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「タクティクスオウガ 運命の輪」“運命の輪”にまつわる新システムを公開。歴史をさかのぼって別のルートを攻略?
今回は,本作の副題にもなっているタロットカードの「運命の輪(Wheel of Fortune)」に関する新システムと,登場キャラクターの一部をお届けしよう。
運命の輪はタロットカードの10番目のカードで,自由意志と運命の対立,周期性と循環・永続を意味するものだ。
本作は要所要所で様々な選択を求められ,その結果によって大きく物語が変わっていくマルチストーリー。もしあの時別の道を選んでいたら…?それを実現するのが「運命の輪 W.O.R.L.D.(Ways Of Reordering Life's Destiny)」だ。
もちろん,このシステムを使うためには一定の条件を満たす必要があり,選択の結果によって助けられなかったユニットがいるステージも,強くなった自軍を率いて再び挑戦をすることができたり,この状態で別の答えを選んでいたら…など,ストーリーのすべてを味わうための手助けをするシステムだ。
ちなみに,この「運命の輪 W.O.R.L.D.(Ways Of Reordering Life's Destiny)」という名前は,タロットカードの21番目のカード「The World」になぞらえたものだ。
◆SYSTEM:運命の輪 W.O.R.L.D.(Ways Of Reordering Life's Destiny)
本作は、幾度も大きな選択を迫られ、その結果が描かれる物語が大きく変わっていく壮大なマルチストーリーです。しかし、ジャンル特性上、マルチシナリオの全てを体験しようとすると、非常に多くのプレイ時間が必要になります。
「運命の輪 W.O.R.L.D.」とは、運命の輪をまわして歴史の任意の一場面へと時を跳躍するシステムです。
使用するには一定の条件を満たしている必要がありますが、自軍のアイテムや所持金、ユニットのパラメータ等、一部のデータを継承したまま遡ることができ、強くなった自軍を率いた状態で別ルートを攻略することが可能。通り過ぎてきた「時」に再びチャレンジすることができます。「運命の輪 W.O.R.L.D.」を活用すれば、あの時助けられなかったユニットたちを、救うことができるかもしれません。
デニムに迫られる運命の選択。選んだ選択肢によって大きくその後の運命が変わる シナリオの要所には「アンカーポイント」が存在。「運命の輪 W.O.R.L.D.」を使い、このポイントへ飛べば、「過ぎ去った時」に再挑戦が可能だ
このシステムは,バトルでの試行錯誤を可能にした新たなシステム。バトルでの全ユニットの行動とその結果が記録され,樹形図のような形で表わされる。この樹形図では“この時点でこの行動を行ったためにこうなった”という流れを見ることができ,さらに任意のユニットの行動時へと時をさかのぼることができ,再び別の戦術を試すことができるのだ。一手のミスから自軍が大きな損害を受けたり,あるいはユニットが戦闘不能に陥ってしまっても,「C.H.A.R.I.O.T.」で時を遡り,別の戦術を試行錯誤することでより良い結果を導くこともできる。これまでは,頭の中で考えながら試していたが,このシステムを利用することで,実際に手を動かし,結果を見ながら戦術を考える事が出来,遊びやすくなった。
ちなみに,「運命の輪 C.H.A.R.I.O.T.(Combat History And Refined Implementation Of Tactics)」のCHARIOTとは戦車を意味する,タロットカードの7番目のカードだ。戦車=戦いを意味することから,本作ではバトルに関連するシステムになぞらえられているようだ。
「チャリオット」で運命の輪を回し、ユニット戦闘不能前に時を遡る。次は攻撃を受けない位置へ移動するなど、より良い戦術を試そう! |
一度とった行動は、別の行動を選択しても記憶されたまま。「やはり前の行動のほうが有利になりそうだ」という時もすぐに戻れる |
そのほか,バトル中に敵を倒すことで,倒した敵ユニットがタロットカードを落とすことがあり,敵が落としたタロットカードを取得することで,さまざまな効果が得られるという。本作をプレイするにあたって,タロットカードにも少し興味を向けてみるのもいいかもしれない。
