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印刷2011/05/20 18:51

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発売まで1週間。「The Cyber Slayer 鬼哭街」のリメイク作「鬼哭街」,ゲームの舞台背景や最新イラストなどの情報が公開に

画像集#012のサムネイル/発売まで1週間。「The Cyber Slayer 鬼哭街」のリメイク作「鬼哭街」,ゲームの舞台背景や最新イラストなどの情報が公開に
 先日お伝えしたように,ニトロプラスは,PC用“ストーリーノベル”「鬼哭街」(きこくがい)を2011年5月27日に発売する。価格は4620円(税込)。
 本作は,2003年9月に発売された「The Cyber Slayer 鬼哭街」をベースに,一般対象作品としてアレンジされたタイトルだ。

 ニトロプラスのいうストーリーノベルとは,一般的なゲームとは異なり,選択肢のない一本道のシナリオに沿って読み進めていく形式。テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の脚本を手がけた虚淵玄氏による物語を,じっくりと味わえる。

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 本作は“サイバーパンク武侠片”と銘打たれており,英傑達がカンフーで戦いを繰り広げる「武侠片」と呼ばれるジャンルに,サイバーパンクの世界観を融合した,独特のストーリーが展開する。具体的には,妹の敵を討つべく,上海の闇組織「青雲幇」に単身戦いを挑んでいく復讐劇となっている。

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 さて今回,新たにゲームの舞台背景をはじめ,最新のイベントグラフィックスや,背景/登場メカのイラストなどが公開されているので,下のリリース文にひととおり目をとおしてみよう。
 オリジナル版をプレイしたことのある人ならば,グラフィックスクオリティがグッと向上していることが実感できるはずだ。

「鬼哭街」公式サイト


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手には一刀、斃すは五人……魔都上海に報仇雪恨の剣が哭く!

■ 1:概要

▼“虚淵玄”企画脚本の『鬼哭街』が一新されて再リリース!


 TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』で話題の脚本家“虚淵玄”企画脚本担当のWindows対応18禁ソフト『The Cyber Slayer 鬼哭街』が、一般対象作品としてリニューアル! 豪華キャストによるフルボイス化に加え、演出やグラフィックが大幅バージョンアップ!!

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○旧作(18禁)版との違い

 ・一般対象へのレーティング変更
 ・豪華実力派キャストによるフルボイス化
 ・最新システムに対応する演出の一新
 ・テキストの縦書き表示
 ・一部原画の修正
 ・グラフィックの大幅塗り直し
 ・解像度を1024×768へ拡張
 ・3Dモデル、背景、映像の作り直し
 ・新規イメージソングの追加
 など


▼待望のフルボイス化! 豪華キャストが集結!!

 かつて豪華キャストで話題を呼んだドラマCD「鬼哭街 反魂剣鬼」のキャストを基本に、豪華&実力派キャストが再集結! 主人公・濤羅には“井上和彦”、ヒロイン・瑞麗には“田村ゆかり”、その他“速水奨”“小杉十郎太”“折笠愛”“大塚芳忠”“藤原啓治”と、名前を聞くだけでワクワクする声優陣が参加! 熟達の演技をご堪能ください!!


▼純粋に“虚淵玄”のテキストが楽しめる「ストーリーノベル」!

 『鬼哭街』は、ゲームの形を取らず、選択肢を廃した小説スタイル(シナリオ一本筋)の小作品です。シンプルでお求め安い価格のため、今までこういった作風に踏み込めなかった方にも、電子書籍を読むのと変わらない気軽さでプレイしていただけます! 


▼技と技が宙を舞う「サイバーパンク武侠片」

 武侠片とは、中国娯楽文学における英雄時代劇とも言うべきジャンルです。英雄好漢が超人的なカンフーを駆使して縦横無尽に暴れまくるファンタジー要素の強い作風が主で、日本の時代劇に比べると時代考証などよりも娯楽性に重きを置く傾向にあります。そんな自由度の高いジャンルに、1980年代のSFを風靡したサイバーパンクの世界観を融合したのが『鬼哭街』です!


▼近未来の魔都上海を舞台に繰り広げられる「復讐劇」

 本作は、対サイボーグ中国武術を修めた主人公が、惨殺された妹の仇討ちのために、上海の暗黒街を牛耳る犯罪組織「幇」に孤立無援の戦いを挑む復讐劇です。得るものもなく、守るものもなく、ただ踏みにじられた過去のためだけに傷つき悶えながら死闘を繰り返す主人公。彼を慰めるのは望郷の念と、過ぎ去った優しい日々の記憶だけ。すべてをなげうって復讐の鬼へと堕ちていく男の悲哀と、怒りと憎しみの炸裂する壮絶なバトルシーンが本作では描かれていきます!!


