インタビュー
「龍が如く OF THE END」から得てほしいものは「人生を一歩踏み出す勇気」。郷田龍司が慕う“おやっさん”を演じたベテラン俳優・石橋蓮司さんにインタビュー
今回4Gamerでは,主人公の一人である郷田龍司が弟子入りする,たこ焼き屋店主の“おやっさん”を演じた,俳優/演出家の石橋蓮司さんにインタビューする機会を得た。
なお,石橋さんは50年以上のキャリアを持つベテラン俳優で,2010年公開作品では北野 武さん監督作品の「アウトレイジ」,行定 勲さん監督作品の「今度は愛妻家」に出演。第53回ブルーリボン賞で助演男優賞を受賞している。
「龍が如く OF THE END」公式サイト
■おやっさん
数十年もの間、たこ焼き一筋のテキ屋稼業。
江戸っ子でありながら関西人も文字通り舌をまくほどのたこ焼きを焼き上げる職人。頑固であるため、弟子も長続きせず、後継を育てる気を失っていたが、龍司が弟子入りしてきたことで後継者を龍司に定める。
多くの人に誤解されやすいが、頑固なだけでなく人情味に溢れる一面を持つ。2011年4月に起ったゾンビによる非常事態で消息不明となっている……
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4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
俳優として錚々たるキャリアを持つ石橋さんですが,ゲームへの出演は初めてですよね。ご自身がCGになったキャラクター"おやっさん"を見た感想はいかがでしたか?
「俺より演技がうまいんじゃないか」って思いましたね。衣装も面白いし。
俺はああいった技術から凄く遠いところにいるので,驚愕するという気持ちが強いね。まあ最近は,映画でもCGを使うことが増えたけれど,それとは違う驚きがありました。
4Gamer:
どういったところが違ったのでしょう?
石橋さん:
自分が出ているという気恥ずかしさと,「コイツ,オレじゃねえな」って感じ……。役者って,自分がどうやって演技を組み立てていったか,あの時,どういう感情を抱いたかを覚えているものなんですよ。しかし今回は,そういったことがまったくなく,顔だけを撮られて,あとはセリフだけだったからね。
4Gamer:
というと,役作りはしにくかったんでしょうか?
石橋さん:
セリフを与えられたときに,大体のキャラクターは掴めましたね。
どういう空間を狙っていて,どういう関係性があるのかもすぐに分かったので,それに合わせて組み立てました。演技については,「自由にやっていい」と任されていたんです。そこでセリフはあまり巻き気味にならない方がいいんじゃないか,と考えたり。
映画だと,自分の演技にすべて責任を持てるんですよ。でも今回は,自分の声に合わせてほかの人が絵を作っていくわけだから,別の意味での責任感が大きかった。そこで,絵を作る人が俺の声を聞いて距離感などのイメージが沸くように演じてみました。
4Gamer:
やはり,普段演じるときとは違いましたか。
石橋さん:
全然違いましたね。
自分の身体を使う演技では,正反対のことをやったり,アドリブを入れたりするんです。それをやることで,役に説得力を持たせられる。しかし今回は,あえて分かりやすくやろう,と。「10やれるところを,3くらいに凝縮して出す」という感じを心がけました。
4Gamer:
セリフに込めた演技は,きちんと映像でも再現されていましたか?
ええ,「たいしたものだな」と思いました。シチュエーションなどが全然分からない状態で演じたのに,声に合わせて表情もうまく作ってもらえて,大変満足しています。まあ,俺が満足っていうのも,ちょっとおかしな話だけどね(笑)。
4Gamer:
演技のしがいがあったという感じですか。
石橋さん:
うん,その通りです。
4Gamer:
ちなみに石橋さんは,以前アニメ「劇場版 カウボーイビバップ 天国の扉」で,コンビニ強盗の「レンジィ」という役で声優の経験がありますよね。そのときと今回とは,また感覚が違ったんでしょうか?
