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印刷2012/09/15 12:00

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【PR】待望の日本語版がついに登場するアクションRPG「キングダムズ オブ アマラー:レコニング」の魅力を紹介。オープンワールドで展開する「運命(さだめ)なき者」を巡る壮大な物語とは

画像集#042のサムネイル/【PR】待望の日本語版がついに登場するアクションRPG「キングダムズ オブ アマラー:レコニング」の魅力を紹介。オープンワールドで展開する「運命(さだめ)なき者」を巡る壮大な物語とは

 2012年9月20日,スパイク・チュンソフトから「キングダムズ オブ アマラー:レコニング」PlayStation3/Xbox360,以下,レコニング)がリリースされる。海外産RPGのファンならご存じだろうが,本作は2012年2月に欧米で発売された「Kingdoms of Amalur: Reckoning」の,待望の日本語版だ。

 4Gamerでは2012年3月5日に本作の英語PC版のレビューを掲載しているが,今回,「日本語環境+コンシューマプラットフォーム」として新たに登場したレコニングは,日本語版になったことで入手が非常に容易になったばかりか,奥深い世界観が誰でも分かりやすくなっている。個人的には,オープンワールドタイプのアクションRPGが好きな人なら遊ばない手はないと思える作品だ。というわけで,ここで,その魅力について紹介していきたい。

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「キングダムズ オブ アマラー:レコニング」公式サイト



1万年の壮大な歴史が紡がれる「アマラー」

各分野の一流クリエイターを招いた
オールスターキャストに注目


 レコニングの特徴として,まずお伝えしたいのは,開発陣として著名なクリエイターを多数招いていることだろう。まず,本作のシナリオは「ダークエルフ物語」などで知られる著名なファンタジー作家,R.A.サルバトーレ氏が監修しており,なじみ深いファンタジー世界でありながら,新鮮さを盛り込むことに成功している。

フェイランド地方
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 本作の舞台となるのは,1万年以上の長きにわたって続く壮大な世界「アマラー」の,フェイランド地方だ。フェイランドには人間やエルフなどさまざまな種族が暮らしているが,その中のウィンター・フェイと呼ばれる種族に属する一人ガドフローが,君主を殺して王座を簒奪。ガドフローは続けざまにツアサ・デノーンという名の軍勢を組織し,フェイランドの各地に向けて侵攻を開始した。これを機に,凄惨きわまる「クリスタル戦争」が勃発してしまうのだ。

 プレイヤーが扮するキャラクターは,そのクリスタル戦争に兵卒として参戦するものの,一度は命を落とすことになる……が,人知を越えた秘術「魂の泉」によって蘇る。そして,このことが想像もつかぬ大問題を引き起こしてしまう。

本作の悪役,ガドフロー
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 アマラーに住まう人々には,それぞれに「運命」が定められており,プレイヤーキャラクターは本来,クリスタル戦争で死ぬべきだった。その運命が覆されたことで,プレイヤーキャラクターはアマラーの常識ではとうてい考えられない,運命に縛られることのない,未来すら変える可能性を秘めた存在になってしまったのだ。

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「魂の泉」の秘術で主人公は蘇る
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ガドフロー配下の軍隊,ツアサ・デノーン

 その可能性は,ガドフローにとっても,自らの軍勢と玉座を脅かしかねない危険なものだった。「運命(さだめ)なき者」たるプレイヤーキャラクターは,フェイランドの戦乱に身を投じつつ,自らに課せられた真の役割を解き明かしていくことになるのだ。


広大なオープンワールドで,自由な冒険を楽しもう

クエストの総数は200。ダンジョンも100以上!


 エグゼクティブディレクターとして,過去「The Elder Scrolls IV: Oblivion」などの開発に携わったケン・ローストン氏が起用されており,同氏が得意とするオープンワールド型のファンタジーRPGのノウハウが存分に込められた作品になっている。
 プレイヤーはガドフローを倒すべく,メインクエストを軸にゲームを進めていくことになるのだが,それ以外にも多数のサブクエストが用意されており,オフィシャルには,クエスト総数が200以上ダンジョンも100以上あるという。プレイヤーは,ローストン氏が緻密に作り上げられた広大なオープンワールドを舞台に,好きなだけ冒険を行っていけるというわけだ。

さまざまなアイテムが手に入るので,クエストを離れてトレジャーハントを繰り返す,というプレイスタイルもアリだ
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 そんなオープンワールドをウリにしているレコニングだが,膨大に用意されたクエスト以外に,トレジャーハントを繰り返すような遊び方もアリだ。

 冒険中は,ダンジョンの宝箱や敵の死体などから数多くの戦利品を獲得できる。これらの装備品は、グレードに応じて表示される名前の色が,白(コモン),緑(アンコモン),青(レア),紫(ユニーク),そして黄(セット)に分けられており,さまざまなプロパティがランダムで付いてくる。ユニークアイテムを見つけたときは鼻息が荒くなり,セットアイテムをコンプリートした瞬間は全身が満足感で満たされること請け合いだ。