■世界観

○舞台設定


 舞台は近未来の上海。
 21世紀初頭におけるサイバネティクス技術の実用化により、肉体を機械化することで、いとも容易に超人的な体機能を身につけられるようになった。
 そのため、テクノロジーの爛熟によって退廃した犯罪都市では、凶悪無双なサイボーグ達が跋扈していた。

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○内家と外家

 古来、中国武術の大系は大別して二つに分けられる。

 ひとつは「外功」と呼ばれる外家功夫。型や技法の修練に重きを置き、筋肉や皮膚など人体外部の諸要素を鍛え抜く武術。
 もうひとつは「内功」と呼ばれる内家功夫。外功の“剛”に対する“柔”であり、力に対する心気の技である。体内の氣が生み出すエネルギー“内勁”を駆使することにより、軽く触れただけで相手を跳ね飛ばしたり、武器の鋭利さを増したり、五感を極限まで研ぎ澄ましたりといった超人的な技を発揮するほか、掌法と呼ばれる手技により、掌から発散する内勁によって敵にダメージを与えたり治癒能力を発揮したりもする。
 内家功夫は外家功夫より修得が難しく、その深奥に触れうるのはごく一握りの者しかいない。だがその反面、内家の達人が発揮する神秘の技の数々は、外家拳士では到底太刀打ちできるものではない。
 両派はこうして、数と力のバランスで均衡を保ってきた。

 その均衡を打ち破ったのが、21世紀初頭におけるサイバネティクス技術の実用化である。肉体を機械化することで、いとも容易く超人的な体機能を身につけられるようになった外家拳士たちは、それまで縛られていた肉体的限界という枷から一気に解き放たれた。
 そんな外家拳士たちに対し、厳しい修練を耐え抜いた者しか会得できない内家功夫は、もはや拮抗する勢力たり得なかった。内家拳士が氣を運行する上では、生身の肉体に備わった“経絡”が必要になる。彼らにサイボーグ化という選択肢はなかったのである。
 こうして内家功夫は廃れ、武林の趨勢は一気に外家功夫へと傾くようになった。

 だがしかし内家功夫の一派もまた、新たな脅威に対する新たな秘術を編み出しつつあった。
 それが「電磁発勁」、対サイボーグ気功術である。体内の氣の運行によって瞬間的に電磁パルス(EMP)を発生させ、それを掌力とし
て解き放つ。電子デバイスの内部回路に電磁誘導を引き起こして瞬時に破壊してしまうこの技は、むろんサイボーグのボディに対しても一撃必殺の威力を発揮する。
 使い手の肉体に過度な負担をかけるため禁術とされた技ではあるが、生身の人間がサイボーグに対抗しうる唯一の武術でもあった。

 崩れた両派のバランスに再び変化が起き始めていた。


○禁断の技術「魂魄転写」

 人間の脳内に蓄えられている情報信号を搾り出し、ガイノイドの有機メモリなどの記憶装置に転写する技術。電脳刑法における最大の禁忌とされる。
 転写には、生き地獄ともいうべき苦痛と深刻な脳へのダメージが伴い、繰り返せば廃人化も免れない。さらに、100%転写すれば、脳細胞の最期の一片に至るまでが壊死し、転写元の人間は死に至る。

 有機メモリに転写された非合法ガイノイドは、プログラム演算では表現できない人間味を醸し出すようになるため、一部の性倒錯者から絶大な人気を博しており、ブラックマーケットでは法外な価格で取引される。
 その為、人買いや誘拐の末、闇医者たちのラボに消えた者は多く、また、貧窮のため自ら脳細胞を切り売りするような者も現れている。


■ 4:あらすじ

 間違った未来、誰かが選択を誤った世界。犯罪結社「青雲幇」の牛耳る上海に、一人の男が舞い戻る。
 彼の名は孔濤羅。かつては幇会の凶手(暗殺者)であり、生身のままにサイボーグと渡り合う「電磁発勁」の使い手である。
 仲間の裏切りによって外地で死線をさまよった彼が、一年の時を経て上海に戻ってみれば、すでに裏切り者たちは幇会の権力を掌握し、そればかりか濤羅の最愛の妹までもが辱められ殺されていた。
 怒りに身も心も焼き尽くされた濤羅は、その手に復讐の剣を執る。

 仇は五人。

 いずれ劣らぬ凶悪無比のサイボーグ武芸者たちを、一人また一人と血祭りに上げながら、孤高の剣鬼は魔都上海の夜闇を駆け抜ける。

 ──我はこの一刀に賭ける修羅。


■ 4:登場人物

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▼孔 濤羅(コン・タオロー)
CV:井上 和彦(いのうえ かずひこ)

「孔濤羅はマカオで死んだ。
 今ここで剣を執るのは、ただ一匹の鬼……復讐の、鬼よッ!!」

 主人公。犯罪結社「青雲幇」の元殺し屋。幇幹部たちに辱められ、魂魄転写ですべての情報信号を吸い出されて殺された、唯一の肉親
である妹、瑞麗の復讐に立ち上がる。人呼んで「紫電掌」。


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▼瑞麗(ルイリー)
CV:田村 ゆかり(たむら ─)

「あに、さま……ルイリ、の……あに、さま……」

 濤羅が連れ歩くサイバネティクス技術で生み出された愛玩人形「ガイノイド」の少女。濤羅の妹、瑞麗の分割された魂を再統合するプログラムがインストールされている。


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▼劉 豪軍(リュウ・ホージュン)
CV:速水 奨(はやみ しょう)

