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[Gamescom]帝国主義時代の大国の葛藤を描くターン制ストラテジー「Pride of Nations」が発表。日本は明治維新の激動をいかに切り抜けるのか!?
開発するのは最近Paradoxに買収されたAGEOD(現Paradox France)である。そのため,ゲームエンジンは独自のものを利用しており,ほかのParadoxのストラテジーゲームと比べても,かなり違った印象を受ける。AGEODは,これまでも「Birth of America」などの作品を輩出しているが,同社の最新作となるPride of Nationsは,かなり気合を入れて開発している様子だ。
Pride of Nationsを紹介してくれたPhilippe Thibaut(フィリペ・ティボー)氏によると,本作はVictoria IIのようにゲーム中に存在するすべての国家でプレイするのではなく,アメリカ,イギリス,ドイツ,フランス,日本,ロシア,オーストリア=ハンガリー,そしてイタリアの列強8カ国にターゲットを絞り込んでいるという。それぞれに異なるアジェンダを持っているだけでなく,当時の政治家や軍人として活躍した歴史人物を総計で1600人分もフィーチャー。日本からは,孝明天皇や徳川家慶を始めとした,さまざまな人物が描かれている。
生産施設は,勢力の発展に合わせてアンロックされ,その地域で可能なものは自由な場所に設置できるようになっている。今回ティボー氏に見せてもらったものは,日本の初期の頃,中部地域にお茶畑を設置し,それが序々に発展していくというような,どこか「Civilization」を連想させる都市や施設の成長システムであった。
ゲームにはシナリオも用意されており,日本海海戦から始まる日露戦争も取り入れられている。もちろん,軍事だけでなく外交やインフラ整備などの内政,経済や植民地政策など,さまざまな面でのマイクロマネジメントを行う必要がある。また,各国に合わせた史実イベントもあり,従来のParadoxゲームファンも十分に満足できそうだ。
Pride of Nationsは,2011年第1四半期のリリースが予定されている。ターン制ストラテジーながらマルチプレイモードもあり,長く遊べるゲームになりそうだ。
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