懐かしの「ゴーストバスターズ」がまたゲームに。ATARIが「Ghostbusters: Sanctum of Slime」の制作を発表。発売は2011年春

　1984年に公開されて世界的な人気を得た映画，「ゴーストバスターズ」をゲーム化した新作タイトル「Ghostbusters: Sanctum of Slime」の制作をATARIが発表したと，北米の大手メディアUSA Today（電子版）が報じている。対応機種はPlayStation 3とXbox 360で，2011年春にダウンロード販売される予定だ。


　ATARIは2009年に「Ghostbusters: The Video Games」（PC/PlayStation 3/Xbox 360/Wii/PS2/NDS）を発売しているので，同社のゲーム版ゴーストバスターズはこれで2作目となる。
　2009年版は，ルーキーとしてゴーストバスターズの一員になったプレイヤーが，おなじみの登場人物達と共にゴースト退治に奔走するという映画に沿った内容。狙いの外れたプロトン銃が周囲のオブジェクトをなぎ倒したり，壁を焼いたりしてしまうという物理効果が面白いアクションゲームだった。ライセンスものということで，メディアやプレイヤーに大きく注目された作品ではなかったものの，現在までに100万本のセールスを記録するヒット作になったという。

　発表された最新作の内容は前作を引き継いでおり，プレイヤーは再びゴーストバスターズのメンバーとなって活躍することになるようだ。ダン・エイクロイド氏やビル・マーレイ氏らオリジナルキャストも声優として参加するという。ゲーム画面は前作の三人称視点から見下ろし型になっており，かなりカジュアルな作品になりそうだ。
　シングルプレイに加え，最大4人のプレイヤーが参加できるCo-op（協力モード）に力が入れられているようで，仲間と共に迫り来るゴーストを次々と捕まえたり，巨大なモンスターを協力して倒したりといったシーンも用意されている。


　開発を担当するのはチリのWanako Studiosで，日本での知名度はあまり高くないかもしれないが，これまで数多くのカジュアルゲームを制作してきたデベロッパ。ちなみに同社は2008年にカナダのゲームメーカー，Artificial Mind & Movementに買収されているので，正確にはカナダのデベロッパのチリのスタジオということになる。
　最初にも書いたように，Ghostbusters: Sanctum of Slimeは2011年春の発売が予定されており，リリースが迫るにつれて新情報が公開されていくだろう。