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「MTG」の最新基本セット「ファウンデーションズ」から新カード2枚を先行公開。《魂を紡ぐもの》は手札リソース供給能力を持つ蜘蛛クリーチャー
マジックにおける“基本セット"とは,その名の通り,ゲームの基本的なカードを収録したセットだ。つまり,初心者向けの商品なのだが,この基本セットが発売されるのは実に4年ぶりとなる。英語で「基盤・根幹」を意味する「ファウンデーションズ(Foundations)」の名がつけられたこの基本セットは,その名の通り,今後のマジックの新時代における支柱となることを意図して作られたセットだという。
本セットは,今後のスタンダードフォーマットにて少なくとも2029年まで使用可能となっている。(延長の可能性もあるそうだ) 収録カードも《全知》《ラノワールのエルフ》《審判の日》など,マジックプレイヤーにはおなじみの強力なカードが再録されており,注目を集めている。
また,入門者向けの「ビギナー・ボックス」も用意されているので,これからマジックを始める人にはうってつけのタイミングでもある。興味があるマジック未経験の人は,この商品から遊んでみるのがいいだろう。
「マジック・ザ・ギャザリング」4年ぶりの基本セット“ファウンデーションズ”とは何なのか。WotCのプロデューサーにGen Con会場で聞いてみた
人気TCG「マジック:ザ・ギャザリング」の4年ぶりとなる基本セット「ファウンデーションズ」が2024年11月15日に発売される。スタンダードで5年使用できることなどで話題を呼んでいるこのセットだが,いったいどんな狙いがあるのか。Gen Con 2024会場で,プロデューサーに話を聞いてみた。
前置きが長くなったが,4GamerはWizards of the Coastからの依頼により,「ファウンデーションズ」に収録される新カード2枚の情報を公開する機会を得たので,本稿で紹介していこう。
完全新規のカードとなる《魂を紡ぐもの》は,蜘蛛・スピリットタイプのクリーチャーカードだ。自身やトークン以外のクリーチャー1体が死亡するたび,デッキをクリーチャー・カード1枚が公開されるまでめくり,そのクリーチャー・カードを手札に加える,というリソース供給能力を持っている。
この能力は構築のビートダウンデッキとも相性が良さそうだが,除去手段が乏しくなりがちなリミテッドにおいては特に強力に見える。いずれにおいても,手札リソースの息切れ防止に有用な能力だ。蜘蛛らしく「到達」の能力を持っているので,相手の飛行クリーチャーに対応できるのも見逃せない。
3マナ4/3というスタッツも魅力的なカードだ。タフネスのほうが4だとより蜘蛛のクリーチャーっぽい印象だったが,さすがに3マナ3/4でこの能力は許されなかったということなのだろうか。
再録の新カードとなる《鼓舞する呼び声》は,インスタントのドロー呪文カードで,+1/+1カウンターが置かれているクリーチャー1体につきカードを1枚引きつつ,それらのクリーチャーはターン終了まで「破壊不能」を得るという効果だ。
+1/+1カウンターを置くカードを用いるビートダウンデッキにおいて有用なカードで,「破壊不能」効果によってコンバット・トリックとしても使用できる。3マナのカードなのでできれば2枚は引きたいが,3枚以上ドローできれば使用マナに対して大きなリターンを得られる。もし+1/+1カウンターを置くカードを多数ピックできれば,ドラフトでも活躍の機会はあるだろう。
これら新カードはいずれも緑のカードで,かつビートダウン系のデッキと相性が良いカードとなる。発売後に緑を絡めたビートダウンデッキを組む機会があれば,採用を検討しても良さそうだ。
「マジック:ザ・ギャザリング」公式サイト
「ファウンデーション」製品詳細ページ
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