プレイレポート
血しぶき舞うド派手なバトルで心拍数はレッドゾーン! MMORPG「Legend of Souls」テストプレイレポート
本作は,「ドデカオンライン〜隠されし王者の証〜」などのデベロッパであるCR-SPACEが,Neowiz Gamesの傘下に入り社名をNeowiz CRSに変えて,新たに開発したMMORPGだ。ダークファンタジーとSFをミックスしたような独特な世界観で,血が飛び散るといった描写があるバトルなどから感じられる“緊迫感”がウリというタイトルだ。今回,CTTに先駆けてプレイする機会を得たので,本作の概略や“ドキドキ”するコンテンツを紹介していこう。
なお,CTTに使用されるクライアントとは違うバージョンでのプレイだったため,表示内容などがCTT時とは異なる可能性があることをあらかじめお断りしておく。
タイプの違う4つのクラスを作成可能。詳細な作り込みで個性的なキャラを作れる
キャラクターメイキングは,非常に細かいところまで行え,顔は目や鼻,唇の大きさや位置,ほお骨の形やアゴの間接位置といったところまでも設定できる。体型にいたっては身長はもちろん,腕や脚の長さや太さを個別で調整でき,肩や胸なども自由に設定できるほど。性別こそクラス固定となっているが,作り込み次第でかなり個性を発揮できるだろう。なお,プレイヤーが選択できるクラスは,ブレイブ,シャドー,ブラッド,ホーリーの4つだ。
ブレイブは,巨大な斧を手にした近接戦闘系のクラス。防御力が高いキャラクターで,パーティ戦ではタンクとしての活躍が期待できる。攻撃力もそれなりにあり,敵にステータス異常を付加するスキルを持つなど,タンク役に留まらない戦い方もできそうだ。
シャドーは弓を使い,中〜遠距離からの攻撃を得意とする。離れた場所から威力のある攻撃を放ったり,敵の動きを封じるスキルを使ったりすることで,戦闘を有利に進められるクラスだ。また,姿を隠して行動するといったようなスカウト的な行動も得意とする。
巨大な鎌を背負ったブラッドは,最大の攻撃力を持つダメージディーラーだ。自らのHPを消費することで攻撃力を大きく引き上げられるという能力がある。デバフ系のスキルもあり,戦闘では攻撃の中心的な存在となるだろう。
ホーリーはほかのクラスとは少し違った設定で,人ではなく人工生命体だ。味方のHPを回復や状態異常の治療,支援バフ系のスキルを得意としている。HPの回復が行えるのはホーリーだけなので,レイドボスなどを討伐するパーティには欠かせないクラスだ。その反面,戦闘はあまり得意ではないので,ソロプレイでの育成は少し難しいかもしれない。
ホーリーは手にした箱形の銃を使って戦闘を行う。攻撃力が低く,戦闘に向かない |
CTTではブレイブは斧,シャドーは弓と1クラス一つの武器となっているが,先行してサービスが行われている韓国では,1クラスで二つの武器(例えばシャドーであれば弓と短剣)が使えるようになっているという。日本でも今後,サービス開始後のアップデートによって、二つ目の武器を使用できるようにする予定とのことだ。
なお,スキル制のゲームではあるが,育成によって弓型と短剣型に分かれるタイプではなく,挑む敵などによって自由に武器を切り替えてプレイする設計になっている。
オーソドックスなシステムのMMORPGだが難度は高め
移動スピードはちょっと遅め。だが,すぐにダッシュスキルを覚えることができるし,さらに序盤で騎乗ペットが手に入る |
基本的な操作方法は,W,Q,S,Eキーでキャラクターの移動,SPACEキーでジャンプ,マウスの左クリックで攻撃となっている。もちろん,キーコンフィグが用意されているので,変更は可能だ。また,ゲームパッドにも対応している。
「エヴァンゲリオン」の碇ゲンドウ役などで有名な,立木文彦氏による説明がやけに重厚ということもあって,思わず背筋が伸びてしまうかも |
