ニュース
[TGS 2010]「リンクアニメ」でより尖った存在に。女の子達が戦う格闘ゲーム「アルカナハート3」をプレイしてきた
同社は「BLAZBLUE」(ブレイブルー)という格闘ゲームシリーズで知られているため,ある意味で競合の製品を手がけることになるのだが,「手は一切抜いていない」と力強い言葉があったことを最初に述べておきたい。
アルカナハート3 公式サイト
家庭用ではアスペクト比調整機能を実装
凝りに凝った「リンクアニメ」で見栄えも派手に
さて,ディレクターの井口屋タクミ氏による案内を受けながら,大画面スクリーンの前に置かれたアーケードスティックで試遊させてもらうことになり,氏に促されるままストーリーモードを始めようとする筆者。ちなみに,アーケード版からの追加要素として,ストーリーモードにおける各キャラクターの会話はフルボイスで収録されているとのこと。キャラクターや声優さんのファンにとっては喜ばしい要素だろう。
ストーリーモードを選択後,開始前に,見慣れない選択項目が現れた。聞いてみると,どうやら家庭用への移植にあたり,画面表示のアスペクト比を選択できるようになっているのだそうだ。
アルカナハート3では,アーケード版と同じ4:3表示と,家庭用オリジナルとなる16:9を選択でき,さらに,4:3モードの追加要素として,4:3でゲーム画面を表示させると余る左右のスペースにキャラクターのアニメーションを表示する,「リンクアニメ」機能も用意されている。
アーケード版と同じアスペクト比で表示する4:3モード。アスペクト比16:9のディスプレイをターゲットにしているため,余ったスペースには戦っているキャラクターの止め絵が表示される | |
16:9のアスペクト比で表示する家庭用オリジナルモード | |
これが4:3アスペクト表示でリンクアニメを有効にしたもの。プレイヤーの操作やキャラクターの状態に合わせて,4:3ゲーム画面の左右でキャラクターが動く |
しかもこのリンクアニメ,アニメ制作会社に依頼して,1キャラあたり10カット以上を新規に描き起こしてもらったのだという。アルカナハート3では,「聖女」と呼ばれるプレイヤーキャラクターが全23体に対し,240カット以上が,家庭用の独自要素として用意されるとのことだ。
ちなみにこのリンクアニメだが,アクションに応じて本当によく動くので,プレイ中なのについつい脇へ目が行ってしまったりする。
初プレイでも“なんとなく”で
動かせて爽快
押すと敵のいる場所まで自動で追いかけて行ってくれる「ホーミングボタン」を使うと空中の相手を追撃できると教わったので,投げ技で相手を上空へ投げ飛ばしたあとに使ってみると,確かに1画面分以上の高さまで自動で追いかけてくれた。この状態からジャンプ攻撃なり必殺技なりで追撃してみると,初心者でもそれなりに動ける気がして楽しくなってくるのだ。
そんなこんなで,「なんとなく」の操作のまま進めていったのだが,3人目くらいの相手に惜しいところで負けてしまった。いくら適当でも楽しめるとはいえ,勝てるプレイからは程遠かったようだ。
限定版は絵コンテと
“24種の”ピンバッジが付属
ただ,使用可能なキャラクター23人分のほかに未公開のものが1つ混じっているのは気になるところ。普通に考えるなら,隠しキャラがいそうな気配だが……。
アルカナハート3 公式サイト
キーワード