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広大な空をヘリコプターで飛び回ろう。Bohemia Interactive Studio,フライトシム「Take On Helicopters」をE3で公開
「Take On Helicopters」公式サイト
E3会場では,次世代エンジン「Real Virtuality 4」を使ったFPS「ARMA 3」のデモも公開していた(関連記事)Bohemiaだが,Take On Helicoptersには,「ARMA2」と同じ「Real Virtuality 3」エンジンが使用されているという。FPSであるARMA2のフライトコンバットシム部分だけを抽出して,それで一本のゲームを作ってしまったと考えるのがしっくりくるタイトルである。
とはいえ,内部に突入できるようボリューメトリックで描かれた雲や,ノーマルマッピングでさらにリアルになったテクスチャーが見られるなど,使用されているエンジンは“4”からも一部機能を流用したアップデート版であることがうかがえる。ちなみに本作に収録されている衛星写真を基にした地形データは膨大で,今回のデモで利用されたシアトルのマップも,ARMA 3のそれよりも緻密になっているという。
また本作は,フライトシムという少し“お堅い”印象のシミュレーションゲームにストーリー性を与え,少しでもとっつきやすくしようと試みているのも興味深いところだ。
そのストーリーは,倒産しかけている父親の輸送ビジネスを受け継いだ兄弟が,さまざまな仕事を請け負いながらビジネスを再建していくというもの。ミッションは,建築資材を難所に運んだり,遭難者を救出するレスキュー隊に加わったり,火災や事故の処理にあたったりと,そのバラエティは豊富だ。担当者の話によると,こうした活動をよりリアルにするため,本作には特別に“ロープのシミュレーションプログラム”まで加えているというから,そのこだわりには驚かされる。
さらに本作はマルチプレイモードを搭載しており,「数個のコンテナを船から港に運ぶ」ことを競ったり,協力して山火事の消火活動に向かったりと,対戦あるいはCo-op形式ルールで遊べるという。もちろん,BohemiaらしくMODもサポートされているので,有志によって上記のほかにもさまざまなミッションが制作されていくことだろう。
Take On Helicoptersは,2011年第4四半期に発売される予定。リアルなヘリコプターを操縦したいコアゲーマーはもちろん,カジュアルなゲーマーも要注目の作品だ。
「Take On Helicopters」公式サイト
- 関連タイトル:
テイク オン ヘリコプターズ 日本語版
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