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ケイブ,「ケイブからの大切なお知らせ2011」を開催し,リリース予定のタイトルを発表。完全新作3本を含む,盛りだくさんの内容
ケイブが新作タイトル3本を発表。Xbox 360「赤い刀 真」,浅田 誠氏が製作総指揮を取る「INSTANT BRAIN」などを,会場で上映されたムービーとともに紹介
「ケイブからの大切なお知らせ2011」公式サイト
スライドでは,「女神転生IMAGINEの会員は,全世界で100万人」「ケイブのソーシャルゲーム事業の成長率は1259%,株価上昇率は326%」「ケイブが“Danmaku Shooters”(弾幕シューティングゲーム)を世界一作って販売した会社として,ギネス世界記録に認定された」などといった,さまざまな事実を披露し,最後に渡邉氏は「これからもお客様に驚きと楽しみを提供する会社でいたい」と述べ,挨拶を終えた。
2011年3月に大型アップデートが行われる予定のiPhone/iPod touch向けタイトルである虫姫さま BUG PANICだが,以下の3点がトピックスになる。まずは,Bluetoothと3G/Wi-Fiの2つの通信環境で対戦ができる「BUG BATTLE」が追加実装される点。Bluetoothでなら友達同士で集まって対戦ができるし,3G/Wi-Fiでなら,Appleが提供する「Game Center」を利用して世界中のプレイヤーと遊べるという。
2つめは,オプション設定を追加したことで,具体的にはオートボムのON/OFFの切り替えと,サクレツの実の攻撃モード設定(LOCK/DIRECT)で,いずれもユーザーからの要望が多かったものだ。これで,よりゲームを楽しめると真崎氏は語った。
そして3つめは,Lite版のアップデート。Lite版にもBUG BATTLEが追加されるほか,「アドベンチャーモード」では,ワールド1のすべてのステージが遊べるようになった。さらに,ワールド1限定だが,「スコアアタックモード」も解禁になった。
最後に,横スクロールシューティングゲーム「デススマイルズ」がiPhone/iPod Touch向けにリリースされることが発表された。ホラーをテーマにした人気シューティングとして知られる本作だが,真崎氏は「アーケードからXbox 360へ。そしてXbox 360からいよいよiPhone/iPod Touchに移植されます」とコメント。配信開始は,2011年の春が予定されている。
まず企画の発端について坪井氏は,「最近のゲームはいろいろと面倒です」とコメントし,会場の笑いを誘った。そして「マウスをクリックしたり,ボタンを押すのは疲れるけど,アニメやライトノベルはその点申し分ない。でもゲームを遊ぶ立場からすると,参加している感じがなく,物足りない」と述べ,そういった点から今回の企画がスタートしたのだと続けた。
スタイリッシュなスマートフォンと紙芝居は正反対のイメージだが,どちらもインタラクティブ(相互作用)という共通点があることに気づいたという。タッチのできるスマートフォンにはゲームを直接操作する感覚があり,それが演じ手のパフォーマンスに観客がすぐ反応する紙芝居と雰囲気が近いというわけだ。
このように経緯で作られた放課後の紙芝居部には,紙芝居を演じる姉妹が登場。観客であるプレイヤーのために,姉と妹が精一杯紙芝居を演じるという,実に個性的なアプリになったのだ。
坪井氏からバトンタッチした安生氏は,紙芝居について「キャラクターが何人出てこようが,それを1人で演じるのが紙芝居。効果音も声優さんにやってもらうので,声優ファンの人はより楽しめるのではないか」と話す。紙芝居を演じるキャラクターは,今後増やしていくそうだ。会場で流されたムービーでは,後藤邑子さんが声を担当していることが確認できた。
まずは先月にリリースが始まった「ミニ四駆ビクトリーロード」で,これは,ミニ四駆を改造したり友達と対戦ができるゲームだ。新たな試みとして「位置情報」を使い,実在のタミヤショップやミニ四駆の大会と連動した企画を検討しているという。
続いては来月配信予定の「北斗の拳 百万の救世主伝説」。内容としてはカードゲームで,プレイヤーは北斗百烈拳,南斗水鳥拳などさまざまな技を駆使して,自身の勢力を拡大,世紀末の覇者をめざしていくという。
そして,最後に紹介されたのが「しろつく for スマートフォン(WEB版)」。タイトルにあるようにスマートフォンに対応したしろつくで,まずはGREEで提供を開始するとのこと。特徴としては,HTML5を駆使して制作されていることが挙げられ,さまざまなところがグレードアップしているという。配信時期は,2011年春を予定しているとのことだ。
なお,今回は発表されなかったものの,2011年の3月にはビックタイトルが控えているそうで,浅見氏は「楽しみにしていてほしい」とコメント。
