アクアプラスは,PSP用ソフト「
ティアーズ・トゥ・ティアラ 外伝−アヴァロンの謎−PORTABLE」を,12月16日に発売する。価格は,特典が付属する初回限定版が5775円(税込),通常版が3990円(税込)。
本作は,PlayStation 3向けに発売された「
ティアーズ・トゥ・ティアラ外伝 アヴァロンの謎」のPSP移植作となる。ストーリーやシステム,キャラクターデザインといった,ゲームの基本的な部分はPlayStation 3版と同じだが,既存の“EASY”“NORMAL”“HARD”という3つの難度に加え,新たにHARDよりも手ごたえのある
“DEVIL”モードが追加される。また,メモリースティックを利用した機能も導入されており,イベントCGを保存してPSPの壁紙にできるほか,メディアインストールによる快適なプレイが楽しめるのだ。
また今回,本作に登場するアロウンの剣“エドラム”のメタリックオブジェが,本作の初回限定版の特典として付属することが明らかになった。さらに予約特典としては,パッケージのカスタムジャケットセットや,PSP用ドレスアップステッカーが付属する。いずれもファンならぜひ手に入れておきたいアイテムだ。
以下に,本作のストーリーや登場キャラクターなどをまとめたので,興味のある人はチェックしておこう。
■製品仕様
2009年9月に『ティアーズ・トゥ・ティアラ−花冠の大地−』の後日談にあたる外伝ストーリーとして発売し、好評を博した『ティアーズ・トゥ・ティアラ−アヴァロンの謎−』がプレイステーション・ポータブルで発売することとなりました。
※PlayStation3版と共通※
○キャラクターデザイン・原画
前作と同じく、『ToHeart2』・『うたわれるもの−散りゆく者への子守唄−』で人気の「なかむらたけし」・「甘露樹」を起用。
○豪華声優出演
こちらも前作と同じく、登場キャラクターを同じ豪華声優陣が担当。
■PlayStation Portable版での追加・変更点
○ゲーム難易度の追加
ゲーム難易度を新たに一つ追加しました。
PlayStation3版では「EASY」 「NORMAL」 「HARD」の3段階がありましたが、今回「HARD」よりも手ごたえのある「DEVIL」モードを追加しました。
○メモリースティックにイベントCGを保存
ゲームをプレイ中に見ることのできたイベントCGをメモリースティックに保存し、壁紙等に設定することができます。
○メモリースティックへのインストール
データをメモリースティックにインストールすることにより、画面の切り替え等が通常よりも早くなり、快適にプレイすることができます。
■初回限定版特典
○『ティアーズ・トゥ・ティアラ』メタルリダクションモデル「エドラム」
ゲームに登場するアロウンの剣「エドラム」をメタルで忠実に再現!
■予約キャンペーン特典
○『ティアーズ・トゥ・ティアラ−アヴァロンの謎−PORTABLE』カスタムジャケットセット
キャラクターをメインに押し出したゲームパッケージのジャケットです。
好みに合わせて既存のものと入れ替えることができます。
○『ティアーズ・トゥ・ティアラ−アヴァロンの謎−PORTABLE』携帯ゲーム機用ドレスアップステッカー
PlayStation Portable本体に貼るステッカーです。
■システム関連
前作と同じく、基本的には2Dの立ちキャラやビジュアルCGを使用したウィンドウ型AVGパートで主にストーリーが進み、戦闘が発生するとS・RPGパートに切り替わりますが、戦闘システムなどいくつかの部分が前作から変更しています。
また、前作ではS・RPGパートで使用できなかった下記のキャラクターが使用できるようになりました。
○追加キャラクター
・ガイウス
・リディア
・エポナ
・デキムス
■世界観
主に人間族で占められています。
種族によっては大きさが違ったりしますが、身体的な差異はあまりありません。
人間に比べると、他の種族は技能に優れていたり、特殊な能力が使えたりします。
■ストーリー
エリンとアルビオンに新王国がうちたてられて、まだ間もない頃。
王国の中心アヴァロン城では、二人の王によってまつりごとが行われ、人々は平和を謳歌していた。
そんなある日のこと。
いつものように目覚めた魔王アロウンは、部屋中が奇妙なツタで覆いつくされている事に驚く。
異変は、どうやら城全体に及んでいるらしく……。
■キャラクター
○アロウン(CV:大川透)
永きにわたる眠りから目覚めた魔王。
アヴァロンと呼ばれる城に暮らし、エリン島とアルビオン島を統治している。
