プレイレポート
[E3 2012]どこまでもリアルにこだわるミリタリーシミュレーション「ARMA 3」の初公開プレイアブルデモに触ってきた
ARMA 3は,ギリシャにあるリムノス島とストラティス島の2島の衛星データを利用し,海洋までを含めた900平方kmにも及ぶ広大な世界が描かれている。リアリズムに忠実なBohemia Interactiveらしく,実際の現地取材を行って,セイヨウキョウチクトウのような植生物まで丹念に再現している。プレイヤーは,この広大なオープンワールド環境で軍事的なミッションをこなしていくことになる。
それよりも筆者が気になったのは,背中を地面につける格好で前に向かって撃つといった,本作でさらに細かくなったキャラクターの動作だ。ARMAの世界はダメージに対してもシビアで,プレイヤーキャラクターは何度も銃撃を受けながら生き延びることはできないので,こうした姿勢パターンの強化は大歓迎といったところだろう。
ドライバーとガンナーの入れ替わりも可能で,ガンナーとなったプレイヤーはレーダーで周囲の敵を察知し,赤外線カメラでズームインして敵を狙撃するといった行動が可能。本作から新たに取り入れられた水中マップでは,SDVという1人乗りの潜水艦のようなもので敵に近付き,そこから船外に出てゆっくりと敵に近付き,沈没船付近にいたダイビングスーツ姿の敵とやり合うというシーンも確認もできた。
完成までにはまだまだ時間のかかりそうな雰囲気もあるものの,PCならではのハイレベルなグラフィックスとともに,高度な戦術やスキルを必要とするシビアなゲーム性が堪能できる,本格的なミリタリーシューティングゲームになるのは間違いない。マルチプレイモードに大きな変更はなさそうだが,PCゲーマーにとっては完成が楽しみな作品の1つであろう。
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