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「Dota 2」で,ほかのプレイヤーにリモートコード実行を仕掛けられる脆弱性を発見。現在はアップデートで対応済み
Dota 2 Under Attack: How a V8 Bug Was Exploited in the Game
Avast Softwareは,Steamで公開された4つの悪意あるカスタムゲームモードを発見しており,攻撃者はこの脆弱性を使って,ほかのプレイヤーにリモートコード実行を仕掛けることができたという。「CVE-2021-38003」は「V8エクスプロイト」(exploit。脆弱性を利用した不正なプログラム)と呼ばれており,Googleのスクリプトエンジン「V8」の古いビルドを使用していたことが理由だ。
「V8エクスプロイト」のターゲットとしてはブラウザが多く,「Microsoft Edge」や「Google Chrome」でも,「V8」に起因する脆弱性の報告が行われたことがある。
Avast SoftwareはすでにValveに報告を行っており,これを受けてValveは2023年1月12日にアップデートを実施し(外部リンク),さらに追加のセキュリティ対策を導入するとともに,影響を受けたプレイヤーに通知を行ったとのこと。
詳しくは,Avast Softwareのブログを参照してほしい。
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