本日公開されたパッケージ。イラストはPS版のキャラクターデザインを手がけた金子一馬氏が担当。主人公キャラである周防達哉と天野舞耶,背後にはそれぞれの専用ペルソナ「アポロ」と「アルテミス」が描かれている
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アトラスは,2011年4月14日に発売を予定しているPSP用ソフト
「ペルソナ2 罪」の最新情報として,
戦闘システムおよび
「ペルソナ召喚」「噂システム」などの情報を本日(2011年1月28日)公開した。
本作は,1999年にPlayStationで発売された「ペルソナ2 罪」を,PSP用の
“リファイン版”として再構築したタイトル。新たなオープニングムービーやアレンジBGMの収録,インタフェースからコマンド設定の方法まで細かな改変がなされた戦闘システムなど,PS版のプレイヤーでも再トライしたいと思わせてくれる作品になりそうだ。
本日届いたのは,戦闘システムを中心とした以下の情報だ。
- 戦闘画面インタフェースの刷新
- 「合体スキル」発動周りの仕様変更
- 「コンタクト」時の「感情グラフ」の追加
- 「アナライズ」「行動順設定」「逃走」情報
- 「噂システム」情報
- 「ペルソナ召喚」情報
先日更新された
公式サイトにも一部掲載されているが,本作の戦闘システムはPS版から大きく手が入っている。なかでもとくに重要となるのは,
コマンド設定と画面インタフェースの変更,
合体スキルの発動周りの仕様変更だろう。
まず本作の戦闘は,“半オート”だったPS版から,1ターンごとに戦闘コマンドを設定する方法に変更された。もちろんオート戦闘は可能だが,より細かく指示が出せるようなった点は見逃せないだろう。
さらにPS版「ペルソナ2 罪」では“行動順設定”に合わせて自動で合体スキルが発動していたが,本作では発動をメニューから任意のタイミングで選択できるようになった。発動者の行動順が回ってくるまで合体スキルは出せないが,本作では常に画面に行動順位が表示されているため,タイミングを見計らって戦略的に合体スキルを使えるようになったというわけだ。
また戦闘にまつわるシステムとしては,悪魔と交渉することで情報を得られたり,アイテムや悪魔召喚に必要なタロットカードがもらえたりする「コンタクト」にも少し変更が入った。具体的には,これまでは“悪魔の足元の光加減”と「感情アイコン」で表現されていた悪魔の感情状況が「感情グラフ」でダイレクトに読み取れるようになっている。
本日は上記のほかにも,細かな戦闘システムおよび基本システムの情報が届いているので,以下にまとめて掲載しておこう。
公式サイトにはムービーもあるので,ペルソナシリーズを未体験だという人はぜひ合わせてチェックして,本作の雰囲気を感じ取ってほしい。
〜戦闘の基本システム〜
PS版『ペルソナ2 罪』の戦闘では半オートバトルを採用(設定で変更が可能)していましたが、本作では1ターンごとに戦闘コマンドを設定します。(オート戦闘を行う場合のみこの限りではありません)そこでまずは戦闘コマンドについて紹介します。
■戦う
各キャラクターの攻撃方法(行動)を選択。選択内容は攻撃、スキル、アイテムの使用、ペルソナの変更、行動順設定、ステータス確認、防御が選択できる。
- 攻撃:武器を使用した攻撃
- スキル:ペルソナによる攻撃
- アイテム:アイテムの使用
- ペルソナ:ペルソナの変更
- 行動順設定:(後述「行動順設定」を参照)
- ステータス:各キャラクターのステータス画面
- 防御:防御を行う
■合体スキルで戦う
仲間同士のスキルを掛け合わせることで、通常よりも強力な合体スキルが発動する。
PS版『ペルソナ2 罪』では行動順設定により自動で合体スキルが発動していましたが、本作ではメニューから選択が可能です。またその際に合体スキル発動者の行動順設定も合わせて出来ます。
合体スキルを行う場合、発動者全員の行動順位が回ってくるまで合体スキルが出せなくなっています。ただし本作では行動順位が常に表示されているため、具体的な行動順位が分かり戦略を簡単に練れるようになっています。
【合体スキルの種類を紹介!】
2人から最大5人までの合体スキルの一部を紹介します。合体スキルは発動することで更に協力なスキルとなるため、有利に戦闘を進めることができます。
・舞耶×達哉 キングフロスト
・達哉×栄吉×リサ メガロファイア
・達哉×リサ×栄吉×淳 魔界大戦
・達哉×栄吉×リサ×舞耶×ゆきの 式神召喚
キングフロスト
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式神召喚
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■コンタクト
感情グラフ