石橋さん:
ええ。そのときは絵があったので,それに合わせて演じたんです。でも今回は,絵がない状態でやったから,どんな形になるのか楽しみでした。
今日ちょっと見せてもらったのですが,「オレって,こういう顔してるんだ」と(笑)。映画で観るのとはちょっと違うので,「なるほどな」と驚くばかりだね。
役者はマゾな部分があるので,知らない世界に連れて行かれる自分を楽しむ
4Gamer:
今回,「龍が如く OF THE END」の出演依頼が来たのは,いつ頃でしょう?
石橋さん:
2010年の5月です。話を聞いて,すぐに「面白いからやってみよう」と思いました。そこから実際の収録が終わるまで,あまり時間がかからなくて。
4Gamer:
ゲームへの出演ということで,何か抵抗感のようなものはなかったんですか?
石橋さん:
役者にとって,こういった新しい世界に連れて行かれるような体験は,決して嫌じゃないんです。役者は意外とマゾヒスティックで,とてつもない世界に連れて行かれることになっても,そういう自分を楽しむ。
だから今回も,「自分の世界で芝居をするけれども,それをどう処理されても文句はいいません」という気持ちがありました。つまりやるかやらないかだけで,やると決めた以上,どういじられてもいい,と。
4Gamer:
今回,石橋さんが出演を決めた最大の理由は何でしょう?
たこ焼き屋のおやっさんで,郷田龍司に慕われているという設定を,最初に見せられたんです。似たようなキャラクターは以前からよくやっているし,世界観も嫌いじゃない。ならば役者として参加して,そこから先は預けます,と。
4Gamer:
出演を決めた時点で,おやっさんの登場するストーリーは決まっていたんですか?
石橋さん:
大まかな構想はあったけど,まだ細かい部分は全然でしたし,キャラクターも大体のイメージだけでしたね。逆にいえば,自分の芝居でキャラクターが決定付けられる。そういうこともあって,少し緊張しました。
4Gamer:
ほかの出演者の話などは聞いていたんですか?
石橋さん:
松方弘樹さんとか,これまでのシリーズに出演してきた方のことは教えてもらいました。今回,誰が出るかについては,そのときはまだ分からなくて,自分のキャラクターのことだけでしたね。
今回は,歓楽街がゾンビに襲われるという荒唐無稽な内容ですが,最初に話を聞いたとき,どう思われましたか?
石橋さん:
新宿をモチーフにした街が舞台だから,こんなに嬉しいことはないです。俺のテリトリーだからね(笑)。ゴジラが東京タワーを壊すのと同じくらい痛快なことじゃないかと思います。
4Gamer:
ちなみに,名越さんと初めて会ったときの印象はいかがでした?
石橋さん:
もう,「龍が如く」のキャラクターそのままじゃない。何の細工をしなくとも,そのまま出られますよね。「自分がやりゃいいじゃないか」と思いましたよ(笑)。
本当に面白い,すごいキャラクターだね。新宿でよく飲んでいるっていうから,「今度,一緒に行きましょう」って話もしましたよ。
4Gamer:
名越さんと一緒に仕事した感想はどうでしたか?
石橋さん:
基本は自由にやらせてもらったのですが,場面場面で「もっとゆっくり」「もっと距離を置いて」という指示を受けました。きっと,自分の中に映像があるんだろうな,ということを強く感じましたね。「だからこそキャスティングしたんです」とも言っていましたよ。
映画監督でいうなら,三池崇史さんをもっと怖くしたようなイメージかな。
4Gamer:
実は,「龍が如く 劇場版」という映画が以前公開されて,その監督は三池さんだったんですよ。
石橋さん:
ああ,そうなんですか!
4Gamer:
その時は,名越さんも悪者の役で出演していましたね。
石橋さん:
へえ,それはピッタリだなあ(笑)。
おやっさんは,名乗られただけで相手の素性を全て察するような男として演じた
4Gamer:
最初に台本を読んだとき,どう感じましたか?
