レビュー
男として生まれたからには誰だって一度はこんなゲームを夢想するッ
ぎゃる☆がん
本作は一日限定のモテモテ男になってしまった主人公が,迫ってくる女の子たちを眼力(フェロモンショット)でメロメロにしていくという異色の3D眼(ガン)シューティングゲーム。恋愛シミュレーションとシューティングのシステムを掛け合わせたような独特のゲーム性が大きな特徴となっている。
……とはいっても,これだけの説明ではまだどんなゲームなのかサッパリ分からない人も多いはず。本稿では実際にプレイした感想を交えつつ,ゲームの流れを紹介していくので,興味がある人はぜひチェックしてほしい。
「ぎゃる☆がん」公式サイト
モテてモテて困っちゃう!!
MMKな学園生活は波乱万丈!
見習い天使“ぱたこ”の放った矢を浴び,一日限定のモテモテ男になった主人公の“茂手杉天造”(もてすぎてんぞう)。一見ラッキーだが,その日のうちに彼女を作れなければ,代償としてその後永遠に彼女の出来ない生活が続くという,とんでもない落とし穴があったのだ。
死ぬまで彼女ができない人生など耐えられるわけがない。天造はモテモテ効果によってひっきりなしに迫ってくる女の子達を眼力(フェロモンショット)で腰砕けにしながら,たったひとりの想い人と結ばれるために奔走する……というのが,本作の大まかなストーリーである。
ちなみにゲーム序盤,ぱたこから普段の生活についていくつか質問され,それに答えて行くことで天造の初期パラメータは決まる。ただしパラメータはゲームを進めて行くと大幅に変動するので,ぶっちゃけ初期値はそんなに重要ではない。見栄をはらず正直に答えていこう。
参考までに筆者がはじめてプレイしたとき,エッチだけが80を超えており,それ以外のパラメータは軒並み平均以下だった。正直に答えた結果がこれだよ。
なお,ここで同時に,攻略対象となるヒロインも選択することになる。それぞれのシナリオは完全に独立しているので,誰が一番好みか良く考えて選ぼう。途中で心変わりして乗り換えるとかできないからね。
エクスタシーショットで即昇天!
自重しない発想がキラリと光りすぎ
話を戻して,本作のシューティングパートの体裁は,自動的にステージを進んでいきながら敵を撃ちまくる,正統派のレールシューティングになっている。まぁ正統派なのはそこだけで,眼力(フェロモンショット)で女の子のちち,しり,ふとももなどを射抜いて「ビクンビクン もうらめぇ!」な状態にするという,とてつもなく尖った設定がひっついているわけだが。
ちなみに女の子は,普通に倒すよりも,女の子ごとに設定されたヨガリポインツ……もとい“敏感な場所”を狙って,一撃で倒した方がより多くのMPを得られるということも覚えておこう。ヘッドショットならぬエクスタシーショットだ。
MPが高くなればなるほど“ドキドキモード”で有利になるので,自重せず「ここか? ここがええのんかぁ?」とゲスい感じでプレイするといい。
実は,フェロモンショットで女の子を倒して得られるのはMPだけではない。右下のハートゲージも徐々に上昇していくのだが,これが溜まりきったタイミングで女の子に標準を合わせてYボタンを押すと,ドキドキモードに入れるのだ。
これは,ハートゲージがなくなるまで色々な角度から女の子を眺め,ドキドキさせることができるという素晴らしいモードで,顔や胸を凝視しながらフェロモンショットを撃つことで,画面左の“ドキドキゲージ”が上昇していく。最大まで溜まりきると,その女の子は“昇天”し,同時に発生した“ドキドキボム”によって,周りにいる女の子まで腰砕けになるのだ。……色々な意味でイッちゃってるよこのゲーム。
なお,女の子を昇天させると,その子のプロフィールをゲットできるうえ,女の子の特徴に応じて天造のパラメータも変動する。ただし,1回の昇天で得られる情報は一部のみで,プロフィールを完成させるには同じ子を,最低3回は昇天させる必要があるのだ。
本作には,メインヒロインの4人以外に66人もの女の子が登場するため,もしコンプリートを目指すのならば,最低でも198回は女の子を昇天させなければいけないわけだ。何を書いてるんだろう,俺は。
なんかもう……抑えながら説明するのは疲れたよ。とにかく,津波のごとく押し寄せてくる女の子達を,熱視線でアヘアヘにしてやれってことだ。その辺のモブ子達をアヘらせればアヘらせるほどに,天造の男っぷりが上がり,意中の女の子の好感度を上げやすくなるってこと。ね,簡単でしょ?