「果たして、この上海に舞い戻ってきた今……奴は、いったい何者なのかな?」

 青雲幇副頭首。幇の権力簒奪を目論む男。脳以外の全身をサイボーグ化しているというが、その詳細は不明。人呼んで「鬼眼麗人」。


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▼樟 賈寶(ジャン・ジャボウ)
CV:小杉 十郎太(こすぎ じゅうろうた)

「で? 人形がお好み、ってわけかい? あんた」

 青雲幇幹部。用心棒から成り上がった女衒の元締め。剛腕を頼みに北派少林寺の拳術を駆使する。人呼んで「金剛六臂」。


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▼朱 笑嫣(チュウ・シャオヤン)
CV:折笠 愛(おりかさ あい)

「舐めやがって……内家拳の腸詰め肉なんざ、この手で挽肉にしてやるよ!」

 青雲幇幹部。サディストで知られる女サイボーグで鷹爪拳の達人。人呼んで「羅刹太后」


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▼呉 榮成(ン・ウィンシン)
CV:大塚 芳忠(おおつか ほうちゅう)

「あんたらサイバネ拳法家の連中に比べれば、俺なんて可愛いもんさ」

 青雲幇幹部。殺人プログラムの開発で悪名を轟かせた電脳犯罪者。
 サイバネティクス部品メーカー「上海電脳義肢公司」社長。人呼んで「網絡蠱毒」。


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▼斌 偉信(ビン・ワイソン)
CV:藤原 啓治(ふじわら けいじ)

「この面子に、この場所とは……いったい何の相談だ? 副寨主」

 青雲幇幹部。豪軍の副官で暗器を得意とする。人呼んで「百綜手」。


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▼謝 逸達(ツェ・イーター)
CV:家弓 家正(かゆみ いえまさ)

「自分が人でなく“モノ”として扱われることを許容する……そういう精神状態が、転写には理想的でね」

 幇幹部の依頼により瑞麗の魂魄転写を行った闇医者。かつては電脳神経学の権威であり、魂魄転写の第一人者だったが、非道な実験も辞さなかった為にその地位を追われた。人呼んで「左道鉗子」。


▼媽祖(マーチェ)
▼ペトルーシュカ
▼ベネトナシュ
▼ラースヤ


 金持ちの嗜好品として持てはやされている、サイバネティクス技術で生み出された愛玩人形「ガイノイド」の少女たち。それぞれが幇幹部たちの所有物であり、濤羅の妹、瑞麗の分割された魂が保存されている。


■ 5:仕様

タイトル:鬼哭街(きこくがい)
ジャンル:サイバーパンク武侠片(ストーリーノベル)
発売日:2011年5月27日(金)
価格:4,620円(税込)/4,400円(税別)

シナリオ:虚淵玄
  [PCゲーム『Phantom PHANTOM OF INFERNO』『沙耶の唄』/TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』/小説『Fate/Zero』ほか]
原画:中央東口
  [PCゲーム『吸血殲鬼ヴェドゴニア』『沙耶の唄』ほか]
メカニックデザイン:石渡マコト(ポリゴン番長)
  [PCゲーム『装甲悪鬼村正』/TVアニメ『BLASSREITER』ほか]
音楽:ZIZZ STUDIO
  [PCゲーム『斬魔大聖デモンベイン』『装甲悪鬼村正』ほか]
題字:篠原榮太

対象:15歳以上推奨
対応OS:日本語版 Windows XP home/XP Pro/Vista/7 ※Vista/7のみ32bit、64bit両対応
音声:フルボイス
メディア:DVD-ROM
アクティベーション:ライセンス認証搭載
JANコード:4529790 024028
初回特典:●原画“中央東口”描き下ろし「特製スリーブ」
     ●脚本“虚淵玄”や原画“中央東口”ほか開発スタッフによる「小冊子付きオーディオコメンタリーDVD」
 サンプル映像:http://www.youtube.com/watch?v=5WNDqcrerD8
備考:●インターネット接続環境必須。
 本ソフトウェアをご使用いただく際「インターネット接続」によるオンライン認証が必須となります。
     ●Vista及び7はOSが快適に動作する環境が必要です。
     ●本作は選択肢の無いストーリーノベルです。
     ●初回生産特典は初回生産ロット分のみ封入。

CPU:Pentium4以上必須/Pentium4 3GHz,Core2Duo以上推奨
HDD:1.8GB以上の空き
DirectX:DirectX9.0c以上
Memory:WindowsXP 512MB必須/1GB以上推奨
    WindowsVista/7 1GB必須/1.5GB以上推奨
VGA :DirectX9.0cに対応しているビデオシステム64MB必須/外部ビデオボード64MB以上推奨
画面サイズ:1024×768 32ビットTrueColor
BGM:DirectSoundに対応したPCM音源
回想mode:×
CGmode:○
BGMmode:○

ニトロプラス公式WEBサイト:http://www.nitroplus.co.jp/


「鬼哭街」公式サイト

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