石橋さん:
若い衆の面倒を見ているおやっさんというパターンは,いくつもやって来たので,あまり難しくは考えませんでした。
4Gamer:
公開されている情報では,江戸っ子で頑固ということですが。
石橋さん:
江戸っ子の頑固親父で職人,仕事柄タコを毎日捌くんだけれども,そこには愛情があるというような役どころだね。俺も東京生まれだから,ちょっとべらんめぇ口調を強めるくらいでしたね。
とはいえ,ゲームに出てくるキャラクターには,象徴的なものというか,何かイメージを持たせる必要があるので,ちょっと低めのトーンで含みを持たせたりした方がいいかな,とは考えました。
4Gamer:
おやっさんと郷田はどういった関係なんですか?
石橋さん:
おやっさんは,前の稼業から足を洗って,たこ焼き屋をやっているという設定で,郷田はそれを慕っているという関係です。
4Gamer:
郷田が,自分の身の上をおやっさんに告白するシーンはあるんですか?
それはなかったね。すでに語っているか,もしくはおやっさんが察しているか,どちらかでしょうね。
おやっさんは,眼差しや佇まい,匂いから,相手がどんな人間か察知するような役だと思うんです。いちいち聞かなきゃ分からない男じゃなく,相手が名乗っただけで何をやってきたかが分かるような。
だから俺も,ただのシロウトのたこ焼き屋じゃないという設定で役を作りましたよ。「前は何をやっていたんだろう?」という含みを持たせて。
4Gamer:
郷田には,どういったことを教えるのでしょう?
石橋さん:
たこの殺し方です。「一発で仕留めないと,相手が苦しむ」といったような感じで。一見,残酷なんだけれども,その中でも愛情のあるやり方を教えるんです。それが郷田の内面にどう響いていくのか。まあ,俺もその先はまだ知らないんだけど(笑)。
4Gamer:
演じられた中で,思い出深いシーンを教えてもらえますか?
石橋さん:
うーん,セリフだけだからねえ(笑)。
まずは,タコを一突きで仕留めるシーンだよね。あとは……街の中で郷田を呼び止めて会話するシーンかな。「これは新宿でいえばどこだろう」と思い浮かべながらやっていたので,実際にどこが舞台になるのか楽しみにしています。
4Gamer:
なるほど。セリフだけだから,収録の時には神室町のどこなのか分からなかいんですね。
石橋さん:
たこ焼き屋にしても,店じゃなくて屋台だろうなってイメージしてやりましたよ。アルタ前じゃなくてもうちょっと奥だよな,くらいの感じで。
俺も新宿はよく知っているから,実際のゲームを見たら「えー,こんなところでやらせるの?」ってことになるかもしれないね(笑)。
悪役を演じるには,自分の中の陰の部分をさらけ出す勇気が必要
4Gamer:
今回の収録期間はどのくらいだったんですか?
石橋さん:
顔を撮るのは,スキャナーが2周しただけ。いろいろ説明してもらいましたけど,声の収録は2時間くらいだったかな。
4Gamer:
今回共演するキャスト陣のCGはもう見ましたか?
石橋さん:
宣伝用のものは見せてもらいました。それで初めて知ったんですが,全員が俳優ってわけじゃないんですね。
4Gamer:
前に聞いた話では,俳優だったり声優だったりするのは,キャラクターの設定に合わせてキャスティングするからだそうです。
石橋さん:
ああ,なるほど。
俺は「今回,初めて登場する役です」と聞かされたんですよ。ゲームって主人公だけが生き残ることが多いんですよね? おやっさんも死んじゃうのかな? もしそうなら,ズタズタにしないで一発で仕留めてほしいです(笑)。
4Gamer:
次回作でまたオファーが来たら,出演されますか?
石橋さん:
もちろんです。それに見合う面白さがありますから。まあ,おやっさんが死んでいなければの話だけど。
4Gamer:
おやっさん以外を演じるとしたら,どんな役がいいですか?
石橋さん:
少し強そうな役がいいね。どうせなら,すごい組長役でお願いしたいです。最近はメチャメチャにやられる役が多いんですよ。もう歳が歳なんだからさ,考えてくれって(笑)。
4Gamer:
石橋さんは,いわゆる悪役を演じることが多いように思いますが,やはり悪役を演じるのは楽しいですか?
