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    [G-Star 2011]「サドンアタック」の精神的続編「S2(Sector Slug)」はさまざまなプレイヤー層に訴求する間口の広い作品に
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    印刷2011/11/11 15:47

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    [G-Star 2011]「サドンアタック」の精神的続編「S2(Sector Slug)」はさまざまなプレイヤー層に訴求する間口の広い作品に

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     G-Star 2011の初日(2011年11月10日),CJ E&M Netmarbleは同社の新作FPS「S2(Sector Slug)」プレス向け発表会を開催した。

     S2は日本でも人気の高い「サドンアタック」(原題 Sudden Attack)から多くの要素を受け継ぐという新規タイトル。サドンアタックも手掛けたベク・スンフン氏(現:CJゲームラボ開発本部長)が開発に携わっていることなどもあって,韓国ゲーマーの期待を集めている作品だ。

     発表会には,そのべク氏と, CJ E&M Netmarbleの事業部長キム・ソンホ氏,同じく本部長のジ・ジョンミン氏が登壇し,S2の特徴や魅力,今後のマーケティング展開などを説明した。

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     まず,警察官に扮して登場したジ氏が,これまでのオンラインFPSを分析した結果から判明したという,成功を収めるために重要な以下の6つの要素を紹介した。

    インパクト
    接近性(ここでは「間口の広さ」の意)
    打撃感(銃を撃ったときなどに得られる気持ちよさ)
    没入感
    キャラクター性(プレイヤーの個性をどれくらいキャラに反映させられるか)
    コミュニティ

     これらがどのような分析結果から導かれたかは説明されなかったが,それはともかくとしても,S2の開発で重要視されたポイントであることは間違いないだろう。

     ジ氏によれば,S2では,リアルさよりもプレイヤーがゲーム内で個性を発揮できることを重視し,何より「Fun」(楽しむこと)を追求しているという。
     これは,新たなゲーマー層を取り込みたいとの考えからで,具体的には,サドンアタックのようなミリタリー寄りの作風にはせず,「警察対ギャングスター」という構図を用意したうえ,ビギナーやライトゲーマーも気軽に楽しめる要素を盛り込んでいるそうだ。

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     また,ジ氏が成功のための要素の一つに挙げた「インパクト」とは,ゲームファンにS2の存在を強く印象付けることを意味しているという。ジ氏は,韓国有数の音楽配信サイトやテレビ番組制作会社,放送会社などを傘下に収めるCJグループ全体でマーケティングを展開し,作品の知名度向上を図っていくと述べていた。


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     続いて登壇したべク氏は,ジ氏の説明を補足し,ビギナー/ライトゲーマーでも楽しめるよう,コスチュームの着せ替えをはじめとする要素を用意すると述べたあと,S2の特徴をより具体的に説明した。

     べク氏は,S2の重要な要素として,「交戦頻度の上昇」「コミュニティの強化」「コスチュームチェンジ」の3つを挙げた。
     ベク氏によると,昨今のFPSのクラン戦ではプレイスキルに長けたゲーマー達が,本物の兵士のように洗練された戦い方をするようになっているという。それに対し,S2では,友人達とネットカフェで気軽にバトルを楽しめるような,カジュアルなゲームを目指しているそうだ。これに関連し,より軽快にゲームが展開するように調整を進めていることも明らかにしていた。

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     またベク氏は,基本的なクランシステムに加え,メンバー同士がより絆を深めたり,クラン同士の競争を煽ったりするような新たなシステムの導入を考えているそうだ。
     そして,スクリーンショットを交えつつ,1500種類以上のコスチュームを用意することが明らかにされた。さらに本作では,銃器もカスタマイズ可能で,パーツの組み合わせにより2160パターンにもなるという。銃身のペイント機能もあるようなので,自分好みにカスタマイズしていく楽しみが味わえそうだ。

     ベク氏は,これまでのFPSがドキュメンタリー映画だったとすると,S2はアクション映画に近いと述べていた。プレイヤーを選びがちなFPSジャンルを,より幅広い層のゲームファンに楽しんでもらうことが,S2の大きな狙いとなっているようだ。

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     質疑応答では,何人かの取材者から,ビギナーにとってFPSジャンルはハードルが高すぎるのではないかと指摘され,苦笑いしていた3人だが,「より多くのゲームファンにFPSを楽しんでもらう」という姿勢はまったく崩していなかった。間口を広げるために,GeForce 5000シリーズでもスムーズに動作するよう,必要スペックを抑えるなどの努力をしているそうだ。
     すると,「必要スペックが低いということは,グラフィックスクオリティはサドンアタックと変わりないのではありませんか?」との質問が寄せられたが,それに対してCJ E&M側は「心配はいりません」と回答していた。

     なお,サービスインに向けたスケジュールは,クローズドβテストの結果をもとに決定される予定。CJ E&Mとしてはグローバル展開を考えているそうなので,日本サービスにも期待したいところだ。
     G-Star 2011では,本作のプレイアブル展示が行われているので,あらためてインプレッションをお伝えする予定だ。お楽しみに。

    「S2(Sector Slug)」公式サイト


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    • 関連タイトル:

      S2(Sector Slug)

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