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“珠閒瑠市”での噂が再び現実に。「ペルソナ2 罪」のリメイク版がPSPにて2011年初頭に発売決定
「ペルソナ2 罪」公式サイト
ペルソナ2 罪は,題名どおりペルソナシリーズの2作目として,1999年に発売された作品だ。
物語は,100万人超の人口を抱える大都市「珠閒瑠市(すまるし)」内の七姉妹学園高校を中心に展開していく。通称“セブンス”と呼ばれるこの学校のエンブレムや校章は,一部若者の間でブランド化しており,これらを持ち歩くことが一種のステータスになっていた。
しかし,いつからか街では「セブンスのエンブレムは呪いの紋章で,身に着けていると容貌が破壊される」という噂が広まり,不吉にもその噂は現実のものとなってしまう。そんな事件をきっかけに,以後,珠閒瑠市内では,噂が現実になる奇妙な現象が次々に発生していく。
セブンスに通う学生の主人公と,その仲間達は,ひょんなことから「ペルソナ」と呼ばれる自身の別人格を召喚する能力を得る。そして,この能力を駆使して,珠閒瑠市で起こる奇妙な事件の真相へと近づいていくのだ。
システム面は,街で集めた噂をプレイヤーが意図的に広めることで,その噂が現実となりゲーム内に影響を与える「噂システム」や,ペルソナの源流である「真・女神転生」シリーズから引き継いだ“悪魔との交渉”における会話に,最大3人が同時に参加して掛け合う「コンタクトシステム」が搭載されていることが大きな特徴で,これらはPSP版でももちろん健在だ。
PSPへの移植にあたっての改善/追加要素も多い。
まず,戦闘システムの大幅な見直しにより,行動順の表示や合体スキル発動の簡略化,カットインアニメーション演出の追加が行われる。
さらに,PS版で人気の高かったという旧オープニングと旧楽曲に加え,PSP版の新規オープニングと,約100曲を元にしたリミックス版の楽曲が収録される。
そのほかにも,アスペクト比の変更やメディアインストールへの対応など,PSPへの最適化も忘れられていない。
現在公開中の公式サイトでは,こういった追加要素の確認はもちろん,キャラクターの紹介やオープニングムービーが見られるので,ぜひ一度訪れてみよう。
ここからは蛇足となるが,PS版ペルソナ2 罪には対となる「ペルソナ2 罰」が存在した。罪がPSPで甦ることが明らかになった今,罰のリメイクにも期待せざるを得ない。
また,ペルソナシリーズの1作目「女神異聞録ペルソナ」は,タイトルを「ペルソナ」へと改め,すでにPSPでリメイクされているので,興味のある人は「こちら」のレビュー記事にぜひ目をとおしてほしい。
「ペルソナ2 罪」公式サイト
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