悪役には物語がありますから。生まれつきの悪はいないんですよ。善から始まって,悪になっていくわけだから,そこにはプロセスが必ずあります。自分自身の経験も含めて,なぜそうなっていくのか,想像力を働かせながらドラマを組み立てていくわけです。
だから演じるというよりは,役を通じて,自分が無意識の中にしまい込んでいる感情や資質を引き出す感じですよね。俺も,どこかのポイントで一歩違うところに踏み込んでいれば,こうなっていたかもしれないというね,ある意味知らなくてもいい卑劣な自分に気づいてしまうかもしれません。
なので悪を演じるのは面白いんだけど,同時に勇気が必要なんです。本当の自分を知ってしまう怖さがありますよね。
4Gamer:
石橋さんが役者を続けている理由はそこにあるんでしょうか?
石橋さん:
そうそう。自分が身を切って晒しているからこそ,皆さんがお金を払ってまでスクリーンを観てくださるわけです。
おやっさんの見せ場は郷田との関係。“男同士の絆”を実感してほしい
4Gamer:
石橋さんは,普段ゲームで遊ぶことはあるんですか?
石橋さん:
以前ゲーム機をもらって,ずっと将棋のソフトを遊んでいたんですが,それが壊れちゃったんです。それで新しくPlayStation 3を買ったんですが,今度は将棋のソフトが見つけられなくて。仕方がないので,映画を観たり音楽を聴いたりするのに使っていました。
このゲームの依頼が来たときも,そういう話をしたんです。そうしたら「将棋も入ってます」といわれて,「本当かよ! ああ,よかった」って(笑)。
4Gamer:
途中で,いろんなミニゲームで遊べるのも「龍が如く」シリーズの特徴ですね。
「将棋ができるところまでたどり着くのが,また大変なんだろう?」と聞いたら,街の中を歩いていって店に入るだけでいい,麻雀なんかもあるっていわれて。いやもう,将棋があるだけで,大変嬉しいです。
今のゲームが遊べない俺は,すごく損していますよ。もうこの歳だから,いろいろ武器を出されても,どう使っていいか分からないんですよ。それでチョイスに時間がかかって,その間に「ババババッ」ってやられちゃう。それで腹が立って,テレビを殴りたくなったり(笑)。
あなた方のような人だと,1日で最後まで行っちゃうんでしょう?
4Gamer:
ストーリーだけ追えばできるかもしれませんが,さすがに1日では難しいかもしれませんね。
石橋さん:
それはどういうこと?
4Gamer:
キャバクラとか寄り道の遊びを一切しないで,ひたすら物語の本筋だけを進めていくんです。
石橋さん:
ああ,なるほど。でも,せっかくいろいろあるのに,もったいない。
4Gamer:
人によっては,時間をかけていろいろ寄り道しながら進めたり,最後まで見てからもう1回最初から始めて寄り道したりと,遊び方はさまざまだと思います。
石橋さん:
一度終わらせたら,飽きちゃわないかな?
4Gamer:
人によりけりだとは思いますが,実際の繁華街と同じように,遊ぼうと思えばいつまででも遊んでいられるんじゃないですかね。例えば,キャバクラ嬢を全員オトそうと思ったら,お店に何度も通わないといけませんし,ゲームだからこその裏カジノがあってギャンブルができたりと。
石橋さん:
へえ……遊ぶのに年齢制限はないの?
4Gamer:
17歳以上推奨のゲームになっています。
石橋さん:
でも,制限されると逆にやりたくなるよね。昔は,親が寝静まったあと,テレビに布団をかぶせて隠しながら深夜番組を見たりしたし(笑)。
4Gamer:
1980年代頃までの若者なら,絶対経験があると思います(笑)。
石橋さん:
俺がもっと若かったら,絶対ハマッてたなあ。まあ俺の場合は,エロス目当てでハマるかもしれないけど(笑)。きっと俺は,ドンパチやらなくていいところにずっと入り浸ってますよ。でもそれじゃあ,おやっさんに会えないか。
4Gamer:
おやっさんは,ストーリーを進めないと出てこないみたいです。
石橋さん:
じゃあ,そこまでマネージャーに進めてもらいます。そしたらマネージャーもキャバクラに入り浸って,「バカヤロー,先に行け!」ってことになったりして(笑)。
4Gamer:
ゲームが発売されたら,石橋さんは「龍が如く OF THE END」の何で遊びたいですか? やはり将棋ですか?
