イベント
いろんな意味で“ラブ注入”された,「STORM LOVER 春恋嵐」の観覧レポートを掲載。「夏恋!!」では岡本信彦さん演じる“椎名”が登場&犬塚千尋と相馬隆志も攻略対象に
これは,ディースリー・パブリッシャーから2010年8月に発売されたPSP用恋愛アドベンチャーゲーム「STORM LOVER」初のステージイベントで,昼夜2公演が開催された本イベントには,いずれも多数のファンが訪れた。
キャスト陣による朗読劇やトーク,そしてサプライズの発表もあった今回のイベントから,昼公演の模様をお伝えしよう。
まず,今回の昼公演に出演したのは,卯都木悠人役の羽多野 渉さん,御子柴恭介役の寺島拓篤さん,寅谷立夏役の梶 裕貴さん,巳城タクミ役の三浦祥朗さん,猪狩 澪役の浪川大輔さん,酉水 司役の安元洋貴さん,犬塚千尋役の小野坂昌也さん,相馬隆志役の木村良平さんと,メインキャストがほぼ勢揃いという豪華なものとなった。
イベントは,卯都木悠人(羽多野さん)と御子柴恭介(寺島さん)の“KYコンビ”による主題歌「Daydream Labyrinth」でオープニングが飾られた。この日のために練習を積んだという振り付けとともに,2人の息の合ったパフォーマンスが披露され,観客は総立ちで大歓声を送っていた。
続いては,教室を模したセットがステージに登場し,朗読劇【ゴールデンウィーク・ハーレム】がスタート。
朗読劇ならではのかけ合いはもちろん,キャラクターそれぞれの見せ場として,ゲーム内の「バカップルモード」を彷彿とさせる甘い演出も用意されるという,盛り沢山の内容。さらに,“S.L.BBS”などのゲームにちなんだ画面がスクリーンに映し出されたり,カフェや保健室などのセットが次々と切り替わってクライマックスにはシャボン玉が飛び出したりと,視覚的にも観客を楽しませる仕掛けが満載だった。
英語のお題は「5W2H」。告白をテーマに,「When」「Where」「Who」「Why」「How」,そして「How much」(?)という6つのキーワードをキャスト陣がそれぞれ回答し,全員のキーワードを組み合わせて一つの文章にする,という趣向だった。
「今朝」(When),「セントルイスの保健室で」(Where),「小野坂さんに」(Who)と,途中までは順調だったが,そのあとは「もうギリギリだったので」(Why),「ラブ注入しながら」(How)と,妙なワード続いて微妙な雰囲気に。しかも,オチが期待される三浦さんの回答が「お金を使ってません」(How much)というもので,観客からは大ブーイングが飛ぶ。結局,その責任(?)を取るために,全員揃って「ラブ注入」をすることとなった。
次の国語は,「今日のポエム」と題され,出演者が指定されたシチュエーションでポエムを読み上げる,という内容。くじ引きの結果,寺島さんが「初めての自転車」というポエムを「色っぽく」読み上げることになった。ポエム自体は至って平穏な内容であるにもかかわらず,そのセクシーすぎる口調によって,客席からは黄色い歓声が響いていた。
二番手の梶さんは,「セントルイス・ハイ校歌」を「可愛く」朗読。普段から「可愛い」と歓声を受けることの多い梶さんは,ほかの出演者から“名人芸”と呼ばれるほどの見事な可愛さで,校歌の歌詞を読み上げてみせた。
そのあとは,ディースリー・パブリッシャーの人気作品「VitaminX」について,「B6修学旅行決定!」「in沖縄!」という謎めいた告知がなされた。詳しい内容は明らかにされず,突然の新情報に客席も騒然。「VitaminX」のファンは,続報を期待して待とう。
イベントもいよいよクライマックスとなり,三浦さん演じる巳城タクミのキャラクターソング「LOVE SNAKE」,卯都木悠人(羽多野さん)&御子柴恭介(寺島さん)によるゲームのエンディングテーマ「RE:MEMBER」が,続けて披露された。フィナーレは「春恋嵐」のタイトルにふさわしく,ステージに桜吹雪の舞い散り,客席の盛り上がりも最高潮を迎える。
最後は出演者が全員登壇し,東日本大震災の被災地支援のため,会場入り口に出演者のサイン入りの募金箱を設置したことを告知し,出演者一同で募金への協力を呼びかけた。募金されたお金はバンダイナムコゲームスを経由し,日本赤十字社へと寄付されるそうだ。
そして,エンディングに「セントルイス・ハイ校歌」を出演者全員で合唱し,無数のシャボン玉が舞う中,今回のイベントは華々しく幕を閉じた。
大盛況となった「STORM LOVER 春恋嵐」。夏にはファンディスク「STORM LOVER 夏恋!!」の発売も控えており,「STORM LOVER」のさらなる盛り上がりが期待できそうだ。また,かった人は,購入を検討してほしい。
(C)2011 VRIDGE INC.(C)2011 D3 PUBLISHER
(C)2010 VRIDGE INC. (C)2010 D3 PUBLISHER