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発売日が間近に迫る新作格闘「ソウルキャリバーV」。最速&最高のオンライン環境を体験できたメディア向け先行体験会詳報レポート
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「ソウルキャリバーV」公式サイト
最速かつ最高のオンライン――そのプレイフィールは?
さらにプラクティスモードでは“遅延シミュレート機能”なども用意されており,1人でもオンライン対戦を想定した練習が行える。“相手の技を見てからガードする”といった受動的なアクションはとくにラグの影響を受けやすい部分だが,その辺りについてもかなり対策が行われているようである。
なお体験会の会場では,バンダイナムコゲームス社内に用意されたネットワークを使用していたため,「この対戦環境はネットワークが物理的に近いからこそ可能なのでは?」とスタッフに聞いてみたところ,「それぞれの本体が一度外部ネットワークを経由している」との回答が返ってきた。ということは,日本国内などレスポンスがある程度期待できるマッチングならば,発売後も今回のプレイとほぼ同等のオンライン対戦環境が可能と考えて良さそうだ。
プロデューサーの夛湖久治氏は,体験会前のプレゼンにおいて,前作や「鉄拳6」など同社の過去作からネットコードを改良し“「最速」かつ「最高」のオンライン”を実現したと語っていたが,本作はまさにその言に違わない仕上がりになりそうである。
■グローバルコロッセオとコミュニティ機能
続いて,マッチングシステムの目玉となる「グローバルコロッセオ」についてお伝えしよう。「ソウルキャリバー」シリーズといえば,対戦だけでなくキャラクターを自分好みにカスタマイズ,または作成できる「キャラクタークリエイション」も大きな特徴で,対戦格闘ゲームとしては珍しく複数の遊び方が用意されているタイトルだ。最新作となる本作もその例外ではなく,たくさんのプレイヤー達が集う場所である「グローバルコロッセオ」は,その多様な遊び方の受け皿として――つまりコミュニティを育む場としての機能することが期待される。
グローバルコロッセオでは,プレイヤーは自分で設定したカード型のアイコンで表示されるのだが,これはキャラクタークリエイションモード上で自由に撮影できる。例えばクリエイション重視なら渾身の自作キャラの勇姿を,対戦重視なら自分のメインキャラをアイコンにするなどで,自分の遊び方を主張することもできそう。面白い見た目のカードを作れば,それがきっかけになって対戦が始まったりなどもありそうで,今から発売後が楽しみな機能といえるだろう。
前者は相手側の了解を得たうえで対戦スタートとなるため,趣味の合う仲間を探すのにうってつけだ。逆に後者はエリアに飛び込んだプレイヤー同士が自動的にマッチングされる仕組みになっているので,見知らぬ強者や面白いクリエイションキャラクターを探すうえで役立ってくれそうだ。
またグローバルコロッセオ内では,より小規模なロビーである「ラウンジ」を作成することもできる。これはラウンジ名以外の設定,例えばパスワードなどは設定できないものの,知り合いや趣味の合うプレイヤーで盛り上がるのに使えそう。
なおグローバルコロッセオのサーバーは,国および地域ごとに分かれているが,これは単なるサーバー名であって,それぞれに制限(例えば日本のプレイヤーは日本のサーバーにしか入れない)などはないとのこと。そうはいっても各国のプレイヤーは自国のサーバーに自然に接続することになりそうだが,そこはコミュニティによる自然な分散になることを期待しているという。地域対抗戦など地域同士の交流にも使えそうで,面白い機能といえるだろう。
コミュニティ部分のデザインを行った,Project Soulの須崎春樹氏によれば,グローバルコロッセオの部分は,使い方をある程度コミュティに任せつつ,緩くフランクに集まれる楽しみ方を目指したとのことである。グローバルコロッセオ内で月2回程度の開催が予定されている「ランキングバトル」も,勝ち抜いたことによるご褒美――特別称号や賞品などはあえて用意せず,ロビーに集まる仲間達で気軽に参加してほしいとのこと。
さらにTwitterやSNSなどと連係したり,Webインタフェースを設けたりといった方向を目指すタイトルが少なくない中で,こういったコミュニティ機能がゲーム内で完結するというのも,本作が目指したものの一つだという。あえてゲーム内での機能にこだわったのは,よりプレイヤーが参加しやすい形を追求した結果だそうだ。
“ライバルのブックマーク機能”とでもいうべき「ソウルリンク」も同様で,一方的に登録が可能な点は,この機能を使ううえでのハードルが低く,またいつでも(シングルプレイモードをプレイ中であっても)登録した相手のステータスを確認できる点は,ゲーム内に実装された機能ゆえの面白さだろう。
「ソウルキャリバー」といえば,思い出すのがアイヴィーの変態コマンド技「集束する世界(マイト アトラス)」。というわけで頑張って挑戦してみたものの……タッチスクリーン操作で自由に繰り出すのはかなり難しかった。ちなみに開発にあたっては「Fling for iPad」などのタッチインターフェイスも併用してデバッグにあたったとのこと |
イベント最後の質疑応答で,リリース後のバージョンアップについて触れたiOS版「ソウルキャリバー」のプロデューサー下野昌隆氏。「次バージョンでは,iPhone 4SやiPad 2であれば秒間60フレームを達成できるかもしれません」 |
キャリバーファンは2月2日の発売を待て!
快適なオンライン対戦を実現しながらも,“対戦”だけに留まらない遊び方や,充実したコミュニティ要素までを内包する「ソウルキャリバーV」。今回の先行体験会では,やや駆け足気味にではあるが,本作の懐の深さを体験できた。
対戦とキャラクタークリエイション,そしてグローバルコロッセオなど諸々の要素が有機的に結びついていて,プレイを続けるうちに違った楽しみ方に気付ける……そんなプレイ体験が期待できそうである。
なお来る1月21日にはヤマダ電機 LABI1 池袋モバイルドリーム館にて「特別先行店頭体験会」が,また先にもお伝えしているとおり,1月28日には今回のメディア向け体験会と同じンダイナムコゲームス本社にて「オンラインプレイ体験イベント」も予定されている。2月2日の発売が待ちきれないファンは,こちらのイベントにぜひ参加してみるといいだろう。
■「ソウルキャリバーV」特別先行店頭体験会
「ソウルキャリバーV」を試遊して頂いた方には先着順で「ソウルキャリバーV B2ポスター」をプレゼント!
新たに公開されたキービジュアル
日時:2012年1月21日(土) 13:00〜17:00(予定)
場所:ヤマダ電機 LABI1 池袋モバイルドリーム館 6F プレイステーションのフロア
※開催日時,場所等は予告無く変更させて頂く可能性がございますので,ご了承下さい。
ヤマダ電機リンク先
http://www.yamadalabi.com/ikebukuro-md/access/index.html
Q&A
■1.
Q:参加方法(整理券などあるのか)
A:基本的に先着順でご参加頂けます。なお,当日の混雑状況によっては,整理券を配布させて頂く場合もございます。
■2.
Q:体験会には何名まで参加できるのか
A:当日の混雑状況によってはご参加頂けない場合もございます。また,多くの方にご試遊頂く為,試遊時間の目安はお一人様5〜10分程です。
■3.
Q:B2ポスターは必ず貰えるのか
A:試遊して頂いた方には先着順で配布させて頂きますが,無くなり次第配布は終了させて頂く場合もございます。予めご了承下さい。
※深夜,早朝からの順番待ち等,実施店舗様及び近隣のご迷惑となりますので,お控え下さい。
※当日の状況により,実施内容やご対応を変更させて頂く場合がございます。予めご了承下さい。
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