「TOMB RAIDER」ストーリーのあらすじが公開に。若き日のララ・クロフトになって，さまざまな脅威が待ち受ける謎の島からの脱出を目指せ

　スクウェア・エニックスは本日（2012年12月27日）付けで，同社が2013年に発売を予定している「TOMB RAIDER」（PC/PlayStation 3/Xbox 360）のストーリーのあらすじを公開した。
　本作は「TOMB RAIDER」シリーズの最新作で，若き日のララ・クロフトにフォーカスしたアクションアドベンチャーゲームだ。ララは，とある遺跡の調査チームの一員として仲間達と共に航海に出るのだが，その途中で嵐に遭い謎の島にたった1人で漂着してしまう。島内には，凶暴な野生の獣や先住民の「スカベンジャー」といった脅威が存在しており，ララが脱出を目指す過程で島内に隠された秘密が明らかにされていくようだ。なお，島は複数のエリアに分かれており，ベースキャンプと呼ばれる拠点でララ自身のスキルやアイテムのアップグレードを行える。強化したアイテムを調査済みのエリアで使用すると新たなルートを発見することもでき，探索の楽しさを味わえるようだ。


　また，冒険の舞台となる謎の島の様子が分かるスクリーンショットやコンセプトアートのほか，ララ，スカベンジャーなどのイラストなどが公開されたので紹介しよう。

「TOMB RAIDER」公式サイト

ララ・クロフト最初の冒険が今、始まる。

ある遺跡の調査に向かうため、人生初の冒険となる航海へ出発した21歳のララ・クロフト。経験豊富で信頼のおける船長「ロス」や親友の「サム」など頼もしい仲間に囲まれ、順風満帆かに思えた旅路だったが、航海から数日たったある日、船はすさまじい嵐に巻き込まれる。轟音と濁流に飲みこまれ意識を失ったララが次に目覚めたのは見たこともない島の海岸だった─。

ララ・クロフト最初の冒険がここから始まる。強くなければ生き残れないことを知った少女は、若く、未熟な女性からあの「ララ・クロフト」へと成長してゆく。

燃え盛る寺院のような建物。ララの手には銃が握られている。ゲーム開始時は弓一張で道を切り拓くことになるが、何れかのタイミングで銃を入手することもできるようだ。慣れない手つきで銃を握るその姿はどこか危なっかしい。

ララが流れ着いた島には鳥居や仏像、高くそびえる塔など、どこかオリエンタルな雰囲気が見て取れる。歴史の狭間で朽ち果てた無人島かと思われたその島には、様々な罠がはりめぐらされており、その先には凶暴な先住民「スカベンジャー」が住みついていた。

スカベンジャーに追われるララ。時には戦いを避け、身を隠すことも生き延びるためには必要となる。

自然豊かなこの島には多くの野生生物も生息しており、本能のままにララに襲いかかる。野生生物や木の実、野草などは狩猟、採集することで食糧にもなる。島にあるあらゆるものを活用しなければ生き抜くことはできない。

この島で生き抜くためには武器を手に取り、時には他人の命を奪わねばならない。はじめて他人を手に掛ける事になるララだが、相手を殺さなければ自分が殺されてしまうという極限状態に眠っていた本能が目覚める。

ゲームスタート時、ララの手には弓が一張あるのみ。島に残された様々なアイテムを駆使し、はりめぐらされた罠を避け、襲いくる野生生物やスカベンジャーと戦い、この島から脱出する手掛かりを探さなければならない。

燃え盛る扉の奥には一体何が？この島にはスカベンジャー以外にも何か禍々しいものが潜んでいるような気配が感じられる。

力の限り弓を引くララ。その矢じりの先にいるのはスカベンジャーかそれとも？

体格差が倍以上はあるようなスカベンジャー達にひとり立ち向かわなければならないララ。そのためにはひっそりと後ろに回り、一瞬の隙をついて致命傷を与える必要がある。

武器は戦闘だけでなく、罠の解除などに利用できる。また武器はアップグレードすることもでき、アップグレードすることで使用用途が広がる。

スカベンジャー達の装備も弓矢など原始的なものが多いようだ。

灯篭のようなものが並んだ崖の上には、一匹の狼が雄叫びをあげている。島に数多く生息する凶暴な野生生物がララの行く手を阻む。

スカベンジャーが仕掛けた罠を解き、道無き道をただ前へと進む。スカベンジャーは人種も年齢もバラバラだが、組織された集団のようだ。果たして彼らの目的とは？

同船していた仲間の救出とこの島からの脱出を目指し手がかりを求め島を探索するララ。その過程でこの島に隠された秘密が次第に明らかになっていく。

仏像のようなものが並ぶ、洞窟内のステージ。移動方向は上下にも広がる。マップ上の様々なオブジェクトを活用し、張り巡らされた罠や仕掛けを解き、ララの持つ身体能力をフルに駆使して進まねばならない。

スカベンジャーと違い、武器などで攻撃してくることはないが俊敏さ、獰猛さで人間より危険な相手とも言える。運が悪ければ一瞬で命を奪われることも。

島はいくつかのエリアに分かれており、それぞれのエリアには「ベースキャンプ」と呼ばれる拠点が存在する。「ベースキャンプ」ではララ自身のスキルをアップさせたり、武器や道具をアップグレードしたりすることができる。

新たな道具を手に入れる、武器や道具をアップグレードすることで、新たなルートがひらけることもある。一度訪れた拠点は自由に行き来することができるので、新たな道具を手に入れたり、武器や道具をアップグレードしたらふたたびマップを探索することで新たな発見があるだろう。


Character

ララ・クロフト[VA/甲斐田裕子]：21歳。最近大学を卒業したばかりの優秀な考古学者。ある遺跡の調査に向かうため人生初の冒険となる航海へ船長のロス、親友のサム、その他の頼もしい仲間とともに出発した。


コンラッド・ロス ：エンデュランス号の船長で調査チームのリーダー。ララにとっては良き助言者であり父親のような存在。彼の経験と英知に満ちたアドバイスは、冒険の助けとなるだけでなくララの人格形成に大きな影響を与える。ララの父親とは古くからの友人であった。


スカベンジャー：過去、何らかの理由でこの島に漂着し、そのまま島から出ることなく住み着いている先住民。人種や年齢はバラバラだが組織された集団のようで、何かしらの目的をもって行動しているようだ。