キャラクターの性格や行動について、タロットカードが問いかけます。タロットの大アルカナ22枚のうち、ランダムで5枚のカードが選ばれます |
バトル中に敵を倒すと、敵ユニットがタロットカードを落とすことも。タロットカードを取得するとカードにより様々な効果が得られる |
さて,そんなタロットカードになぞらえたシステムが特徴となる本作で,ゲームに関わるさまざまな情報を確認できるのが「ウォーレンレポート」だ。前述した「運命の輪C.H.A.R.I.O.T.」のところでも出てきたが,部隊の戦闘回数や戦死者数といった基本的な情報の閲覧はもちろん,「運命の輪 W.O.R.L.D.」もここから実行することができる。また,「時事」の項目ではこれまで主人公が歩んできた物語のイベントがまとめて記述されており,一部のイベントシーンはその場で再生することが可能となっている。
ただの記録だけではなく,プレイに役立つ情報までが得られるデータベースとなっているので,プレイ中はこまめにチェックするようにしよう。
軍の資金をはじめ、プレイを始めてからのゲーム世界での日数や自軍の戦勝数、負傷者数まで細かな情報が閲覧可能 |
【人物】ストーリーに登場した人物の詳細を確認できます |
【時事】ストーリーの流れを項目で確認できます |
時事に記載されたイベントシーンは○ボタンで再生可能なものも。中にはここでしか見られないイベントシーンも? |
最後に,今回公開されたキャラクターを紹介する。旧ヴァレリア王国の国王など,ストーリーに大きく関わってきそうな5名の人物の情報を確認しておこう。
◆ 登場キャラクター紹介 ◆
ドルガルア・オヴェリス・ヴァレリア
Dorgalua Oberyth Valeria
年齢:享年65歳
ヴァレリア島が覇権争いに揺れる中、その卓抜な頭脳と深い人望によって全島をまとめた男。国王となった後は「民族融和」政策を打ち出し、人民から名君とたたえられた。しかし、ドルガルアの死後、後継者不在によりヴァレリアは再び内乱に突入してしまう。偉大な功績を称え、「覇王ドルガルア」と呼ばれる。
「不満をこぼしたいからこそ、弱者の立場に身を置く。彼らは望んで“弱者”になるのだよ」
ランスロット・タルタロス
Lanselot Tartaros
民族:ローディス人
年齢:38歳
地竜の月22日生まれ
北方の大陸に位置する「ローディス教国」が、バクラムの指導者ブランタとの密約に応じてヴァレリアに送り込んだ「暗黒騎士団ロスローリアン」の総長を務める男。同騎士団は同国の国主・サルディアン教皇直属の騎士団であることから、ランスロットは教皇の片腕的存在と推測される。
「この世に“公平”なんて言葉はない。人は生まれつき“不公平”なのだ」
ブランタ・モウン
Brantyn Morne
民族:バクラム人
年齢:49歳
闇竜の月11日生まれ
バクラム・ヴァレリア国の摂政。
ヴァレリア王国のドルガルア王亡き後、司教の立場から一気に摂政に成り上がり、その実験を握った野望に燃える男。ドルガルアの絶対的な信頼を得ていながら、何故、王家をないがしろにするような行為に及んだのか、その真意は不明である。
「何を心配しておるのだ?大丈夫だ、ヴァレリアの神々が我らに味方している」
ジュダ・ロンウェー
Juda Ronwey
民族:ウォルスタ人
年齢:52歳
闇竜の月14日生まれ
内戦突入後、全人口の1割に満たない少数派民族であるウォルスタ人の指導者としてガルガスタンに抵抗してきた。果敢にも半年間に渡って戦闘を続けたが、敗北。
現在は虜囚の身。
「卑しきウォルスタ人ごときにこの私が屈するとでも思うのか!」
レーウンダ・バルバトス
Leundar Balbatos
民族:ガルガスタン人
年齢:43歳
白竜の月 3日生まれ
ガルガスタン王国の指導者。
ヴァレリア島の南半分を手にするため「民族浄化」を掲げてウォルスタ人の排斥を画策。その強引な政策は同民族からも反発を受けたが、それすらも軍事力によって粛清を行っている。ガルガスタン王国を支配する冷酷な男。
「タクティクスオウガ 運命の輪」公式サイト
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