プレイレポート
シリーズ最多のキャラクター数と充実したゲームモードが魅力。対戦デビューを果たしたい初心者にもオススメの「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II」インプレッション
本作は,現在稼働中の同名のアーケード版にさまざまな新要素を追加し,PSPおよびニンテンドー3DSへ移植したもので,コンシューマ向けBLAZBLUEとしては3作目にあたる。前作「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT」(PlayStation 3 / Xbox 360)ではダウンロードコンテンツとして配信される「マコト=ナナヤ」「ヴァルケンハイン=R=ヘルシング」「プラチナ=ザ=トリニティ」のほか,隠しプレイアブルキャラクターとしても登場したストーリーモードのボス「μ -No.12-」が,初めから使用可能になっているのが特徴だ。
マコト=ナナヤ |
ヴァルケンハイン=R=ヘルシング |
プラチナ=ザ=トリニティ |
μ -No.12- |
PSP版/3DS版ともにゲーム内容は同じで,マップ内の敵軍と戦いながらボスの撃破を目指す“レギオン1.5モード”や,選択したキャラクターを強化しながら階層都市カグツチの最深部を目指して連戦するサバイバル形式の“アビスモード”といった新モードも,両方の機種でプレイできる。
また通信対戦に関しては,PSPがアドホックモード,3DSがローカルプレイに対応し,2〜4人でのプレイが可能だ(4人の場合は2人が観戦モードとなる)。ちなみに本作は,ワイヤレスLANを使用したインターネット通信対戦には対応していないものの,PSP版であれば,PS3を通じてのアドホックパーティを利用することができる。
携帯ゲーム機向けならではの懸念点はあるものの
移植のクオリティはさすがの一言!
ゲーム性に関しては,格ゲーファンだけでなくキャラクターファンからも高評価を受けているシリーズの最新作だけあり,大満足の出来と言える。詳しくは公式サイト内の「こちら」で確認してほしいが,十字キーと4つのボタン+L/Rボタンの組み合わせで,ラグナやノエル,プラチナといった個性的なキャラクターを,実になめらかに操作できる。筆者がプレイしたのはPSP版だが,操作のレスポンスに違和感を覚えることはなかった。
それと,これは据え置き機版のときにも強く感じたことなのだが,本作の“スタイリッシュタイプ”の操作性(4つのボタンを押しているだけで,格好いいコンボが簡単に繰り出せる)は,やはり完成度が高いと思う。
ガチな格闘ゲーマーにとっては邪魔でさえあるかもしれない初心者向け操作だが,キャラ / ストーリーに興味を持って本作を購入したライト層にとっては,立ち回りや技の効果,各種システムを覚えるためにとても有用だ。また,中級者以上(テクニカルタイプ)のプレイヤーが初心者(スタイリッシュタイプ)と対戦をするときでも,お互い変な気を使わず,楽しくド派手な対戦が楽しめる点も素晴らしい。「スタイリッシュタイプで遊んでる初心者なんかと,まともに対戦できるわけないでしょ」などと思っている中級者以上の人は,騙されたと思って一度,スタイリッシュタイプを選択した格ゲー初心者と戦ってみてください。ホントに普通に対戦できちゃうから。
モードが豊富なアクションゲームとしても楽しめる
アーケード版や,据え置き機版最新作の練習にも最適だ
ちなみに,筆者はまだニンテンドー3DSを持っていないのだが,BBCSIIの3DS版には,ムービーシーン以外の映像が裸眼立体視対応していたり,下画面にコマンドリストが表示されたりといった特徴がある。主にマコトの南半球を裸眼立体ガン見したいという人や,まったくの格闘ゲーム初心者だという人にとっては,3DS版の購入を検討する価値もあるのではないだろうか。なるほどマコトの南半球……俺ちょっと3DS買ってくるわ。
「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II」公式サイト
- 関連タイトル:
BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II
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BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT II
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(C)ARC SYSTEM WORKS
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- ビデオゲーム
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