AC向けCo-opTPS「スティールクロニクル」が本日稼働開始。「高機動」タイプの新スーツで戦う直撮りムービーを掲載

　本日（2011年12月7日）より，KONAMIのアーケード用新作TPS「スティールクロニクル」の稼働が，全国のアミューズメント施設にて順次開始されている。

　スティールクロニクルは，突如世界中に出現した謎の生物「鋼鉄虫」を相手に，4人のプレイヤーで協力して挑む，Co-op形式のTPSだ。プレイヤーは対鋼鉄虫戦闘員「ハウンド」の1人として，人型戦闘兵器「スティールスーツ」を身にまとい，鋼鉄虫達を撃破していく。
　そのプレイフィールは，7月に開催されたロケテストのレポートでお伝えしているが，今回，稼働に先駆けてKONAMIで最新版をプレイさせてもらったので，直撮りムービーを掲載しよう。

高機動タイプ

　本日稼働が開始されたバージョンでは，ロケテスト版からいくつか変更点が見られる。その中でも最も大きなポイントは，新たなタイプのスティールスーツが追加されたことだろう。ロケテスト版では，攻撃力，耐久力，機動力のバランスが良い「突撃」（当時は万能型という名称）タイプ，足は遅いが火力の高い「重火力」タイプの2種類を使用できたが，最新バージョンでは新たに機動力特化の「高機動」タイプが選択できるようになっているのだ。
　上のムービーは高機動タイプのスーツで出撃してみたものなので，その軽快なブースト移動を確認してほしい。

突撃タイプ

重火力タイプ

　ちなみに，高機動タイプは最初から選択することはできない。ゲームを進めていくとアンロックされるスティールスーツなのだ。
　今回は，限られた取材時間の中でなんとか高機動タイプを使用可能にしてみたものの，ロクに武器やスーツを強化しないままミッションに出撃しているので，火力不足に見えるかもしれない。実際，最終的に大型鋼鉄虫「ブレマニウス」の撃破に失敗しているが，これは武器の強化が不十分だったからだろう。筆者がへっぽこハウンドだから失敗した，とかいうわけでもないはずだ。多分。

　最後にもう1つ，気になる料金システムについても触れておこう。
　本作は投入したクレジットに応じて，STE（スティールエナジー）というポイントが手に入るので，それを使ってゲームをプレイすることになる。STEはゲームをプレイするにつれて消費されていくので，これがなくならない限り，何度撃破されようがミッションに失敗しようが，ゲームを続けられる。
　今回筆者がプレイした環境では，1クレジット（100円）で480STE（4分30秒），5クレジット（500円）で2400STE（22分30秒）ぶんプレイが可能だった。おそらく，これが基本設定と思われるが，ゲームセンターによっては，より多くのSTEが得られるように設定されている場合もあるかもしれない。

　また，STEは新たな武器の生産や，スーツをパワーアップさせる「カートリッジ」の購入，耐久力を示す「シールド」の強化などにも使用する。……というと，プレイ時間がどんどん減ってしまうように聞こえるかもしれないが，武器の性能を向上させる「強化」は鋼鉄虫が落とす素材のみで行え，さらにキャラクターのアバターアイテムも，プレイ内容に応じて獲得できる「CP」のみで生産できるので，STEが必要になる要素は思ったよりも抑えられている印象だ。
　ロケテスト時はアバターアイテムの生産などにもSTEが必要だったのだが，KONAMIによれば，できるだけ長く遊べるように料金システムを調整し直したとのことである。

新たな武器の生産にはSTEを消費する。メインウェポンは2個まで同時に装備可能で，武器のカテゴリも豊富。突撃タイプの場合は，アサルトライフル，サブマシンガン，グレネードランチャー，ビームブレードなどが使える

武器の強化画面。消費する素材のレアリティに応じてポイントが獲得でき，それが一定まで溜まると強化が完了する。どんなにレアリティの低い素材でも無駄にはならないので，余った素材で積極的に強化していくといいだろう

キャラクター用アイテムの項目に「チャット」が追加されている。ここでは，戦闘中のチャットコマンドを好みのものに入れ替えられる

カミヤ シン（CV：小西 克幸）	エレナ ザハロフ（CV：佐倉 綾音）
サイード ナジム（CV：中田 譲治）	アンナ ベルンハルト（CV：甲斐田 裕子）
クライブ ロックハート（CV：岡本 信彦）	セレスティーヌ シャルロア（CV：柚木 涼香）

選択できるキャラクターは全部で8名。性能に差はないので，見た目や台詞の好みで決めてしまっても問題はないのだが，後から変更はできないので，その点には注意しよう

アレックス サザーランド（CV：代永 翼）

ユン リナ（CV：花澤 香菜）

　なお，稼働開始に合わせて，KONAMIのアーケードゲーム共通のICカード「e-AMUSEMENT PASS」を使用すると，初回プレイ時に1000STEを無料で取得できるキャンペーンも実施される。e-AMUSEMENT PASSはプレイデータの保存に必要なものなので，本作をプレイ予定の人はまずはICカードを入手してから，気軽に1000STEぶん遊んでみるといいだろう。

「スティールクロニクル」公式サイト