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中国ゲーム業界はどこに向かうのか? 中国・完美世界本社訪問,本格的世界展開を目指す同社のビジョンを聞く
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印刷2011/06/04 00:00

インタビュー

中国ゲーム業界はどこに向かうのか? 中国・完美世界本社訪問,本格的世界展開を目指す同社のビジョンを聞く

北京にある完美世界の開発部門が入っているビル。黄砂がすごくて少し霞み気味
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 5月中旬,中国完美世界の招待を受け,中国は北京にある同社本社および開発拠点に取材を行った。なお,「完美時空」として知られていた同社はこの春から「完美世界」に社名を変更している。「Perfect World」の統一ブランドでこれから世界展開を行おうという。昨年は日本のシーアンドシーメディアを子会社化し,本格的な日本進出を始めており,現在進行形で「Forsaken World」の世界的な展開を始めている。そんな同社を取材した記事をこれから3本に分けて掲載していこう。まず,今回は,同社の位置付けや展望などの会社全体の取り組みについて紹介してみたい。
 なお,名称が混乱しやすいので,以下の記事では,MMORPG「Perfect World -完美世界-」のことは「Perfect World」,制作会社のことを「完美世界」と表記していくのでお間違えなく。

つぶれてしまっているが,これが飛んでいたモノ
画像集#004のサムネイル/中国ゲーム業界はどこに向かうのか? 中国・完美世界本社訪問,本格的世界展開を目指す同社のビジョンを聞く
 さて,余談気味に話は飛ぶのだが,北京首都国際空港に着陸した瞬間から,ケセランパサランの大群? と目を疑うほどに白い浮遊物体が一面に舞っているのが目に入った。滑走路だけではなく,空港屋内にも,北京市内にも大量に舞っている。最初はタンポポの種子かとも思ったのだが,形状を見る限り,ただの綿ぼこりのように思われる? 調べると「柳絮」というものらしい。ポプラに似た木の種子(?)のようなものだという。空港から北京市内に向かう途中で一面に植林されていた日本ではあまり見かけない木肌の白い木が気になっていたのだが,あれが元凶だとすると,この凄い量もうなずける。日本で植林というともっぱら杉の木で,花粉を撒き散らすのだが,中国では柳絮が吹き荒れるらしい。

Kevin Zhu(竺琦)氏
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 しかし,完美世界の開発拠点に取材を行った翌日は,柳絮はどこかに消え,一転して黄砂の嵐といった雰囲気。本場の黄砂はなかなか凄い。開発部門があるビルはかなり新しいのだが,黄砂でちょっと黄ばんでしまっている。
 その開発拠点で完美世界互動娯楽有限公司総裁のKevin Zhu(竺琦)氏から会社の概要とビジョン,世界展開などについてのプレゼンが行われた。なお,Zhu氏は,Perfect Worldから始まる同社のすべてのオンラインゲーム部門を統括する重要人物だ。

 まず,同社の成り立ちから説明しておこう。
初期のPerfect Worldのムービーに入っているArhosaur Studioのロゴ
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 4Gamerのゲームタイトル情報だと,Perfect Worldの開発元が洪恩軟件となっていることを不思議に思っていた人もいるかもしれない。完美世界の母体となるのが,かつて洪恩軟件の傘下にあったArhosaur Studio(祖龍開発チーム)だ。世界初の完全3DベースのRTS「自由与栄耀」や中国初のFPS「大秦悍将」を開発するなど,3D技術に強い集団で,このチームが独立し,2004年に完美時空=完美世界ができあがった。そして2006年のPerfect World発表以降,大きく躍進していくことになる。

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 そして現在,中国国内のオンラインゲーム市場における同社の位置付けは5番手だという。中国のオンラインゲーム業界だと,QQブランドのカジュアルゲームで幅広く展開する騰迅(Tencent),海外の大作を多く扱う盛大(Shanda),「World of Warcraft」を手中にした網易(NetEase)などはゲームポータルとして知られている。2Dゲームなどの人気も根強い中国内で,3Dゲーム中心かつ自社製ゲームしかサービスしていないことを考えると,同社の健闘ぶりが分かるだろう。