また,今後は位置情報ゲームに取り組んでいきたいという。このジャンルのものは国内外でさまざまなアプリが登場しているが,エンターテイメントとして物足りないと感じており,もっと進化できるはずだと考えているそうだ。
ケイブは,現在300万人のユーザーを抱えるコンテンツとなった「しろつく」によって,位置情報ゲームのノウハウを蓄積し,「箱根に行こう」など,実際にその場に移動して楽しむイベントなどを通じて「面白い位置情報ゲームはどういうものであるか」を十分把握しているという。いずれ,全世界に向けて位置情報アプリを展開したいとも考えており,店舗や交通機関などとのタイアップも視野に入れているそうだ。
岸氏によると,メインエピソードである「第三章 the Ten Commandment編」がついに完結を迎えるという。ここで神と悪魔の協定が破られて歴史が動き出し,エピソードがクライマックスに近づいていくことになるが,その中で「イノセント計画」の真の狙いなどを描いていきたいという。なお,エピソードの完結は大きな物語となるため,何回かに分けて実装していく予定だそうだ。
また,同時に新たな悪魔,イシス,フラロース,ガブリエル,キマイラ,セトの実装を始める。彼らが敵になるか味方になるかは,プレイヤーの歩んできた道によって変化するそうで,「どういう絡みになるかは,自分の目で見てほしい」とした。
真・女神転生IMAGINEではこの2月いっぱい,「新宿大決戦」というイベントが実施されているが,続く3月には,悪魔にスポットを当てたイベントを行う予定で,期間限定で神や魔神などが登場するという。イベント期間中,これらのキャラクターと戦っていれば,4月のエピソードで特典がもらえるそうだ。
エピソード完結後は,「Chain of Curse」が再始動する予定で,フィールドだけでなく新たな物語も実装される。岸氏は最後に「4周年を迎え,新たな物語が始まる女神転生IMAGINEに期待してほしい」と述べ,説明を終えた。
まずはXbox Liveアーケード向けの「NIN2 JUMP」(ニンニンジャンプ)。影絵を使ったアクションゲームで,「跳」「掴」「力」という基礎動作が用意されている。
まずは跳。これはジャンプで高いところへ移動したり,罠をかわす際に使用する。掴はクサリを投げて壁やフックを掴み,ダッシュするというアクションで,力はニンジャパワーで敵を蹴散らすのに使う。
これらの“ニンジュツ”を駆使して,50ステージに挑戦する「アドベンチャーモード」のほか,生き残りをかけて戦う「サバイバルモード」や,次々に現れる敵を倒してハイスコアを競う「スコアアタックモード」が用意されている。スコアアタックモードに関しては専用のマップも用意される。
浅田氏は「スコアをオンラインランキングで競えるので,腕を駆使してニンジャマスターを目指してほしい」と語った。NIN2 JUMPは,2011年内に配信される予定とのこと。
Xbox 360用の横スクロールシューティング「赤い刀・真」は,現在アーケードで稼働中である「赤い刀」のコンシューマ機向け移植作となる。Xbox 360への移植にあたり,2D横スクロールシューティングとしては初となるワイド画面をサポートしたほか,グラフィックスの高画質化,新エンジンの採用によるユーザーインタフェースを一新するほか,新たなゲームシステムやステージも追加される。追加ステージには薺(なずな)というボスも登場するとのことだ。
プロモーションビデオの上映のあと,帝国芭蕉軍の最高指揮官の柊(ひいらぎ)を演じる,堀内賢雄さんのビデオレターも公開された。ビデオレターでは収録時のエピソードが披露され,最後にキメ台詞の「退陣!」が出て会場の笑いを誘った。
発売は2011年5月26日を予定されており,初回生産限定特典として追加ボイスパックのダウンロードコードの同梱がアナウンスされた。
登場キャラクターやメインキャストの情報も一部公開され,アンドロイドシー役に能登麻美子さん,八飛車キリン役に釘宮理恵さん,謹飾ミクリ役に井上麻里奈さん,王城フーカ役にたかはし智秋さんといった人気声優がキャスティングされていることが明らかになった。また,誰を担当するかは不明なものの,大塚明夫さんや花澤香菜さんも起用されているという。対応機種は未発表だが,2011年内の発売が予定されている。
最後に浅田氏が来場者に向かってお礼をして,さまざまな発表が行われたイベントは無事終了した。
- 関連タイトル:
INSTANT BRAIN
- 関連タイトル:
赤い刀 真
- 関連タイトル:
NIN2-JUMP
- 関連タイトル:
虫姫さま BUG PANIC
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真・女神転生IMAGINE
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