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印刷2013/06/22 18:45

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「ドラゴンズクラウン」の体験会をレポート。期待作の完成度をチェックしてきた

会場となったヨドバシマルチメディアAkibaの6階には,多くのゲームファンが詰めかけた
画像集#001のサムネイル/「ドラゴンズクラウン」の体験会をレポート。期待作の完成度をチェックしてきた
 アトラスは本日(2013年6月22日),7月25日に発売予定となっている「ドラゴンズクラウン」PlayStation 3 / PlayStation Vita)の体験会をヨドバシカメラマルチメディアAkibaにて開催した。

 本作は,「プリンセスクラウン」オーディンスフィア」「朧村正」などを手掛けたクリエイター神谷盛治氏が率いるヴァニラウェアが開発する2Dアクション。4Gamerに掲載された神谷氏のインタビュー記事にも大きな反響があるなど,大いに注目が集まっている。

 本稿では,この体験会の模様とともに,本作のプレイレポートもあわせてお届けしよう。

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 体験会は11時に開始予定だったが,開始前から70人ほどの来場者が並んだとのことで,前倒しでスタート。会場にはPS3版が2台,PS Vita版が1セット(4機)用意され,それぞれで来場者3人とインストラクター1人がパーティを組み,ゲーム最初のダンジョンに挑んだ。来場者はファイター/エルフ/ドワーフ,インストラクターはソーサレスを使用し,ダンジョンのボスであるハーピーを倒せればクリアという内容だ。

1つの試遊台につき3名がプレイできるので,並んでいる人数が多い割に,プレイまでの時間は比較的短いように感じた
画像集#002のサムネイル/「ドラゴンズクラウン」の体験会をレポート。期待作の完成度をチェックしてきた

 ゲームの基本システムはベルトスクロールアクションというわかりやすいものだが,本作のゲーム中にはさまざまな独自要素が取り入れられているため,会場ではインストラクターがそれらを丁寧に説明していた。初プレイとなった来場者も,本作の濃い遊びを楽しめたのではないだろうか。

 基本操作は,左スティックでキャラクターを移動させ,[×]ボタンでジャンプ,[△]ボタンでアイテムを拾い,[□]ボタンで攻撃,[○]ボタンでさらに強力な攻撃「メガスマッシュ」を繰り出すといった具合だ。そのほかにもダッシュ攻撃やスライディングなど,かなり豊富なアクションが用意されている。

インストラクションカード。こちらはPS Vita版のものだが,タッチ操作以外はPS3版もほとんど同じ内容となっている
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 メガスマッシュは周囲に大きなダメージを与えられるが,繰り出したあとに武器を落としてしまい,それを拾わなくてはならないという少々リスキーな技だ。とは言っても,武器を拾うときはキャラクターを重ねるだけでよく,万が一拾い忘れて画面外に出てしまっても,仲間である盗賊のロニが届けてくれるので安心だ。

 ロニはパーティの後方からついてくる仲間で,戦闘力は持たないが,武器を拾ってくれるほかにカギを開けてくれるなど,いろいろと活躍してくれる。画面に宝箱やカギのかかった扉が出てきたとき,右スティックを使って指カーソルをその場所に合わせると,カーソルがカギのアイコンに変わり,そこで決定するとロニが現れてカギを開けてくれるのだ。

 また,ダンジョン内に落ちている亡骸を拾って持ち帰り,ダンジョンクリア後に蘇生させることで,そのキャラクターがNPCとして使えるようになるという要素もあるとのこと。シングルプレイでもにぎやかにプレイできそうだ。

 筆者は用意されている3キャラクターのうち,ドワーフを使ってプレイした。ドワーフは,ファイターよりもさらに肉弾戦向けのキャラクターで,左スティック↑+[□]ボタンで敵や物をつかむことができる。持っている斧でただ攻撃するよりも,つかんでからの投げを中心とした豊富なアクションがドワーフの個性になっているようだ。

 またドワーフは[□]ボタンを長押しすることで,一定時間の防御力が上昇する「パンプアップ」という能力を発動できる。
 ちなみにファイターは同じ操作をすると盾での防御が可能となっていた。同じボタンに同じ防御系の操作が割り当てられているというわけだが,実際のプレイ感はキャラクターごとに大きく異なっていると感じた。

こちらはキャラクターごとの操作方法のインストラクションカード。アマゾンとウィザード,及びソーサレスは今回プレイできなかったが,参考までに掲載しておこう
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 このダンジョンのボスであるハーピーは,骸が転がる巨大な巣の中に現れる。空を飛び回り,時折空中からプレイヤーを巨大な足で攻撃してくるモンスターだ。ドワーフの場合,さすがにボスであるハーピーを直接つかむことはできなかったが,ステージのかたわらに転がった岩をつかんで放り投げることで,効果的にダメージを与えることができた。

 マルチプレイで挑むボス戦は,かなり混乱してしまう場面もあったが,敵の攻撃目標が4人に分散されるため,それぞれの役割をしっかり把握して戦えば,さほど難しい相手ではなかった。今回の場合は,ソーサレスが仲間全員に防御の魔法をかけつつ,ファイターとエルフがそれぞれの武器で攻撃し,筆者が操作するドワーフは岩をつかんでハーピーに投げまくるという形をとることで,うまく倒すことができたという感じだ。
 ダンジョンクリア後は,入手したアイテムを店で鑑定してもらったり,売却するなどのRPGテイストのリザルト画面を経て,体験プレイは終了となった。

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 PS3版とPS Vita版のどちらを買うかで悩んでいる人のために説明しておくと,ゲーム内容自体はまったく同じ。1080pのフルハイビジョン画面でヌルヌル動くキャラクターを操作したい人はPS3版,有機ELの美しい画面とタッチ操作(前述の宝箱の指示などがタッチで可能。またゲーム中にある部分をタッチすると「揺れる」というお楽しみもあり)を楽しみたいならPS Vita版という選び方をするのがいいのではないだろうか。

 この体験会は,今後も東京のほか,札幌,大阪,名古屋,福岡などで開催される予定なので,気になる人はぜひ足を運んでみよう。詳しい場所や開催時間などについては,公式サイトのINFOMATIONページをチェックしてほしい。

「ドラゴンズクラウン」公式サイト

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    ドラゴンズクラウン

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