［TGS 2021］「FFトレーディングカードゲーム」を紹介する番組が配信。高野麻里佳さんと一緒に入門しよう

　東京ゲームショウ2021 オンラインの最終日となる2021年10月3日，スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー・トレーディングカードゲーム」（以下，「FFTCG」）を紹介する番組「FFトレーディングカードゲーム 初心者の館　at TGS2021」の配信が行われた。基本的な遊び方や，今後の商品展開が伝えられた番組の模様をお伝えしよう。

「ファイナルファンタジー・トレーディングカードゲーム」公式サイト

　出演は，ミュージシャンでYouTuberでもあるカブキンさんと，声優の高野麻里佳さん。「FFTCG」に“どハマり”しているというカブキンさんは，「FFTCG」の公式番組にもたびたび登場する，ファンにはおなじみの人物だ。バイリンガルということで，視聴している海外のファンに向けて自分の発言のセルフ英語通訳を行ってくれた。

　一方の高野さんはカードゲームが大好きで，「FFTCG」の存在は知っていたものの，手を出す機会がなかったという。「これをきっかけに学んでいきたい」と意気込みを語る。

　発売から10週年を迎えた「FFTCG」は，ファイナルファンタジーシリーズのキャラクターが作品を越えて参戦するトレーディングカードゲームだ。日本だけでなく世界中で遊ばれており，1年に1回，各国のプレイヤーを集めた世界選手権大会が開催されている。

7つの言語に翻訳されている「クラウド」のカード。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で，残念ながら2020年と2021年の世界選手権大会は中止となっている

　以上のような概要説明が終わると，続いてクイズコーナーがスタートした。「FFTCG」初心者の高野さんと一緒に，クイズ形式で「FFTCG」の基礎を学んでいこうというわけだ。このコーナーからは“天の声”として「FFTCG」のプロデューサーを務める景山太郎氏が参加した。

　最初の問題は，「FFTCGに参加している作品はいくつ？」というもの。
　高野さんは「ナンバリングタイトルが15作品だから……30くらい？」と答えたが，残念ながら不正解だ。

実際にはこれだけ。その数なんと60作品

　「FFTCGのカードは『フォワード』『バックアップ』『モンスター』『○○○』の4種類がある。○○○に当てはまるものは？」「フォワードとして戦うカード，『ガーランド』『ジタン』『ティナ『』のうち，最もパワーが高いのはどれ？」「このアビリティを持つキャラクターは誰？」……とクイズは続き，合間に行われた問題にちなむファントークも盛り上がった。


　クイズコーナーのあとは，高野さんとカブキンさんが「FFTCG」の対戦を実演した。高野さんが使うのはスタッフが用意したもので，「ファイナルファンタジーX」のユウナと「メビウス ファイナルファンタジー」のソフィを中心に組んだ「ユウナ＆ソフィ」デッキだ。さらに，景山さんがセコンドとして加勢した。


　カブキンさんは，10月22日に発売される対戦スターターセット「アバランチ 対 神羅」に収録されるデッキを使用した。


　先攻の高野さんは，景山さんのアドバイスを受けて手札を捨て，発生したCP（エネルギーのようなもの）を使ってバックアップ（CPを発生させるカード）を2枚場に出した。
　対するカブキンさんもバックアップを2枚出し，さらにフォワード「ティファ」を場に出す。
　「ヘイスト」のアビリティを持つティファは，場に出したターンからアタックすることが可能なので，高野さんにダメージ1点を与えた。「FFTCG」ではプレイヤーが7点のHPを持ち，これらをすべて奪えば勝利となる。


　高野さんは次の手番も，バックアップ「モグ」を場に出すだけで，まだフォワードを場に出すことができない。カードの引きが悪かったのだろうか。
　そんな高野さんに対し，カブキンさんは空気を読み，アタックを控えるという紳士的な一面を見せた。

　次の手番，高野さんは待望のフォワードの「ソフィ」を場に出すことができたが，手持ちのカードの事情もあり，そこで手番をカブキンさんに渡すことにする。
　カブキンさんは今回もアタックを控えようとするが，これには番組の視聴者達が「忖度しすぎ」などとコメント。それを見たカブキンさんがアタックを選択したので，高野さんはさらに1点，ダメージを受けることになった。
　カブキンさんの手番はまだ続き，フォワードの「バレット」「ウェッジ」「ビッグス」が場に並んでしまう。

　しかし，4回めの手番で高野さんはついにフォワードの「ユウナ」「セーラ」を場に出すことができ，圧倒的優勢に見えたカブキンさんも攻めあぐねる陣容となった。


　……と，このあたりで時間の都合もあり，実演のコーナーは終了した。勝負はこれからといったところでおあずけになってしまったが，ゲーム進行やプレイの雰囲気はよく伝わったはずだ。


　最後のコーナーは，発売が予定されている商品の紹介だった。2021年10月22日発売予定のスターターセット「アバランチ 対 神羅」，11月26日発売予定のブースターパック「クリスタルの支配者」が紹介された。

ブースターパック「クリスタルの支配者」には，低確率でフルアートカードが封入されている

　さらに，2022年2月25日にはカスタムスターターセット「FINAL FANTASY X」，3月24日にはブースターパック「光の使者」，5月13日には「アニバーサリーコレクションセット　2022」の発売が予定されるなど，11年めに突入した「FFTCG」の勢いは衰えないようだ。

こちらが2022年11月までのロードマップだ

　最後に高野さんは，「今まで手に触れる機会がありませんでしたが，これから集めていきたいと思いました。みなさんもぜひ『FFTCG』を楽しんでください」とコメント。

　実際のカードを使うトレーディングカードゲームは，対戦で遊べるのはもちろん，アルバムに並べて眺めるなど，コレクション」として楽しめるファンアイテム的な商品だ。これから始める人のためのスターターセットや，対戦でよく使用されるカードを集めた「アニバーサリーコレクション」などが登場を控えているので，気になる人は始めてみよう。

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