ニトロプラスは,PC用ソフト「
鬼哭街 -涙尽鈴音響-(仮称)」を
2011年5月27日に発売する。価格は4620円(税込)。
本作は
“サイバーパンク武侠片”と銘打たれ,2003年9月に発売された
「The Cyber Slayer 鬼哭街」のリメイク作品だ。キャラクターのフルボイス化,演出面およびグラフィックスの一新,テキストの縦書き表示化への変更,一部の原画修正,解像度1024×768への拡張,3Dモデルや映像などの新規作成,そして新たなイメージソングの追加といったブラッシュアップが施されている。なお,対象年齢は
15歳以上推奨とのこと。
さらに初回生産分には特典が用意されるが,その内容については明らかにされていない。このほか,各キャラクターの新イラストや,それぞれのキャストが公開されているので,詳しくは
特設サイトを確認しよう。
ちなみに鬼哭街のシナリオライターは,ご存知のとおり,ちまたで話題のアニメ
「魔法少女まどか☆マギカ」の脚本を手がける
虚淵玄さんだ。
虚淵玄さんと原画家の中央東口さんによるタッグで生まれた作品が装いも新たに登場し,再び堪能できるとあらば,ファンにとってこれほど嬉しいことはないはず。以下に掲載したスクリーンショットなどもニマニマしながら眺めてみよう。
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■概要
▼“虚淵玄”企画脚本の『鬼哭街』が一新されて登場!
現在TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』で話題の脚本家“虚淵玄”が企画・脚本を務め、ニトロプラスのロープライス作品第一弾であった『鬼哭街』が、一般対象作品となって登場!演出やグラフィックなどが一新された、最新版『鬼哭街』をお楽しみください!!
○今までの18禁版との違い
・一般対象へのレーティング変更
・フルボイス化
・最新システムに対応する演出の一新
・テキストの縦書き表示
・一部原画の修正
・グラフィックの大幅塗り直し
・解像度を1024×768へ拡張
・3Dモデル、背景、映像の作り直し
・新規イメージソングの追加
など
▼待望のフルボイス化!豪華キャストが集結!!
かつて豪華キャストで話題を呼んだドラマCD「鬼哭街 反魂剣鬼」のキャストを基本に、豪華&実力派キャストが再集結!主人公・濤羅には“井上和彦”、ヒロイン・瑞麗には“田村ゆかり”、その他“速水奨”“小杉十郎太”“折笠愛”“大塚芳忠”“藤原啓治”と、名前を聞くだけでワクワクする声優陣が参加!熟達の演技をご堪能ください!!
▼純粋に“虚淵玄”のテキストが楽しめる「ストーリーノベル」!
『鬼哭街』は、ゲームの形を取らず、選択肢を廃した小説スタイル(シナリオ一本筋)の小作品です。シンプルでお求め安い価格のため、今までこういった作風に踏み込めなかった方にも、ニトロプラス入門として、ラノベを読むのと変わらず、気軽にプレイしていただけます!
▼技と技が宙を舞う「サイバーパンク武侠片」
武侠片とは、中国娯楽文学における英雄時代劇とも言うべきジャンルです。英雄好感が超人的なカンフーを駆使して縦横無尽に暴れまくるファンタジー要素の強い作風が主で、日本の時代劇に比べると時代考証などよりも娯楽性に重きを置く傾向にあります。そんな自由度の高いジャンルに、1980年代のSFを風靡したサイバーパンクの世界観を融合したのが『鬼哭街』です!
▼近未来の魔都上海を舞台に繰り広げられる「復讐劇」
本作は、対サイボーグ中国武術を修めた主人公が、惨殺された妹の仇討ちのために、上海の暗黒街を牛耳る犯罪組織「幇」に孤立無援の戦いを挑む復讐劇です。得るものもなく、守るものもなく、ただ踏みにじられた過去のためだけに傷つき悶えながら死闘を繰り返す主人公。彼を慰めるのは望郷の念と、過ぎ去った優しい日々の記憶だけ。すべてをなげうって復讐の鬼へと堕ちていく男の悲哀と、怒りと憎しみの炸裂する壮絶なバトルシーンが本作では描かれていきます!!
■世界観
舞台は近未来の上海。21世紀初頭におけるサイバネティクス技術の実用化により、肉体を機械化することで、いとも容易に超人的な体機能を身につけられるようになった。
そのため、テクノロジーの爛熟によって 退廃した犯罪都市では、凶悪無双なサイボーグ達が跋扈していた。
■あらすじ
間違った未来、誰かが選択を誤った世界。犯罪結社「青雲幇」の牛耳る上海に、一人の男が舞い戻る。
彼の名は孔濤羅。かつては幇会の凶手(暗殺者)であり、生身のままにサイボーグと渡り合う「電磁発勁」の使い手である。
仲間の裏切りによって外地で死線をさまよった彼が、一年の時を経て上海に戻ってみれば、すでに裏切り者たちは幇会の権力を掌握し、そればかりか濤羅の最愛の妹までもが辱められ殺されていた。怒りに身も心も焼き尽くされた濤羅は、その手に復讐の剣を執る。
仇は五人。
いずれ劣らぬ凶悪無比のサイボーグ武芸者たちを、一人また一人と血祭りに上げながら、孤高の剣鬼は魔都上海の夜闇を駆け抜ける。
──我はこの一刀に賭ける修羅。
■登場人物
▼孔 濤羅(コン・タオロー)
CV:井上 和彦(いのうえ かずひこ)
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主人公。もとは犯罪結社「青雲幇」の殺し屋だったが、唯一の肉親である妹を幇幹部たちに惨殺され、復讐に立ち上がる。人呼んで「紫電掌」。
▼瑞麗(ルイリー)
CV:田村 ゆかり(たむら ─)
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濤羅が連れ歩くサイバネティクス技術で生み出された愛玩人形「ガイノイド」の少女。
▼劉 豪軍(リュウ・ホージュン)
CV:速水 奨(はやみ しょう)
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青雲幇副頭首。幇の権力簒奪を目論む男。脳以外の全身をサイボーグ化しているというが、その詳細は不明。人呼んで「鬼眼麗人」。
▼樟 賈寶(ジャン・ジャボウ)
CV:小杉 十郎太(こすぎ じゅうろうた)
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青雲幇幹部。用心棒から成り上がった女衒の元締め。人呼んで「金剛六臂」。
▼朱 笑嫣(チュウ・シャオヤン)
CV:折笠 愛(おりかさ あい)
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青雲幇幹部。サディストで知られる女サイボーグで鷹爪拳の達人。人呼んで「羅刹太后」
▼呉 榮成(ウ・ウィンシン)
CV:大塚 芳忠(おおつか ほうちゅう)
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青雲幇幹部。脳改造した凄腕のハッカー。人呼んで「網絡蠱毒」。
▼斌 偉信(ビン・ワイソン)
CV:藤原 啓治(ふじわら けいじ)
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雲幇幹部。豪軍の副官で暗器を得意とする。人呼んで「百綜手」。
ニトロプラス公式WEBサイト
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