石橋さん:
それもそうですが,早くキャバクラに行ってみたいです(笑)。ちゃんと綺麗な女の子がいるんだろうね?
登場するキャバクラ嬢のうち7人は,オーディションで選ばれた人達を,石橋さんと同じようにスキャンしてCGキャラクターにしています。「4」のときは,ゲーム内の会話が,女の子達のプライベートを反映した内容になっていたので,「OF THE END」でも同じような形になるんじゃないでしょうか。
出演者の中には実際のキャバクラ嬢もいるので,ゲームの中で会った子に,リアルのお店で会えることもあります。
石橋さん:
それは凄いね。ゲームでその子を落としたら,実際にお店に行ったときにも勘違いしちゃいそうだ(笑)。
4Gamer:
聞いた話だと,「『龍が如く』に出てる子いる?」みたいな指名も増えるそうです。もし,石橋さんが新宿でたこ焼き屋を開いたら,「おやっさんの店が本当にある!」って人気になるかもしれません。
石橋さん:
ちょっと交渉してやってみようかな(笑)。
俺もゲームを見れば,新宿でいったらどこに店があるのかは分かるからね。きっと,いい宣伝になるでしょう。
4Gamer:
「龍が如く」シリーズは累計で400万本以上売れていますから,日本全国からたくさんのファンがおやっさんに会いに来ますよ。
石橋さん:
本当に? そうなったら嬉しいな。
それにしても,ゲームの表現が本当にリアルになりましたよね。これがもっと進化するっていうんだから,どんどん役者がいらなくなっちゃいますよ(笑)。
4Gamer:
そうはいっても,おやっさんは一から作ったわけではなく,石橋さんがあってこそのキャラクターですから。
石橋さんは,自ら演じたおやっさんのどこに最も注目して欲しいですか?
郷田との関係ですね。おやっさんも郷田も,お互いに過去に何かあって,そこから真っ当に生きていこうとする人間です。しかし“血は血を呼ぶ”というか,郷田は自身が望まない世界に引き戻されていき,おやっさんはそこに自分の姿を重ねます。
それにどう対処して,最終的にどういう未来に向かうのか。極道と呼ばれる人も,最初からそうだったわけではなく,もともとは真っ当な人間だったわけです。むしろ真っ当すぎるがゆえに,極道になったという部分もあります。
おやっさんと郷田の関係から悲しみも生まれるでしょうが,そういった“男同士の絆”を見てもらえるといいかなと思いますね。
4Gamer:
最後になりますが,「龍が如く OF THE END」に期待する読者に向けて,メッセージをお願いします。
このゲームには,これからどう生きていけばいいのか,人間同士の絆とは何か,世の中にどう対処すればいいのか,そして勇気を持って切り捨てなければならないものとは何かという数多くの問いかけが詰め込まれています。
そういった要素をストーリーから汲み取ることができれば,ゲームを終えたときに成長を実感できたり,一歩踏み出す勇気をもらえたりするんじゃないでしょうか。
そう思ってもらえたら大成功です。
4Gamer:
ありがとうございました。
インタビュー前に4Gamerがゲーム情報サイトだと説明したところ,「逆に俺がインタビューしたいくらいだよ」と興味深々だった石橋さん。さすが,さまざまな役柄を演じてきたベテラン俳優だけあって,好奇心旺盛なのだなあと感心していたら,途中から「龍が如く」について逆に質問される展開となってしまった。
インタビュアーとしてはどうかという部分はあるが,ゲームにあまり接点のない人達をも巻き込む「龍が如く」シリーズの魅力を,あらためて説明できるかなと思い,今回はあえて,そのままの形で記事にしてみた。
ともあれ,このインタビューから,石橋さんの役作りや演技にかける情熱を読み取ってもらえる内容になっていると思う。「龍が如く OF THE END」をプレイする際には,ぜひ石橋さんの言葉を思い出してもらえれば幸いだ。
「龍が如く OF THE END」公式サイト
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