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「逆転裁判」×宝塚歌劇の第3弾は,あの天才検事をフィーチャー。歌劇「逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース」のゲネプロを観覧してきた
同歌劇は,カプコンの人気タイトル「逆転裁判」シリーズをモチーフにしたもので,2009年に上演された「逆転裁判 -蘇る真実-」「逆転裁判2 蘇る真実、再び・・・」に続き,宝塚歌劇団・宙組が出演する。本稿では,公演に先駆けて2013年1月22日に行われたゲネプロ(初日公演直前の通し稽古)の模様をレポートしよう。
■キャスト
マイルズ・エッジワース(御剣怜侍): 悠未ひろ
裁判長: 寿 つかさ
ウェンディー・オールドバッグ(大場カオル): 鈴奈沙也
グレゴリー・エッジワース(御剣 信): 蓮水ゆうや
ラリー・バッツ(矢張政志): 凪七瑠海
ルビー・トリコ: 花音 舞
アンディ・ルイス: 風羽玲亜
ジェイソン・ムーア: 天風いぶき
ウィンストン・ペイン: 天玲美音
アリソン・トレーザ: すみれ乃 麗
キャラウェー・テンネ: 夢莉みこ
タイレル・バッド: 愛月ひかる
サラ・ミルブレット: 伶美うらら
脚本・演出: 鈴木 圭
今回の歌劇のストーリーは,検事のマイルズ・エッジワースにスポットを当てた,同歌劇オリジナルの内容だ。舞台はアメリカ。マイルズ・エッジワースとは,実は海外版「逆転裁判」における,御剣怜侍のことなのだ。
前々作の法廷にて弁護士 フェニックス・ライト(成歩堂龍一)に敗北を喫したマイルズ。そんな彼は傷心の旅で,旧知のラリー・バッツに出会い,共にカリフォルニアに向かうこととなった。
しかし,彼の乗った飛行機が着いたのは,なぜか“30年前の”カリフォルニア。そこで殺人事件に遭遇したマイルズは,ヒロインのアリソン・トレーザに助けを請われ,弁護士事務所に出向く。ところがその事務所の弁護士は,なんとマイルズの亡き父親,グレゴリー・エッジワースその人だったのである――,というのがストーリーライン。
タイムスリップというファンタジックなギミックが使用されたり,マイルズとアリソンの恋愛が描かれたりと,宝塚歌劇にマッチするようなアレンジが施されてはいるが,劇の冒頭で示される何気ないキーワードが事件の背景に関わっていたり,ロジックで事件を究明していったりする展開は,まさにゲーム本編の「逆転裁判」,というか「逆転検事」のテイストそのもの。法廷での勝ち負けではなく,あくまでも真実を追究しようとするマイルズの姿勢や,マイルズとグレゴリーの親子関係なども,ゲーム本編の設定を踏まえつつ,丁寧に描かれているという印象だ。
また,グレゴリーや“オバちゃん”ことウェンディーの演技を始めとするさまざまな演出によってゲーム本編の雰囲気が再現されているのも,「逆転」シリーズファンなら見逃せない点だろう。
なお,宝塚歌劇団の公式サイトによれば,本公演の前売りチケットは残りわずかとなっている模様だ(12:40時点)。当日券も用意されるようだが,観覧を希望する人は早めにチェックしておこう。
「逆転裁判」シリーズ 公式サイト
「逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース」(宝塚歌劇公式サイト)
- 関連タイトル:
レイトン教授VS逆転裁判
- 関連タイトル:
逆転裁判5
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