チュートリアルクエストを進めていくと戦闘も行われるのだが,これがなかなかハードだ。というのも,最近のチュートリアルといえば,大まかなシステムを覚えつつレベルが上がり,アイテムがもらえるというものが多い。しかし,本作はそれらを踏襲しつつも,チュートリアルだからといって適当に戦っていると死んでしまうことも少なくないのだ。
なお,クエストには一般と英雄談の2種類があり,英雄談のクエストを進めていくと「Legend of Souls」のメインストーリーを楽しめる。
戦闘は敵をクリックすると,自動で通常攻撃で攻撃し続ける。TABキーでターゲットして、基本攻撃のショートカットボタンでも攻撃が可能だ。通常攻撃以外にも,MPを消費してショートカットにセットしたスキルで攻撃することも可能だ。スキル攻撃を連続して敵にヒットさせるとコンボが発生し,一定時間能力にボーナスが付加される。コンボゲージが消える前にスキル攻撃を追加ヒットさせるとコンボ数が増え,効果時間がさらに延びていく。
コンボ数の増加にあわせて能力ボーナスも上昇していくので積極的に狙っていきたい。また,特定のスキルを連続して使用することで,コンボとは別の追加効果も得られる。
戦闘で死亡するとデスペナルティがある。だが,死んだ後セーブポイントでゲーム内マネーを払えば,直前のデスペナルティをなかったことにできる。ただし,戦闘中にパーティメンバーに復活させてもらった場合,その機能は使用できない |
「怒りシステム」には,「怒り」「憤怒」「激昂」の3タイプがあり,それぞれ効果が異なる。「憤怒」と「激昂」には,クエスト報酬や装備の変換(後述)などで得られる「七魂石」がそれぞれ7個,15個が必要となる。代償が必要なだけありその分効果も大きいので,ここぞというときに力を発揮しそうだ。また,「怒りシステム」による効果はクラスによって異なる。
スキルの中には一定確率で一撃で敵を倒す,その名も「一撃必殺」なんてものもある。相手のHPの残量にもよるが,ボスでさえ一撃で倒す可能性もあるという |
怒りが発動するとキャラクターが黒くなり,背中に羽根のようなものが生え,まるで悪魔のような姿となる。コンボと組み合わせることで高い攻撃力を発揮できるのでうまく活用したい |
ジャックポットで一攫千金を狙え! ギャンブル的なコンテンツが充実
MMORPG部分とは別に,本作の最大のアピールポイントとなるのがギャンブル的なコンテンツ群だ。
その特徴的なものは,なんといってもジャックポットだろう。クエスト報酬やモンスタードロップで手に入るクーポンを持って特定のNPCに話しかければ,ジャックポットをプレイできる。クーポンは紫,青,緑の3種類があり,前者ほどリターンが高いチャレンジができる。クーポンの種類によって,当選したときに得られる金額やアイテムが異なるが,やはり目玉は最高級の紫クーポンのジャックポットだ。
スロットが回ったら,ストップボタンを押してリールを止める。何ももらえない完全なハズレはないとのこと |
なお,お金の入手方法は,モンスタードロップのアイテムを売っての入手がメインで,そのほかにジャックポットでお金を得たり,市場を通じたプレイヤー間の取引で得るといった方法もある。
●ルーレット
クエストを何回か達成したり,初めて死んだりすると「称号」が得られ,ポストにお祝いのメッセージとともにチケットが届き,これでルーレットを回せる。このチケットにもランクがあり,難しい称号ほど高いランクのチケットがもらえ,よりレアなアイテムが得られるルーレットにチャレンジできるのだ。
●ラッキーシステム
これはジャックポットやルーレットとは少し違い,戦闘に関わるシステムで,レアドロップとはまた別に「大当たり」が出ることがあるというもの。大当たりが出るとラッキーボックスがドロップされ,中から装備品とランクの高いポーションが必ず手に入る。このシステムは,すべての敵が対象なので,フィールドでなにげなく戦っていたら,いきなりレアアイテムが手に入るなんていうことがあるかもしれない。
これらのほかにも,運不運で結果が左右されるシステムがいくつかあるので,一緒に紹介していこう。
●コピーシステム
●アイテム調合
●分解
●装備品の強化
