Perks搭載のマルチプレイモード付き。ActivisionがDS版「Call of Duty: Black Ops」の詳細を発表

　Activision Blizzard傘下のパブリッシャ，Activisonが欧米で11月のリリースを予定しているニンテンドーDS版「Call of Duty: Black Ops」（以下，Black Ops）の詳細を発表し，合わせて画面写真を公開した。DS版Black Opsの開発はフロリダのn-Spaceが担当しており，北米ではほかのプラットフォームと同じく2010年11月9日に発売される予定になっている。ちなみに，日本での発売については現在のところ発表されていない。

「Call of Duty: Black Ops」公式サイト

　2007年の「Call of Duty 4: Modern Warfare」以降，3作にわたってCoDシリーズのDS版を開発してきたn-Spaceだが，Black Opsも従来作同様，一人称視点のゲームとなる。
　これまでもあったArcadeモードやChallengeモード，そして2人用のCo-opモードに加えて，今回はPerksシステムも搭載した，最大6人が参加できるマルチプレイモードが登場した。
　n-Spaceのスタジオディレクターである，Dan O’Leary（ダン・オレイリー）氏が「本作は携帯ゲームにおけるCoDの体験を，次のレベルに引き上げる」とプレスリリースで述べているように ，ステルス戦闘機やヘリコプターに搭乗しての空中戦など，従来作以上に力の入ったゲームになっているようだ。


　Call of Duty: Black Opsの日本国内での発売に関しては，スクウェア・エニックスがPC版，PlayStation 3版，そしてXbox 360版を2010年内にリリースすると発表しているが（関連記事），上にも書いたように，DS版などほかのバージョンについては未発表だ。

　DS向けとしては，Call of Duty 4: Modern Warfareが82万本，2008年の「Call of Duty: World at War」が65万本のセールスを記録するなど，欧米ではなかなかのヒットになっているが，昨年（2009年）の「Call of Duty: Modern Warfare Mobilized」は，タイトルが旧シリーズと混同されたせいもあって，23万本と伸び悩んだ。Activisionとしても，ここらへんで一つ大きなテコ入れを考えているはずで，DS版Black Opsは，欧米ゲーム市場でかなりプッシュされることになるだろう。