［E3 2011］Wii U版「TEKKEN」のデモムービーから確認できた，格ゲー部分の実力とカスタマイズ要素を紹介

　任天堂は2011年6月7日（現地時間），E3 2011に先がける形でメディアプレゼンテーションを行った。そこではWii U用ソフトのラインナップの一つとして，人気格闘ゲームシリーズ「鉄拳」の最新作となる「TEKKEN」のデモムービーが公開されたので，それについて紹介していこう。

［E3 2011］新型据え置き機「Wii U」向けに「スマブラ」「鉄拳」などが開発中。任天堂メディアプレゼンテーション実況まとめ

任天堂公式サイト「E3 2011情報」

　ムービーでは，スティーブ・フォックスとファラン，キングとアーマーキングなどが戦っており，Wii U版にもシリーズお馴染みのキャラクターが登場することが確認できた。ムービーを見る限り，鉄拳シリーズならではの爽快なコンボ攻撃は健在で，コンクリートが砕けたり砂埃が舞ったりといった，ステージに応じた演出も再現されていた。攻撃時のエフェクトについても，従来の据え置き機版と比べても遜色のないクオリティである。

　また，キャラクターのカスタマイズも可能なようで，ムービーでは風間仁にヒゲを描き足したり，眉毛を太くしたり，頬に渦巻き状の落書きをしたりしている様子が見られた。おそらくタッチパネルを搭載したWii Uのコントローラー（タッチスクリーン）上で，タッチペンを絵筆に見立てて操作しているのだろうが，ハードの特性を生かした，実にWii U版らしい機能といえる。ちなみに，ジャケットにドクロのデザインを入れ，さらにその色を変更するといったこともできるようだ。
　当然，カスタマイズしたキャラクターは，実際に相手と戦わせることが可能で，戦闘中のキャラクターに落書きが反映されている場面も確認できた。


　世界中で人気を集めている3D対戦格闘ゲーム「鉄拳」は，Wii Uという新たなプラットホームの登場で，どのように進化していくのか。発売日を含む具体的な情報は明らかにされていないが，ファンは引き続き注目しておくといいだろう。