最大100対100の大規模PvPやPvEもあり,仲間と一緒に楽しめる
モンスターとのバトルだけでなく,ほかのプレイヤーとのバトル,PvPコンテンツも豊富だ。まずは通常フィールドで申し込める決闘システムとPKについて説明しよう。
決闘システムは,その名の通り1対1のPvP。相手から決闘を申し込まれ,それを承諾すると専用のマップに転送され,バトルとなる。PvPで攻撃を受けると,画面左上のBPが減っていく。これが0になると,次にダメージを受けたときにHPが減るようになり,HPが先に0になったほうが負けとなる。決闘システムはPvPの練習という位置づけで,CTTでは実装されないそうだ。
もちろん,一般的なPvP,PvE(レイド)コンテンツも実装されている。
まずは,PvEコンテンツ「封魔の章」と「退魔の章」を紹介しよう。
「封魔の章」は,専用マップに設置されたモンスター拠点を10分間にどれだけ破壊できるかを競うコンテンツだ。拠点からは,最大20体のモンスターが出現して破壊を阻む。モンスターの拠点を破壊すれば破壊するほどスコアが上がり,リザルトで得られる報酬(コインや経験値,ギルド経験値)もアップするというわけだ。
「封魔の章」は,レベル10から参加できるコンテンツで,CTTでもプレイが可能。1つの専用マップに参加できるプレイヤー数は20名までで,ソロで参加してもいいし,パーティやギルドぐるみで参加するのもいいだろう。開始前に一度準備エリアに転送されるので,そこでパーティメンバーを募ることもできる。
もう一つの「退魔の章」は「封魔の章」とは逆にモンスターの攻撃から拠点を守るというコンテンツだ。
「封魔の章」はレベル10〜19,「退魔の章」はレベル20〜29と10レベル刻みで自動で振り分けられる(レベル21〜30になると「封魔の章」に振り分けられる)。CTTのレベルキャップは19なので残念ながら「退魔の章」はプレイできないが,こちらはオープンサービス開始までのお楽しみとしてとっておこう。
続いて紹介するPvPコンテンツは,「決戦の章」と「龍虎の陣」だ。
こちらも「封魔の章」などと同様にレベル10から参加できるギルド戦で,「決戦の章」は20対20,「龍虎の陣」は最大100対100の大規模戦となる。「Legend of Souls」の世界には2大勢力「赤虎」と「青龍」があり,プレイヤーがギルドを作成するときにどちらに付くかを設定する。ギルド戦では設定した側の勢力として戦うことになるわけだ。この設定は,対戦中以外ならば,いつでも変更できる。参加ギルド数に規定はないので,一人ギルドでも「龍虎の陣」に参加可能だ。
どちらのPvPコンテンツも「赤虎」と「青龍」の2陣営に分れ,専用マップで拠点を巡って戦う。相手陣営の拠点を占拠したり,相手をPKしたりしてトータルスコアが高いほうが勝利となる。拠点を破壊されると,破壊された陣営にデバフがかかったりと不利になるため,攻めだけでなく防衛にも力を注ぐ必要がありそうだ。こちらも勝利すると,経験値やコインが手に入る。
序盤のモンスターから硬めで,アクティブも多くて気が抜けないといった戦闘のハードさには少々ヒヤリとして,ジャックポットやルーレットなどにドキドキする,まさに大から小までの「緊迫感」が詰まったタイトルとなっている。また,ラッキーシステムや一撃必殺スキルは,戦闘のいいアクセントになっていると思う。
今回実施されるCTTでは,ここで紹介したすべてのコンテンツが実装されるわけではないが,本作の本質的な部分は体験できる。ここ最近の"ヌルい"ゲームに飽き気味の人は,実際に参加してその歯ごたえを感じてほしい。
「Legend of Souls」CTTテスター募集記事
「Legend of Souls」公式サイト
- 関連タイトル:
Legend of Souls
- この記事のURL:
(c)NEOWIZ GAMES. ALL RIGHTS RESERVED.
(c)NEOWIZ CRS. ALL RIGHT RESERVED.
(c)GameOn Co., Ltd. All Rights Reserved.