ニュース
AMD,デスクトップPC向けTrinityを正式発表。最上位の「A10-5800K」で1万2980円
すでに4Gamerでは「A10-5800K」と「A8-5600K」のレビューをお伝えしているが,発表時点のラインナップは,両製品を含む下記6モデルとなる。
- A10-5800K:
4コア(L2 2MB×2,3.8〜4.2GHz),Radeon HD 7660D(384コア,800MHz),TDP 100W,1万2980円(税込) - A10-5700:
4コア(L2 2MB×2,3.4〜4.0GHz),Radeon HD 7660D(384コア,800MHz),TDP 65W,1万2480円(税込) - A8-5600K:
4コア(L2 2MB×2,3.6〜3.9GHz),Radeon HD 7560D(256コア,760MHz),TDP 100W,9980円(税込) - A8-5500:
4コア(L2 2MB×2,3.2〜3.7GHz),Radeon HD 7560D(256コア,760MHz),TDP 65W,9480円(税込) - A6-5400K:
2コア(L2 1MB,3.6〜3.8GHz),Radeon HD 7540D(192コア,760MHz),TDP 65W,6480円(税込) - A4-5300:
2コア(L2 1MB,3.4〜3.6GHz),Radeon HD 7480D(128コア,723MHz),TDP 65W,4980円(税込)
※各製品名の下に並べたのは順にCPUコア数(括弧内はL2キャッシュ容量,動作クロック)とGPUブランド名(括弧内は順にコア数,動作クロック),TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力),国内のメーカー想定売価である
APUパッケージは新たに採用された「FM2」で,「Llano」こと第1世代AMD A-Series APUの「FM1」とはピン互換性が失われている。対応マザーボードは,「Socket FM2」を搭載する「AMD A85X」「AMD A75」「AMD A55」チップセット搭載モデルとなるので,この点は注意が必要だろう。
ちなみに,AMD A75とAMD A55の両チップセットは,第1世代AMD A-Series APU用としてリリースされたものだが,Socket FM2を搭載するマザーボードであれば,第2世代AMD A-Series APUと問題なく組み合わせて利用可能だ。
レビュー記事で明らかになっているとおり,384基のシェーダプロセッサを搭載した上位モデルは,3Dオンラインゲームのほとんどをプレイできるだけの3D性能を持っている。コストをかけずに3Dオンラインゲーム用PCを手に入れたい人にとっては,なかなかに面白い製品が登場してきたと述べてよさそうである。
なお,秋葉原ショップ筋の情報によると,第2世代AMD A-Series APUと対応マザーボードは,本日19:01に販売開始となる見込み。Trinityが気になっていた人は,会社帰りや学校帰りにショップへ立ち寄ってみてはどうだろうか。
デスクトップPC向けTrinity「A10-5800K」「A8-5600K」をレビュー。新世代APUの3D性能はどこまで向上したか
AMD公式Webサイト(英語)
- 関連タイトル:
AMD A-Series(Trinity,Richland)
- この記事のURL:
(C)2012 Advanced Micro Devices, Inc.