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 一方,輸出に関しては同社がNo.1だ。上位3社が他社製のゲームを運営するパブリッシャとしての性格が強いのに対し,開発力をウリにしている同社は自社タイトルを提供する側でもある。Perfect World以前にもベトナムなどへの輸出しているところはあったようだが,中国国内だけでももの凄い規模の市場があるためか,海外市場に目を向ける中国企業は少なかった。欧米に打って出るクオリティのゲームを作れる力を持つ会社というのはほとんどない。また,他社が海外製ゲームエンジンを導入して開発を進めているのに対し,同社ではゲームエンジンから自社開発しているという点でも,技術力と実績は突出している。ゲーム開発という点では中国をリードする会社といっていいだろう。事実,2006年のPerfect World開始以来,ゲーム輸出のトップを維持し,ゲーム輸出の4割を同社が占めているという。

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 そんな同社の強みは,3点あるとZhu氏は語る。
 まず,なんといってもクオリティ=技術力だ。Perfect Worldを思い起こしてみれば,2006年当時のMMORPGとしては世界的にトップクラスのグラフィックスといってよいだろう。加えて動作は軽い。自社製のゲームエンジンAngelicaは,3D MMORPGで必要十分な表現力と性能を持ち,加えて制限が少なく自由度が高いという非常にバランスがよいものに仕上がっている。夢世界で加わった自動移動システムも,いまだ業界トップクラスの精度といっていいだろう。
 Angelica以外に,神鬼伝奇などで使われている2.5Dのエンジン,夢幻誅仙では2Dのエンジンも使っていたので,3種類のエンジンを内製しているものと思われる。

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 技術力を誇る同社では,とくに清華大学からの卒業生を多く採用しているそうだ。清華大学は,中国でトップクラスの大学で,各界に優秀な人材を送り出しているという学校だ。OBには胡錦涛主席などの名も見られる。日本でいうと,東大卒がごろごろいるゲーム会社といったイメージになるだろうか。中国国内でも,こんなゲーム会社はほかにないという。優秀な人材の確保は技術力で勝負する同社の生命線となっているのだろう。
 余談だが,同社の社内に優秀な業績を残したチームを表彰する掲示板があったのだが,その中に3Dエンジン開発チームを表彰したものがあった。おそらくは社内でもトップクラスの開発者集団ではあっても,普段は地味な部署だろうと思われるのだが,なにか目立った業績を上げたらしい。ちょっと気になっている。

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 Zhu氏が挙げた次のポイントは,エンタテインメント化だ。
 同社のもう一つの強みはゲーム以外の部分にあるとZhu氏は語る。完美世界というと,日本ではMMORPGを作っている会社という認識の人がほとんどだろうが,中国では映画産業にも進出し「ソフィーの復讐」などを制作している。そのほかではネット小説のサイトなども運営しているそうである。現在,中国国内でのテレビドラマ制作でユーザーに大好評だそうである。
 また,日本でいうメディアミックスのようなことに力を注いでいる。ネット小説や映画などの展開,そして,ゲームのプロモーションには映画スターや歌手などを多用し,より広い層にアピールを行っている。

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 このように,映画産業,テレビドラマ制作,ネット小説のポータルサイト,その他コンテンツ産業へと早くから手を広げており,同社独自のIPを作り出すことに力が入れられてるように思われる。
 同社の第1弾作品であったPerfect Worldは,いろいろな要素をごった煮にしたなんでもアリな世界だった。実は結構壮大なメインストーリーが展開されているらしいのだが,ストーリー自体の魅力が語られることは少ない。第2弾の「夢世界」では人気ドラマ,「CHUSEN」では人気武侠小説,「SEKIHEKI」は三国志,「口袋西遊」は西遊記,さらには「笑傲江湖」や「倚天屠龍記」などといった金庸作品のように,ある程度実績あるIPを使った展開が行われていた。最近の「神鬼伝奇」や「Forsaken World」では,独自IPによるタイトルが復活しているものの,タイトル自体の訴求力は自力でつけていくほかない。
 知名度のあるIPを使うことの有利さというのを熟知しているからこそのIP導入の動きだろうが,自前でIPを作ろうという動きを同時に進める方向性や,ゲームのプロモーション展開に映画やドラマを使うといった手法がすでに確立されているあたりには,先を見据えた経営的な手腕が窺え,優秀な学生が集まってくるのも肯ける。

 Zhu氏が挙げた最後のポイントは,グローバル化だ。同社のゲームはすでに100か国以上でサービスが行われており,着々と広まりつつある。もちろん前述のように,中国ゲーム企業としては先陣を切る立場である。
 また,Perfect Worldは比較的早い時期から国際版が作られ,北米に作られた子会社によって運営が行われている。日本でPerfect Worldの運営を行っていたシーアンドシーメディアを子会社化したことは,皆さんもご存じだろう。今後も,各地にタイトルをパブリッシングしていく予定だという。

