ハドソン，iPhone/iPod touch用アプリ「PC Engine GameBox」を配信開始。懐かしのPCエンジン用ゲーム16本をまとめて無料DLしてみよう

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　ハドソンは，iPhone/iPod touch用アプリ「PC Engine GameBox」の配信を，本日（12月20日）開始した。ダウンロードは無料。
　本作は，タイトルからも分かるように，日本電気ホームエレクトロニクスから1987年に発売された家庭用ゲーム機，「PCエンジン」向けのゲーム16タイトルをまとめたゲーム集だ。

　今回，アプリに収録されている作品は以下のとおりで，今後，アップデートで新たなタイトルが追加されていく予定。

・沙羅曼蛇（コナミデジタルエンタテインメント）
・グラディウス（コナミデジタルエンタテインメント）
・R-TYPE/R-TYPE II（アイレムソフトウェアエンジニアリング）
・ビジランテ（アイレムソフトウェアエンジニアリング）
・最後の忍道（アイレムソフトウェアエンジニアリング）
・ビクトリーラン（ハドソン）
・高橋名人の新冒険島（ハドソン）
・ソルジャーブレイド（ハドソン）
・パワーリーグ（ハドソン）
・邪聖剣ネクロマンサー（ハドソン）
・パワースポーツ（ハドソン）
・ダンジョンエクスプローラー（ハドソン）
・PC原人（ハドソン）
・ボンバーマン'94（ハドソン）
・ネクタリス（ハドソン）
・THE 功夫（ハドソン）

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　上記16タイトルのうち，「パワースポーツ」はダウンロード後，そのまま無料で遊べる。本アプリの形態で特徴的なのは，それ以外の15タイトルのうちランダムでピックアップされた1タイトルが1日につき3分間のみ無料でプレイ可能となっている点だ。
　つまり，ある特定のゲームが遊びたいのに，そのゲームに当たるかどうかは運頼みとなり，運よくあたってもプレイは3分に限定される。ここで課金方式に話が移るわけで，無料のパワースポーツ以外の15タイトルに関しては，1タイトルにつき350円をアプリ内から支払うことでこの制限が解除されるという仕組みだ。

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　参考程度にだが，カプコンがリリースしている「カプコンアーケード」にも，これに近いビジネスモデルが採用されている（関連記事）。ただし，フリーチケット制を採用するカプコンアーケードに対し，PC Engine GameBoxでは課金前に自由な選択ができない。とりあえず，さまざまな作品を日替わりで試してもらえるという利点はあるので，なんでもござれであればさほど問題ない気はするが，遊んでみたい作品がある人に対しては実質お試し期間は適用できないわけで，このあたりは賛否両論があるはずだ。

　ともあれ，これからどんな作品が提供されるか楽しみだ。公式Twitter（@PCEngineGameBox）が開設されているので，このアカウントに向けて今後追加してほしい作品をつぶやき，リクエストしてみるといいかもしれない。

「PC Engine GameBox」紹介ページ（iTunesが起動します）

「PC Engine GameBox」特設サイト

＜「PC Engine GameBox」アプリの概要＞

【各ゲームの遊び方】
「PC Engine GameBox」のダウンロードは無料です。また、パックになっている16 タイトルのうち、『パワースポーツ』は無料で遊べます。さらに、『パワースポーツ』以外の15 タイトルの中から、お好きなゲームタイトルだけをこのアプリからご購入いただけます。

【クイックセーブ機能】
オリジナルのゲームからのパワーアップ機能として、クイックセーブ機能を搭載しています。プレイヤーは、いつでもどこでも任意でプレイを中断・再開でき、何度でもやり直せるため、難しいステージも繰り返しチャレンジすることが可能です。
さらに、オリジナルの発売当時に面倒だったパスワード入力もカットできるので、入力ミスによるやり直しがなくなります。
※パスワード機能も搭載しています。

【コントローラー選択】
プレイヤーの遊び方に合わせて、操作方法を3 パターンから選択できます。iPhone を横持ちする、縦持ちするなどの選択も可能ですので、自分のプレイスタイルに合った操作方法で快適にプレイできます。

タイトル名 ：「PC Engine GameBox」（英語名：TurboGrafx-16 GameBox）
発売日 ：2010 年12 月20 日（月）
販売価格（税込） ：アプリのダウンロードは無料
※『パワースポーツ』以外のタイトルは、別途購入する必要があります。
1 タイトル 350 円 / $2.99
対応端末 ：iPhone 3GS / 第3 世代 iPod touch 以降
ジャンル ：ゲームパック（各ジャンル）
公式サイト ：「PC Engine GameBox」特設サイト
http://www.dothehudson.net/app/pc-engine/
スマートフォンコンテンツ ポータルサイト『DTH!（Do the Hudson!）』
http://dothehudson.net/jp/

■「PC エンジン」および「TurboGrafx16」について
「PC エンジン」は、日本電気ホームエレクトロニクス社が発売したHE-SYSTEM 規格に基づく家庭用テレビゲーム専用機（1987 年10 月30 日発売、24,800 円）。当社が開発した独自のLSI「C62 システム」を搭載。CPU の処理速度、グラフィックの美しさ（512 色）や迫力のあるサウンド（ステレオ6ch 音源、2ch サウンド出力可能）など、当時の常識を覆す高速・高性能を実現した。また超小型の大容量プラスチックROM「Hu-CARD（Turbo Chip）」でソフト供給したことも話題の一つ。
1988 年12 月4 日には、CD-ROM をゲーム媒体に使用した世界初のテレビゲーム専用機として、「PC エンジンCD-ROM2 システム」も発売。「TurboGrafx16」は、PC エンジンの海外版として1989 年から北米で発売され、欧州では「TurboGrafx」として発売された。