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広大な世界で,自由な冒険が楽しめる
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 アートワークとバトルアクションは,アメコミ「スポーン」シリーズの作者として日本でもファンの多いトッド・マクファーレン氏が監修しており,いかにもアメコミに出てきそうな,見ごたえのあるバトルも注目すべき部分になっている。以下,本作の戦闘部分について説明しよう。

 まず,使用武器に関しては,ロングソードグレートソードハンマーダガーフェイブレードロングボウスタッフセプターチャクラムの9カテゴリが用意されている。例えばグレートソードだと,大きく振り回しての範囲攻撃が可能で,ロングボウはボタンを押しっぱなしで引き絞ることで強力な矢が放てるなどの特徴を持っている。それぞれの武器使用時のモーションも異なり,キャラクターの育成次第では,敵に気付かれないようにステルスで忍び寄り,ダガーで喉元をバッサリ,といった攻撃も可能だ。

ロングソードは近接戦闘で有効な武器だ。
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フェイブレード(左)とスタッフ(右)も近接系の武器。それぞれの武器使用時に,特徴的なムーブが発動される
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こっそり近づいて,ダガーでバッサリという,ステルスプレイも楽しい
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武器使用時に発動されるムーブ。見た目が派手でカッコいい
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 各武器には,コマンド入力技の「ムーブ」も複数用意されている。例えば攻撃ボタンを押しっぱなしにしてから(1秒程度)離したり,回避やガードの最中に攻撃ボタンを押すなど,比較的簡単な操作で,見ごたえのあるアクションが満喫できる仕掛けだ。

 キャラクターは2種類の武器を装備でき,これらをインベントリを開くことなく瞬時に切り替えられる。例えば複数の敵を相手にするときは,遠方からロングボウで先制攻撃を行なったあと,すかさず近接武器に持ち替えて応戦するなど,流れるような戦い方ができるのだ。

 最後に紹介する「レコニングモード」は,戦闘によってフェイトと呼ばれるゲージを溜め,これが一杯になることで発動できる必殺技だ。画面全体が一定時間スローモーションになる中,自分だけが通常スピードで戦えるという,いわゆるバレットタイム的なものだ。なぜプレイヤーキャラクターが,このような技を繰り出せるのかは,「運命なき者」のストーリーの秘密にも関わってくるところなので,ぜひ注目してほしい。

レコニングモードを発動したところ。プレイヤーキャラクターがなぜこのモードを使えるのかにも注目
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 武器による攻撃以外のアクションもたっぷり用意されており,これらのインタフェースはコントローラに最適化されている。今回プレイしたPlayStation 3版を例に挙げると,「転がる」(×ボタン),「ダッシュ」(○ボタン+左スティック),「盾によるガード」(L1ボタン),「消耗品使用のためのリングメニューの呼び出し」(L2ボタン),「アビリティ使用」(R1+各ボタン),そして「ステルス」(R2ボタン)といったさまざまな動作がコントローラだけで可能になっている。操作体系は直感的で練り込まれており,普段マウス&キーボードを使うことの多い筆者でも,容易に使いこなすことができた。

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 難度については「イージー」「ノーマル」,そして「ハード」の3種類が用意されており,ゲーム中にいつでも変更可能になっている。アクションが苦手という人でも,イージーなら無双に近い爽快さが味わえるはず。しかしノーマル,そしてハードでは,複数の敵を相手にした際,立ち回りをミスると割とあっさりゲームオーバーになってしまうという味付けだ。

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己の運命を見つけ出す「ディスティニーシステム」

再配分も可能で幅広いキャラクター育成が楽しめる


 続いて,本作のキャラクター育成関連のシステムをチェックしていこう。
 プレイヤーキャラクターはレベルアップするたびに,「スキル」「アビリティ」,そして「ディスティニー」の3つを上げることができる。
 本作のスキルは非戦闘用のパッシブスキル群で,各種アイテムを合成したり,隠された財宝を発見したり,NPCとの取引を有利に進めるなど,全部で9種類ある。

多数のスキルが用意されている
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 アビリティは,戦闘向けのアクティブおよびパッシブスキル群だ。「マイト(力)」「フィネス(巧みさ)」,そして「ソーサリー(魔法)」という3種類のアビリティツリーがあり,レベルアップのたびに獲得できるポイントを任意に割り振っていく。すべてのツリーに満遍なく振っていってもいいし,一つのツリーに集中してポイントを振っていけば特化キャラを作るのも思いのままだ。

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アビリティツリーと,さまざまなアビリティ。好きなタイプのキャラクターを育成できる
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 ちなみに,前記した9カテゴリの武器向けに専用のアビリティがあり,例えばソーサリー用のツリーには,スタッフ,セプター,チャクラムの3種類の武器にちなんだアビリティが多く含まれているといった具合だ。
 最初のうちは一つのツリーに特化するのが基本だが,冒険中,別のツリー向けの優れた武器を入手することがある。レコニングでは2種類の武器が使えるため,アビリティポイントの割り振りには大いに頭を悩ませることになるだろう。