なお,女の子のアタックで“精心力”がゼロになるとゲームオーバーになる。コンティニュー回数は無限だが,ここで妥協する選択肢を選ぶと,天造がモブの子と結ばれるバッドエンド(?)を見ることができる。セリフと女の子のシルエットが変わる程度だが,なんと,ちゃんと66人分のバッドエンドが用意されているというのが驚きだ。アルケミストおかしい!(良い意味で)
トークにミニゲームに大忙し
妄想モードは全男子必見!?
シューティングパートをある程度進めると,お次は本命のヒロインと交流するアドベンチャーパートに突入する。会話中に出る選択肢を選ぶことによって,女の子の好感度と天造のパラメータが変動するのだ。
そしてステージの最後にはミニゲーム形式のアクションイベントが発生。各ヒロイン固有のイベントもあり,好感度を稼ぐ絶好のチャンスとなっているので,何がなんでもクリアすべし。
選択肢は女の子の性格をよく考えて選ぶべし。終始イケメントークをしていればいいのかと思いきや,エッチな発言に好感を示すことも意外に多いので,一筋縄じゃいかない |
本を探す手伝いをしたり,鉄球を撃ち落としたり,絵のモデルを頼まれたり,ライブを決行したり。まぁ,大体エロい |
アクションイベントを乗り越えればステージクリアだ。本作は5ステージ構成となっており,最終ステージではヒロインとの一騎打ちがある。エンディングはバッド,グッド,トゥルーの3種類で,最終的な好感度の高さで決まる。
ステージをクリアすると評価画面へ。この時に聞ける女の子のセリフで大体の好感度が予測できるようになっている。なお,“ランク”と“称号”はMPの多さとパラメータの傾向で変化する。称号は各ランク8種類,全部で80種類もあるので,コンプリートは相当大変だ |
以上。基本的なシステムの紹介は大体こんな感じだ。ざっくりまとめると,シューティング→アドベンチャー→アクションの流れを5ステージ繰り返すということ。ヒロインひとりを攻略するのに要する時間はそれほどでもないが,さくさく進めることができるので,繰り返しプレイのモチベーションを保ちやすいのが魅力と言えるだろう。ただし,プロフィールや称号のコンプリートを目指すなら,軽く40時間から50時間はかかることを覚悟しておこう。なにせ,本作を極めた開発スタッフでも,コンプには30時間はかかるとのことなので……。
コレクションはその名のとおり,集めた女の子のプロフィールや称号を鑑賞できるモードだが,すべての情報を揃えた女の子のプロフィールでは,男の夢が詰まった“妄想モード”がアンロックされるのである。
妄想モードでは,女の子をさまざまな角度から舐めるように眺めることができるほか,“あおいでみる”“ゆらしてみる”そして人によっては“はずしてみる”という3つのアクションを起こすことが可能。Aボタン連打でスカートがヒ〜ラヒラ,Yボタン連打でぷる〜んぷるん,そしてXボタンでは……おっと,ここから先はプレイしてからのお楽しみだ。間違いなく「何ィ――――!?」と声を上げてしまうこと請け合いである。
そして,クローゼットでは女の子の衣装を変更したり,ダウンロードコンテンツを手に入れたりすることができる。ゲームの発売後は特殊な衣装やアクセサリー,ゲームモードなどを配信予定とのことなので,楽しみにしていよう。
ナンバーワンよりオンリーワン
世界にひとつだけのアレだよ
ともあれ本作は,素晴らしいアイデアと男の夢が詰まったエ□いゲームだ。女の子が可愛くてエッチな要素もあるなら「こまけぇこたぁいいんだよ!」という人は,ぜひプレイしてみてほしい。絶対気に入るから!
「ぎゃる☆がん」公式サイト
- 関連タイトル:
ぎゃる☆がん
- この記事のURL:
(c)INTI CREATES CO., LTD./Alchemist