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悪魔と交渉することにより、ペルソナ召喚に必要なタロットカードやアイテムが貰えます。
また、コンタクトの結果としては悪魔と契約することで、契約した悪魔と再度コンタクトと取るとタロットカードを貰えたり、悪魔しか知らない情報などを入手することができます。
PS版『ペルソナ2 罪』ではコンタクトしている相手の「足元のライト」と「感情アイコン」を目安にコンタクトしなければなりませんでしたが、本作では『感情グラフ』として表示を行い、コンタクト中の悪魔の感情状況が確認できます。
コンタクトの流れ
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■アナライズ
悪魔のデータ確認を行う。なお、一定の条件を満たさないとデータは表示されない。表示内容は悪魔の名称やレベル、弱点などが確認ができ、戦闘を有利に進めることができる。
■行動順設定
行動の順番を設定できます。状況に応じて味方の行動順番を変更することにより、味方がピンチの場合に回復キャラを持ってくるなど、有利な戦況を作りだすことが出来ます。
なお、行動順番が遅いキャラクターが前に来る場合、敵の行動順位が繰り上がり、戦況が不利になる場合もあります。
■オート設定
オート設定は各キャラクターの攻撃方法を設定し、戦闘が終了するまで設定した攻撃を続ける。スキルを混ぜた設定も可能。
旧来にも増してスピーディーなバトルが楽しめます。
■逃走
戦闘を放棄して敵からの逃走を試みます。失敗した場合は敵のターンがあってから、戦闘コマンド画面に戻ります。
〜ペルソナ召喚〜
主人公たちの隠れた人格、そして分身でもあるペルソナは、ベルベットルーム(施設紹介欄参照)でイゴールに召喚・降魔してもらうことで、使用できるようになります。
ペルソナの誕生といえる召喚は、悪魔とのコンタクトで入手したタロットカードを用いて行われます。
■召喚
イゴールだけが行なえる儀式で、ペルソナを呼び出すことができます。
ペルソナの召喚には「タロットカード」が必要となり、召喚させるペルソナによって必要なカードの枚数は異なります。
■降魔
召喚したペルソナはペルソナカードとしてストックされるだけで、それを降魔して初めて使用することができます。
■ペルソナの帰還
プレイヤーが所持できるペルソナカードの枚数は決まっており、所持数がオーバーすると召喚が出来なくなります。そこで不要になったペルソナカードを帰還(削除)することができます。
ランクがMAXになったペルソナを帰還させると、様々なアイテムに生まれ変わります。
■ペルソナとキャラクターの相性
ペルソナとキャラクターの間には相性が存在します。
相性が悪いと、スキルを発動するのに多くのSPを消費してしまいます。最悪の場合は降魔することができません。逆に相性が良ければ、少ないSPでスキルが発動できます。
更に相性が良いとペルソナが特別な力を発揮することがあります。
〜噂システム〜
珠間瑠市では噂が次々と現実になっています。
この状況を利用して様々な噂を集め、意図的に広めることでその噂を現実化させることができます。
しかし噂は聞いただけでは現実化はせず、実現させるためにはより広範囲の人々に噂を流さないといけません。
そこで噂を広めるのを手伝ってくれるのが「葛葉探偵事務所」です。
今回は事務所の働きと『噂システム』を紹介します。
【事務所】
街で様々な噂を集めてきたら、葛葉探偵事務所に噂を広めるように依頼します。
その際に料金が発生しますが、プレイヤーに有益な噂を広めることで、後々に役立つことが数多くあります。
【噂】
広める噂の内容によっては、ショップやカジノ、懸賞など品揃えが大きく変化します。
大きく変化するのは以下のものです。
- ショップ:武器が買えるようになったり、武器の品質や値段が変わる「らしい」
- 懸賞:懸賞では当選確率や景品の善し悪しが変わる「らしい」
- カジノスロット、ポーカーやブラックジャックの配当金や勝率が変わる「らしい」
- 悪魔:悪魔に関する噂を流すことで、その悪魔が出没する「らしい」
メインシナリオで初めて噂を聞く場面 |
「ラーメンしらいし」で「おばちゃん」に断られる場面 |
武器購入の手がかりを聞きに探偵事務所へ |
なお、一度流した噂は変更できないので、慎重に選択する必要があります。
ex)時間城
噂操作を行う前の「時間城」 |
「噂屋チカリン」「噂屋トロ」から噂を聞く |
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噂操作を行った後の「時間城」では…… |
【左】品揃え(安いが、質が悪い)【右】品揃え(質は良いが、高い)のように変化する
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