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こんなのあり? 別のゲームを題材にしたり,現実の写真を使ったりのアイデア勝負なステージを紹介する「リトルでビッグなプラネットに乗り込め!」第4回
「リトルビッグプラネット PlayStation Vita」(以下,LBP Vita)の魅力を紹介する連載企画「リトルでビッグなプラネットに乗り込め!」。これまで,アクションの面白いステージやテーマが秀逸なステージを紹介してきた本連載も第4回となるが,今回ピックアップするユーザーステージは,変わったアイデアが盛り込まれた「こんなのあり!?」と思えるものだ。それぞれ特徴的な要素が盛り込まれたステージなので,さっそくプレイムービーをチェックしてみてほしい。
■Assassin'S creed in LBP Vita(JPN)
1つ目のステージは「Assassin'S creed in LBP Vita(JPN)」。どこかで見たようなモチーフ……というか,ステージ名からしてそのまんまなのだが,某有名アクションゲームが元ネタになっている。もちろん,ベースはリトルビッグプラネットなので,元ネタのようにスタイリッシュに壁を駆け上がって華麗に暗殺みたいなことはできないのだが,面白いのは“それっぽさ”を取り入れるための工夫が散りばめられていること。
ゲームスタート時,リビッツのコスチュームが強制的に白フードのスタイルになるだけでなく,アクション面でも,(ちょっとムリヤリだが)通常のリビッツではできない2段ジャンプで離れた足場まで飛べたり,ダッシュができたり,アサシンブレードで敵を倒せたりと,なかなか凝っているのだ。ステージ自体は,そう長くないし,アクションが難しいというわけでもないのだが,こういったアプローチもアリなのかと思わせる内容である。
■KILLZONE fps 1.05
2つ目は「KILLZONE fps 1.05」。これもステージ名からお察しのとおり,某FPSがモチーフとなっている。このステージの特徴は,横スクロールアクションではなく,一人称視点の的当てゲーム的な内容になっていることだ。
具体的には,ステージ上にぴょこぴょこと現れるそれっぽいキャラクター達を,PS Vitaの背面タッチで狙いを定め,Lボタンで発砲して倒していく。敵を倒すのが遅いと,逆に攻撃されてこちらの体力とスコアが減っていくので,高得点を狙おうとすると意外とシビア。最後にはボス戦も用意されている。
別のゲームが題材というだけでなく,リトルビッグプラネットらしいアクションからかけ離れたものも作れるという意味で,面白いステージと言えるだろう。
■Real Big Planet
最後は「なるほど!」と思わせる作りの「Real Big Planet」だ。このステージには特殊なアクションや変わったインタフェースなどは用意されていないのだが,ステージそのものが特殊なケース。なんとこのステージ,すべて現実の写真を利用して作られているのだ。
おそらく,PS Vitaのカメラを使って取り込んだ写真を使ったのだと思うのだが,キッチンやテーブル,ノートPCの上を小さなリビッツが走り回る様子は,まさにReal Big Planetという感じである。いやもう,写真だけでステージを作るという発想がスゴい。
ちなみに,今回紹介した1つ目と2つ目のステージは,どちらも別のゲームのエッセンスをリトルビッグプラネットに取り入れた形だが,PlayStation 3の「リトルビッグプラネット」では,某有名横スクロールシューティングのステージを再現した,「そのまんまじゃん,これ!」と思えるような傑作ステージが存在していたりもする。今後はLBP Vitaでも,それに匹敵するステージが登場してくることを期待して待ちたい。
「リトルビッグプラネット PlayStation Vita」公式サイト
「リトルビッグプラネット」が面白いってホント?――そんな人に本当ですと魅力を語る連載企画「リトルでビッグなプラネットに乗り込め!」をスタート
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