「Halo 4」の最新ムービー公開。巨大戦艦「Infinity」が惑星レクイエムに激突し，壮大な物語が幕を開ける

　343 Industriesが開発を進めるXbox 360専用のFPS「Halo 4」の最新ムービーが公開された。これは，E3 2012開催前夜に行われたイベントで公開されたもので，ご覧になればお分かりのように，実写とCGが合成された映像になっている。ちなみにこのイベントでは，新たなマルチプレイモード「Spartan Ops」の紹介も行われた（関連記事）。

「Halo 4」公式サイト

　ムービーでは，惑星レクイエムの大気圏に突入していくUNSCの巨大戦艦「Infinity」と，それに乗り込んだ，Andrew Del Rio司令官率いる1万7000人の兵士達の姿が描かれる。Infinityは全長5kmにおよぶUNSC最大の艦であり，前作「Halo3」におけるコヴナントの戦いの中で，人類が地球を失った場合の最終拠点となるべく建造されたという。


　2011年のE3で，マスターチーフとコルタナの乗ったシャロン級戦艦「Forward Unto Dawn」が，レクイエムを囲む巨大な人工建造物「スフィア」へ飲み込まれていくムービーが公開されたことを記憶している人も多いはずだ。今回は，そのマスタチーフが，雲を突き破って墜落してくるInfinityをレクイエムの地表で眺めるという構図になっている。

　ムービーのタイトルは「An Ancient Evil Awakens」で，Ancient Evilとは，マスターチーフがレクイエムで対峙することになる種族を指している。コヴナントも敵として登場するが，ゲームの中心的な存在ではなくなっており，E3 2012のプレイデモでも，独自の技術を持った「Crawler」や「Watcher」といったレクイエムの生き物の存在が明らかになっている。ストーリーや舞台設定に関する詳細は明らかにされていないが，Infinityはなぜレクイエムに墜落したのか，マスターチーフはこれからどうするのか，今後の展開が興味深い。


　Infinityといえば，MicrosoftはE3 2012において「Spartan: Infinity」というオンラインサービスを発表しており，プレイヤーはInfinityをハブとしてさまざまなマルチプレイを楽しんだり，プレイデータをセーブできたりするようになる。
　また，Microsoftは北米で2012年11月6日に発売されるHalo 4の特典として1時間近い実写映画を撮影中であるという情報もあり，このムービーがその一部である可能性も高い。ゲーム，ムービーとも謎が多いが，続報が楽しみだ。