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AMD,OEM向けGPU「Radeon HD 6670・6570・6450」の製品ページを公開。「Turks」「Caicos」のスペックが明らかに
2011年2月4日20:45現在,トップページからはリンクされていないようだが,いずれも直リンクでアクセス可能だ。
同じような記事を読んだ記憶がある読者も多いだろう。北米時間1月20日にAMDは,Radeon HD 6700シリーズというGPU製品をやはりOEM向けとして製品リストに追加していたからだ。ただ,同シリーズは基本的にATI Radeon HD 5700のリネーム品であり,そのモデルナンバー以外に,ゲーマーが注目する要素はとくになかった。
しかし今回は違う。主なスペックは本稿の最後に表でまとめたとおりだが,
- HD 6670は「ATI Radeon HD 5670」(以下,HD 5670)
- HD 6570は「ATI Radeon HD 5570」&「ATI Radeon HD 5550」(以下順に,HD 5570,HD 5550)
- HD 6450は「ATI Raden HD 5450」(以下,HD 5450)
の後継製品として,いずれもシェーダプロセッサ数&テクスチャユニット数や動作クロックが引き上げられ,さらに,Radeon HD 6000シリーズらしく,UVD 3のサポートなども追加されているのだ。
HD 6670&6570の480基,HD 6450の160基というシェーダプロセッサ数からすると,Radeon HD 6900シリーズで採用された「VLIW4」アーキテクチャではなく,Radeon HD 6800シリーズ以前と同じ「VLIW5」アーキテクチャを採用している可能性が高いが,ともあれ,スペックからして,エントリーおよびローエンドGPUの順当な底上げがなされているのは確かなようである。
現在のところ,公式には未発表であるため,これらが自作PC市場にいつ頃登場するのか,登場するとして今回のOEM版と同じ仕様になるのかは分からないが,「コストを重視する人達からすると,興味深いラインナップが揃いつつある」とはいえるかもしれない。
OEM向けHD 6670製品情報ページ
OEM向けHD 6570製品情報ページ
OEM向けHD 6450製品情報ページ
- 関連タイトル:
Radeon HD 6600&6500
- 関連タイトル:
Radeon HD 6400
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