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常にグループ戦が楽しめるMMORPG「ACHERON」。ソロプレイでもJinnを召喚して多数のモンスターと同時に戦える
本作の舞台となる世界では,魔法を中心としたLagperant連合と,機械を中心としたBellum同盟が対立しているという。プレイヤーはどちらかの陣営に所属して,いずれはRvR,つまり大規模戦闘に参加していくことになる。
そんな本作のキャラクターのクラスは,一般的なMMORPGでなじみの深い,タンクや近接/遠距離ダメージディーラー,デバファ,ヒーラーといった,分かりやすいものになっている。
また,1つのクラスで2つの役をこなせるとのこと。具体的には,タンク系のクラスでも盾を持ったままであればタンク役,武器に持ち替えて両手に武器を装備すればダメージディーラー役といった具合に,装備している武器によってクラスが決まる仕組みになっているようだ。
そして本作の最大の特徴となるのが,プレイヤーが召喚することで一緒に戦ってくれる“Jinn”という存在だ。こう聞くと,いかにも召喚ペットキャラクターのような感じがするが,Jinnは戦闘においてプレイヤーキャラクターと同等の戦闘力を持っており,タンカー系や近接/遠距離ダメージディーラー系,デバファ系としてプレイヤーをサポートしてくれる。
なかにはプレイヤーキャラクターと合体して,より強力なキャラクターに変身できる,特殊なJinnも存在するという。また,いわゆるアイテム強化のように,Jinn自身を強化することも可能だ。
呼び出したJinnについては,AIに操作させて自動で戦わせるモードや,プレイヤーがすべてのJinnを操作するモードが用意されている。ダメージディーラー系のJinnを呼び出して攻撃力アップを狙うのか,タンカー系のJinnを呼び出して守りを固めるのか。プレイヤーキャラとJinnとの組み合わせで,さまざまな戦略が生まれるだろう。
Jinnを召喚するためには,アイテムとして存在するJinnをスロットに設置しなければならない。初期では2スロット用意されており,2体までの同時召喚が可能なのだが,Jinnによっては設置に2スロット以上必要だったりするものもあるようだ。
なお,プレイヤーキャラクターのレベルが上がっていくことで,最大で5スロット分まで拡張されるので,だんだん賑やかな冒険となっていきそうだ。
しかしそれだけJinnが召喚できるのなら,最初からずっとソロプレイで良いのでは? とも思えてしまう。ところが,Jinnにはヒーラー系が存在しないため,プレイヤーキャラ自身がヒーラーでないかぎり,いずれパーティプレイの必要性は出てくるそうだ。
さて,Jinnについての説明を読んでいる人のなかには,「グラナド・エスパダ」に似ていると思った人もいるのではないだろうか。筆者自身も似ていると感じたし,実際に会場で行われた質疑応答でも,その点についての質問が出ていた。これに関しては,Jinnはアイテムとして登場し,メインキャラの役割にはなれないなど,グラナド・エスパダとは異なっていることが強調されていた。
以上のように,プレイヤーはJinnを使って自分のグループを構築できるわけだが,これなら楽にモンスターを狩れるかというと,実はそうではないようだ。本作に登場するモンスターも,そのほとんどがグループを形成しているというのである。
本作は「集団戦」がテーマということなので,てっきり対人戦寄りのゲームなのかと思っていたのだが,プレイヤーが形成する集団とモンスターが形成する集団との戦いというのも,テーマの1つだったわけだ。
さて,本作におけるメインコンテンツの1つとして,やはり対人戦は外せないだろう。本作では,いわゆるエンドコンテンツとして存在しているであろう,高レベル帯の大規模戦闘のほかに,早い段階から対人戦に触れられる中レベル帯の大規模戦闘(RvR)システムが用意されているという。ただ,対人戦が好きではない人もいるため,これに参加するかどうかはプレイヤー次第とのこと。
こうしたさまざまな大規模戦闘システムの1つとして,本作には空中都市の占領を目標とする攻城戦システムが用意されるという。この戦いには,従来のギルドを拡張したシステム“ユニオン”単位で参加することになる。
見事に空中都市を入手したユニオンは,特別なダンジョンへの出入りや,特殊アイテムの獲得など,多くのメリットを享受できるという。また,他ユニオンメンバーのダンジョンへの出入りやアイテムの販売に対して,利益分配を受けられるとのことだ。
さらに,この空中都市を防衛することで「ポイント」が手に入り,それを使って空中都市をアップグレードしていけるという。
この空中都市専用の攻城戦は,1つの主戦場だけで行われるのではなく,多数の補助戦場でも同時に戦いが繰り広げられることになる。補助戦場は,主戦場への補給線の役割を持っているということなので,これらで敗北すると主戦場の状況が悪くなる……ということになるのだろうか。
韓国では,2011年下半期に本作の非公開デモンストレーションサービス(クローズドβテストだと思われる)が行われる予定で,2012年のサービスオープンを目指しているとのことだ。
「ACHERON」公式サイト
- 関連タイトル:
Project A
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