ぐうたらな性格で、政務のほうは、アルサルに任せっきりにしているらしい。
○リアンノン(CV:後藤邑子)
予言の力に秀でた、託宣の巫女。
ゲール族の前族長の娘にして、現族長アロウンの妻。
怠惰なアロウンの身の回りの世話をしつつ、兄アルサルの補佐までする忙しい日々を送っている。
得意料理はゲール鍋で、その味に魅了された者は多い。
○アルサル(CV:石井真)
ゲール族、一の戦士。
アルビオンとエリンに新王国を打ち立て、竜王(ペン・ドラゴン)として、アロウンと共に統治している。
政務もそれなりにこなしているようだが、アロウンの目には、朝起こしに来て無理やり狩りに連れて行く、野蛮人にしか見えないようだ。
○モルガン(CV:中原麻衣)
アルサル配下の弓使い。
ゲール族の次席狩人。アルサル・リアンノンとは幼なじみ。
あっけらかんとした性格だが、酒癖は悪い。狩りではアルサルと張り合う事が多く、秘かに一の戦士の座を狙っている。
○オクタヴィア(CV:田中理恵)
帝国の女剣士。
アロウン達とは敵対するはずだったが、とあるきっかけで仲間に加わる。
代々帝国騎士を輩出した貴族の娘。戦いに関しては冷静沈着だが、それ以外の事にはどこか抜けていたりする。モルガンとは親友同士。
○スィール(CV:名塚佳織)
アザラシ妖精。
水辺の妖精とも。昔から運の悪いたちだったらしく、「私ってば不幸です…」が口ぐせ。
以前に闘技大会で賭け事をして、全財産をすった事があり、今でも妖精族のエポナに多額の借金があるようだ。
○オガム(CV:秋元羊介)
辺境随一の賢者。
太古の叡智に通じ、あらゆる魔法に秀でる。
一同の参謀を務め、軍議を主導する。
アロウンとは古くからの馴染みで、過去の大戦を共に戦った。
○ラスティ(CV:植田佳奈)
鉱山妖精の女の子。
妖精族の中でも、勇壮な戦士として活躍した一族の出身。
臆病な性格にもめげず、妖精族の勇者になろうと頑張っている。
鍛冶仕事が得意で武器屋を営んでいるが、本人は金物屋の方が本業だと思っている。
○リムリス(CV:小清水亜美)
家つき妖精。
アヴァロン城内を管理し、家事万端をこなしている。
物腰はやわらかで、おっとりとした性格。お茶会を開くのが大好き。
○エルミン(CV:清水愛)
家つき妖精見習い。
妖精族にとっては伝説の英雄であるアロウンを「王さま」と呼び、あこがれている。
どんな状況にあっても明るく元気だが、家事の方はあまり得意ではない。
一人前の家つき妖精になる日は、まだまだ先のようだ。
○エポナ(CV:浅井清己)
道具屋に従事する妖精で「グッドピープルズ」というお店を開いている。
あきんど妖精などと呼ばれ、そのがめつい商売が非難されることも。
ぺたぺたとくっついてくるタリエシンが苦手だが、その割には、けっこう相手をしてやっているようだ。
○タリエシン(CV: 坪井智浩)
さすらいの吟遊詩人。
ブリガンテス族の前族長の息子であり、一族を統率している。
軟派な言動でヘボ詩人呼ばわりされることが多いが、世界を一度救ったことも……。
最近は事件が無くて退屈しているらしい。自称、妖精をこよなく愛する男。
○ガイウス(CV: 浜田賢二)
帝国元老院議員にして、準執政官。
アルビオン方面遠征軍総司令官。
豪快な武将で、部下の人望も厚い。
アヴァロン城に大規模な攻囲戦を仕掛け、アロウン達を敗死寸前にまで追い詰めた男。
○リディア(CV: 沢城みゆき)
神聖帝国元老院監察局直属、治安維持部隊『ルブルム』司令官。
名門の帝国貴族の出。高貴だが、残忍な性格。
かつてオクタヴィアと同じ部隊にいたことがあり、当時は互いに認め合う間柄だった。
○デキムス(CV: 羽多野渉)
ガイウスの副官。軍人気質で実直な男。
ガイウスの辺境遠征に付き従い、多くの戦場で彼の勝利に貢献した。
平民出で、一兵卒からのたたき上げであり、実戦的かつ手堅い戦術を用いる。
タイトル:ティアーズ・トゥ・ティアラ 外伝−アヴァロンの謎−PORTABLE
ジャンル:AVG+S・RPG(アドベンチャー+シミュレーションRPG)
発売日:2010年12月16日発売予定
対応機種:PlayStation Portable
価格:初回限定版…5,500円(税込:5,775円)
通常版…3,800円(税込:3,990円)
メディア:UMD
品番:初回限定版…ULJM-05808
通常版…ULJM-05662
JANコード:初回限定版…4996802101198
通常版…4996802101181
CERO:C(15才以上対象)
(C)表記:2009、2010 AQUAPLUS
■制作STAFF
プロデューサー:下川直哉
シナリオ:まるいたけし
原画:なかむらたけし 甘露樹