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 同時に海外の有力な開発会社も傘下に加えている。スライド資料では「昱泉の支社」というのがちょっと分かりにくいのだが,昱泉は台湾のゲームメーカーで,英語で表記するとInterServ Internationalとなる。これは「M2〜神甲綺譚〜」などの開発元である。その中国支社を取り込んだということのようだ。この会社は,GDC 2004ではXboxで16人対戦を実現した「Iron Phoenix」でMost Innovative Gameを受賞した実績を持っている。
 もう一方のRunic Gamesは,「Hellgate: London」などを開発したFlagship Studiosのメンバーによる開発会社である(4Gamerではお馴染みのビル・ローパー氏はいないが)。つまり,かつてはBlizzard Entertainmentで「Diablo」を開発していたスタッフだ。Runic Gamesとしては,「Torchlight」をリリースして大人気を博しており,まもなく「Torchlight II」もリリースされる。Zhu氏によると,Runic Gamesは,主にコンシューマゲームの開発を行うとされているが,wktkなことに海外サイトのインタビューではTorchlightのMMORPGを開発中とされている記事もある。RPGのコアな部分を理解しているスタッフを確保したというのは,完美世界の今後の展開においても有効な一手となるかもしれない。

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 そんな完美世界が目指すのは「グローバルデジタルエンタテインメントグループ」だ。そのための策略は「全世界に進出し,高い品質のオンラインゲームを作っていくこと」だとZhu氏は語る。同社の開発チームは現在,中国,アメリカあわせて2000人。コンシューマゲーム機用ゲームから始まり,オンラインゲームへ,そして今後はブラウザゲーム,携帯電話向けゲームへと進出していくという。

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世界戦略でのシーアンドシーメディアの位置付け


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 続いて,日本支社となるシーアンドシーメディアの展開についての説明が行われた。
 同社の主力は完美世界製のタイトルだが,「タルタロス」や「LOCO(仮称)」など,他社製のタイトルも扱っている。今後も完美世界の制作するタイトルだけでなく,広く世界中からタイトルを探し続ける方針だという。これからはアメリカ,ヨーロッパ,日本の海外子会社の成長に注力しようとするとのこと。ちょっと期待しておこう。
 
 完美世界がシーアンドシーメディアを子会社化したのには,ゲームの運営だけでなく,日本のIPを輸出する拠点としての機能を期待しているというのもあるようだ。「日本はアメリカに次ぐIP輸出国であり,とくにマンガ・アニメなどのIPはアジアで絶大な人気を誇っている」との認識を持っているようで,日本のIPに対する期待は大きいようだ。
 日本のIPを同社の技術でオンラインゲーム化するという流れが想定されており,シーアンドシーメディアが,その中核となるものと思われる。
 実はここで日本のIPを使ったゲームが制作中であることも明かされたのだが,取材の時点では「詳細はChinaJoyで発表」ということだった。今後の展開にもかなり期待できそうだ。

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 これまでの同社の展開を振り返ると,有力なIPを確保して毎年新作を発表し,成果を上げてきている。
 ちなみに,北京の開発では数百ラインが動いているとのこと。エンジンも安定しており,ゲームの基本的なクオリティについては,ほぼ破綻の心配もない。カルチャライズなどでの海外展開については,まだ手探り中といった感じはある。「Forsaken World以降のタイトルに,スタイルを保ちつつ,海外向けにさらに進もうと考えており,国内向けとは完全に切り分けて考えている」とZhu氏は語る。
 
 ちなみに,海外支社のトップには本社の人間を派遣しているが,各国の市場を知っているのは現地のスタッフなので,基本的にはスタッフ主導で各国に合わせた経営を行う方針だという。

 