さまざまな効果が得られる「ディスティニーカード」を1枚,身に付けられる。キミの運命を選ぼう
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 最後のディスティニーは,いかにも本作らしいシステムで,アビリティツリーにポイントを振ることで,「ディスニィニーカード」がアンロックされるというもの。プレイヤーキャラクターは,手に入ったカードの中から1枚だけを身に付けることができ,それによってさまざまな能力アップの効果が得られる。自分のディスティニー,すなわち運命を選んでいくという感じだ。

ポイントの振り直しが可能だが,振り直しにはお金が必要だ
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 以上のように育成のバリエーションは幅広いが,本作では一人のキャラクターでさまざまな育成パターンを楽しむことができる。
 NPCである「フェイトウィーバー」を訪れることで,一度割り振ったスキルやアビリティ,ディスティニーをリセットし,ポイントの振り直しができるのだ。リセットには費用が必要であり,回数が増えるごとに必要な費用が上昇していく点には注意が必要だが,シナリオが進むにつれ収入も増えるので,よほど頻繁にリセットしない限りは大丈夫だろう。
 マイト,フィネス,ソーサリーの各プレイ感覚は大きく異なるので,ぜひ自分だけの戦術を模索してほしい。


海外では有料配信のダウンロードコンテンツも
日本語版には最初から全部入り


 英語版Kingdoms of Amalur: Reckoning向けには現在,3種類のダウンロードコンテンツ(DLC)が有料配信されているが,日本語版のレコニングには,これらのDLCが最初から同梱されている。

 このDLCを導入することで,ゲーム序盤に訪れることになるゴーハートの村の宝箱から,ユニークアイテムの武具セットがもらえるというオマケも付いている。性能的に序盤では重宝するアイテムなので,これらのDLCが無償で手に入るというのは嬉しい話だ。

 ・DLC「ハウス・オブ・バロー」
デティア地方の渓谷に,冒険者達が腕を競う闘技場「ハウス・オブ・バロー」が追加される。プレイヤーはクエストを通じてチーム・クロウズの一員となり,トーナメントを戦い抜くという内容だ。クエスト以外でも,ゴールドを賭けたバトルが行なえるので,手塩にかけたキャラクターを存分に活躍させよう
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 DLC「デッド・ケルの伝説」
伝説の海賊「デッド・ケル」率いる首吊海賊団が,アマラー北部の海を荒らしている。プレイヤーはラシーアの港から船に乗り,海賊団の本拠地があるガローズ・エンドの島へ向かう。島に建てられているグレイバル砦は,建築材を入手することで復旧させられる。さらに砦を大きくすることで,ゴールドが稼げるようになるとのことだ
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 DLC「ナロスの牙」
巨人族カロッサエが住まう,神秘的な天空都市を探検するというDLC。ここで入手できる武器は,「プライマルダメージ」と呼ばれる属性を持っており,相手の魔法防御を無効化できるという。武器による攻撃のあとに魔法を繰り出すと,より多くのダメージが与えられるのだ
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アクションRPG好きなら,ぜひプレイしよう


 英語PC版Kingdoms of Amalur: Reckoningをプレイした筆者だが,今回の日本語版レコニングは英語版以上に楽しめた。丁寧に造り込まれた世界観を持ち味とする本作を日本語テキストでプレイできるのは本当にありがたく,メインストーリーをきちんと理解できたことはもちろん,膨大なサブクエストや,NPCのちょっとした話など,さりげない部分にいたるまで,この独特なファンタジー世界の奥深さを実感できた。
 「ウィッチャー2」「Dragon Age II」など多数のタイトルを手がけるスパイク・チュンソフトだけに翻訳のクオリティも高い。

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 すべての命に抗えない運命がある中,自分だけが運命を選べるという物語のコンセプトは神秘的だ。ディスティニーシステムなど,ゲームシステムも運命をテーマにしたものになっており,全体としてのブレがなく,思わず「運命とは何か」について考えさせられる。
 コントローラによる操作系はよく考えられており,手軽な操作で派手なバトルが満喫できる。ポイントの振り直しも可能なので,リプレイ性も高い。さらに,このページに掲載したスクリーンショットからも分かるように,アートワークも個性的だ。

 スパイク・チュンソフトのキングダムズ オブ アマラー:レコニングは,最近,次々に登場している海外生まれのRPGの中でも注目すべき作品となっている。「英語だから」と敬遠していた人や,アクションRPGが好きな人には,ぜひ手にとってほしい一本だ。

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「キングダムズ オブ アマラー:レコニング」公式サイト


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    キングダムズ オブ アマラー:レコニング

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キングダムズ オブ アマラー:レコニング
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