Interactive」公式サイト

　New World Interactiveは，「Unreal Tournament 2004」向けの「Red Orchestra: Ostfront 41-45」（2006年）や，「Half-Life 2」向けの「Insurgency」（2007年）など，人気の高いMODを制作したアマチュア開発者を中心とするデベロッパだ。社長であるJeremy Blum（ジェレミー・ブラム）氏が処女作であるRed Orchestraの企画を考えたのは，14歳の頃だったそうで，かなりフレッシュな開発陣といえそうだ。

　また，New World Interactiveは，最新のSourceエンジンを利用してInsurgencyのリメイクである「Insurgency Remastered」を，2012年に発売することも発表しており，当面はそちらの開発を優先させる模様でもある。そのため，Lethal Enterpriseの詳しい情報公開はかなり先のことになりそうだが，MOD界では知られたメンバーだけに，気になるプロジェクトといえるだろう。