まだまだ成長が続く中国市場の動向


現在,323億人民元(4000億円程度)の規模だが,成長が著しい
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 最後に,中国ゲーム市場についての説明が行われた。もともとの人口が桁違いなこともあって,出てくる数字は非常に大きい。
 現在,PC市場と携帯電話市場がともに4億5000万人程度のユーザー層を抱えており,そのうちオンラインゲーム人口は約9025万人で,人口比から見れば,まだ伸びしろは大きいともいえる。
 売り上げで見た中国ゲーム市場は,323億人民元という規模。日本円に換算すると,4000億円程度。伸び率自体は63%,39%,25%と鈍ってはいるものの,まだまだ高い成長率で伸び続けている。コンシューマゲーム市場やPCパッケージゲーム市場は存在しない国なので,ほとんどはオンラインゲームや携帯電話ゲームの数字ということになる。日本のゲーム市場全体が7300億円規模だといわれていることを思えば,数年で並ぶ水準になることは確実で,中国市場だけでもまだまだビジネスチャンスは大きそうだ。
 ちなみに,同社タイトルについては,プレイヤー数の伸びは弱まったものの,最近は有料ユーザー率が上がってきており,売り上げはまだまだ伸びていきそうとのこと。

オンラインゲーム人口は約9000万人に上る
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中国オンラインゲーム市場の動向


 次に,中国市場で好まれるゲームの傾向が紹介された。

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 この資料は興味深いグラフなので,ちょっと読みにくいのだが中国での人気タイトルを確認してみよう。一番上の段で例に挙げてある2タイトルは「地下城と勇士」とあるので「Dungeon Fighter Online」(要するに「アラド戦記」),「竜の谷」は「ドラゴンネスト」。その下の「魔獣世界」はWoWのことで,「永遠の塔」はAIONだ。ちなみにグラフの横に日本語の注記があるのだが,西洋ファンタジーの上にアクションRPGというのが抜けていて,一つずれている。
 以下,「剣網3」というのはKINGSOFTの「剣侠情縁Online 3」の略で,「穿越火線」即ち「CrossFire」,「劲舞団」即ちAudition(「X-BEAT」)といったゲームの名前が見える。残りはだいたい名前そのままか,たぶん聞いても分からない類だ。網頁遊戯というのは,ブラウザゲームのことだろうか。

 ChinaJoy会場で山ほど見かける三国志モノや武侠モノは,決して最大手というわけではなく,ジャンルの代表に挙げられるゲームを見ると,まだまだ海外製のタイトルが強いことが分かる。オンラインアクションゲームや西洋風ファンタジーゲームは,ほぼ3人に1人がプレイしているという結果だ。

 続いて,中国のプレイヤーがゲームをする目的を調べた資料だが,日本と大きく違うのはいわゆる「出会い」を求める人がかなり多いことだ。西洋ファンタジー系を好む人は,どちらかというと戦う人で,武侠系を好む人は出会いを求めたりアバターを飾る系の人という興味深いデータも出てきている。

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 では,中国ゲーム界はこれからどこに向かっていくのかという資料も示された。
 まず,国内ゲーム市場の伸び以上に海外輸出が大きく伸びているものだ。この多くは,完美世界自身の売り上げなのだが,この数年,完美世界の成功に触発された他社も続々と自社開発と海外進出を睨んだ動きを繰り返してきている。日本進出についていえば,9youは撤退したものの,昨今ではブラウザゲームなどで多くの中国製ゲームが出回るようになってきている。

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 輸出額の伸び率は確かに長足に拡大しており,ゲーム輸出大国になる可能性をZhu氏は指摘している。数字的にはまだ200億円弱と,中国市場からすれば小さなものにすぎないのだが,ゲーム輸出の旗頭ともいえる同社がそう見積もっているという点には注目しておくべきだろう。

 加えて,携帯電話やスマートフォンへの市場拡大に対応したゲーム提供にも力を入れていく。PC市場の伸びも止まっているわけではないが,それ以上に伸びているのが携帯電話であり,さらに大きな伸びが予測されているのがスマートフォンだ。
 これは日本市場についても同様で,シーアンドシーメディアはブラウザゲーム,携帯電話用ゲームなどに進出する予定とのこと。とくにスマートフォンについては,普及率などで日本市場が最先端であるとの認識を持っているようで,日本市場を中心にした展開が行われる可能性も高そうだ。

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 今回,海外プレスを招待してこういった発表を行うということ自体,同社が世界展開にかなり本気で取り組んでいることを示すものであり,聞けば,Zhu氏自らがプレゼンを行うのもかなり特別なことだという。
 世界展開に向けた同社のビジョンは明確で,着々と的確な手を打ってきているように思われるが,まだまだ本格的世界戦略は始まったばかり。今後の展開が非常に楽しみだ。
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    Forsaken World MOONLIGHT PRAYER

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