キッズ系ホビー満載の「2011 タカラトミーグループ新春商談会」レポート。4Gamer的に気になったアイテムをズラっと紹介

　10月13日，東京・浅草の都立産業貿易センター台東館にて，「2011 タカラトミーグループ新春商談会」が開催された。
　この時期に新春というのも少し気の早い話だが，この商談会は2011年の新春商戦に向け，各種販売店や問屋などを対象に開催されているもので，同社の新製品が多数展示されていた。基本的にはおもちゃが中心なので，4Gamer読者の関心からは若干ズレるかもしれないが，ゲーム/PC関連のアイテムを中心に，展示のあった新製品を紹介していこう。

タカラトミー公式サイト

　まずは「TVゲーム」としてコーナーが設けてあったのが，Wii用ソフト「NARUTO-ナルト-疾風伝 激闘忍者大戦！SPECIAL」と，同じくWii用ソフト「人生ゲーム　ハッピーファミリー」，そしてPSP「メタルファイト ベイブレード ポータブル 超絶転生！バルカンホルセウス」の3本だ。

　「NARUTO-ナルト-疾風伝 激闘忍者大戦！SPECIAL」は，シリーズ累計で167.7万本を出荷した，「激忍」シリーズの最新作で，過去最多の41人のキャラクターが登場する。シンプルな操作で奥深い駆け引きを楽しめる格闘ゲームで，今作では2人でタッグ組んで戦う協力ツーマンセルバトルや，Wi-Fiによる全国大戦に対応するとのこと。発売は12月2日で，価格は6799円（税込）だ。

　「人生ゲーム　ハッピーファミリー」は，2008年11月に発売された「人生ゲームWii EX」の続編となるタイトル。定番ボードゲームをWii上で楽しめるほか，結婚して生まれた子どもも職に就けるようになり，さらに子どもから孫へとデータを引き継いで遊べるやり込みモードなどが搭載されている。こちらの発売は11月11日予定で，価格は6090円（税込）だ。
　なおWiiウェア版の「人生ゲーム ハッピーステップ」も，10月12日から配信中となっている。

購入者に「お取り寄せグルメ」が当たるキャンペーンも開催

　「メタルファイト ベイブレード ポータブル 超絶転生 バルカンホルセウス」は，最大4人でベイブレードが楽しめる，ベイバトル（？）ゲームだ。ベイがフィールドを駆け回る“フィールドベイバトル”や，巨大ベイとのバトル，タッグで使える“合体転技”が特徴となる。約40種類のベイや約170種類のパーツが登場するほか，同じパーツでも個体値が違うなど，無限のカスタマイズが楽しめるという。発売は10月21日で，価格は5775円だ。

パッケージに同梱となるベイブレード「バルカンホルセウス145D」。アニメの登場キャラクター・ナイルが使うという限定版だ

　アーケード関連では，人気のキッズ向けタイトル「ポケモンバトリオゼロ」と，女の子向けの「プリティーリズム ミニスカート」の出展が行われていた。どちらも既に稼働中となっているタイトルではあるが，「ポケモンバトリオ0」では，現在進行中の第16弾「終わりなき激戦編」に続く第17弾が，12月下旬の稼働であることが告知されていた。
　また「プリティーリズム ミニスカート」は，AKB48のユニット“ミニスカート”がゲーム中に登場する新バージョン「プリズムコレクション シーズン2」を猛プッシュ中。こちらは10月14日から稼働中だ。

「ポケモンバトリオゼロ」は，ジャンルでいえばアーケードTCG。だがカードではなく円形の“パック”を使って遊ぶのが特徴だ。専用のグッズもいろいろ発売されている

「プリティーリズム ミニスカート」は，ハート型のプリズムストーンを集めてファッションをコーディネイトし，ダンスを踊るリズムゲームだ

　そのほか気になったところでは，Twitterのつぶやきを読み上げてくれるというPC用ガジェット「ついまる」がちょっと面白い。対象となるタイムラインは細かく設定可能で，特定のアカウントの発言やハッシュタグの指定も可能。声のピッチや高さも調整可能で，会場で聞いた感じでは（Softtalkやミクのしゃべりなどと比べると）かなり流ちょうな日本語で読み上げてくれるようだ。

　PCとはUSBで接続し，専用ソフトのインストールが必要となる。カラーは2色で，男性音声の「フォ朗」と女性音声の「フォロ美」が発売予定。2体揃えれば，それぞれ別々のタイムラインを読ませることも可能だという。発売は2011年春で，価格は2480円（税込）の予定だ。気になる人は公式アカウントである，@twimal_T2をフォローしてみるといいだろう。


　もう一つは安価な立体視デジタルカメラ「3D Shot Cam」。30万画素のセンサー2つを搭載したデジタルカメラで，保存した写真をカラープリンターで印刷すると，視差を含んだ横並びの画像が出力される。それを付属の専用ビューアー（いわゆる3Dめがね）にセッとして見ることで，簡単に立体視が楽しめる。また専用ビューアーは別売も予定しているそうで，遠くの親戚に写真とビューアーをセットで郵送，なんて使い方もできそうだ。
　電源は単4電池3本で，SDカードへの保存に対応し，価格は本体（＋ビューアー2枚セット）が5980円（税込），専用ビューアーが48個入りで981円（税込）。発売はこちらも2011年春の予定だ。

おもちゃ中心だけあって，4Gamer的にはやや肩身の狭い感が拭えない。やっぱり主力はベイブレードやビーダマンといったキッズ系ホビーだ

こちらは新感覚ホビーとしてプッシュされてた「KUSABI」の実演コーナー。これも大ヒットになるか？